任天堂は本日３月７日、都内・Ｚｅｐｐ Tokyoにて「ゲームボーイアドバンス プロダクト発表会」を開催、３月21日発売のゲームボーイアドバンス（ＧＢＡ）のタイトルラインナップ及び、ＧＢＡ販売戦略を披露した。
　ＧＢＡは、発売11年目にして全世界累計販売台数１億台を突破したゲームボーイ（ＧＢ）と互換性を持つだけに、ユーザーはもちろんゲーム業界から大きな注目を集めている。
　しかし任天堂は、ＧＢＡを単なるＧＢの後継機として捉えてはいないようだ。同社副社長・浅田篤氏は語る。「開発コストの拡大によるビジネスリスクの増加、そしてユーザーの「ゲーム離れ」という問題を抱えた、「冬の時代」と揶揄されるゲーム業界の現状を打破するための任天堂の解答として、GBAは誕生した」と。
　ＧＢＡはＧＢ以上の性能を持つことで、コンテンツの開発は広がるだけでなく、スーパーファミコン並の開発コストで済むため、他のコンシューマ・ハードに比べて開発コストを軽減することができる。
　また、「１カートリッジで最大４人同時対戦可能」、「モバイルアダプタＧＢを使った携帯電話との接続」といった、GBAを介した新たな「他者とのコミュニケーションによる新しい遊びのスタイル」を提案することで、浅田氏が語る「ユーザーのゲーム離れ」という流れを変える可能性も期待できそうだ。
　
　この任天堂の解答＝ＧＢＡに、多くのソフトメーカーが注目・賛同したことは、25本（下表参照）という本体同時発売ソフトの多さが物語っているはずだ。

　なおＧＢＡは、３月21日の日本に続き、６月11日（99.95ドル）には米国で発売する計画だ（欧州・豪州でも米国と同日発売を予定）。
　気になる今後のＧＢＡタイトルについては、ＧＢＡならではの要素を加えた『メトロイド』『マリオ』『ポケモン』（『ポケモン』については別ニュース参照）といった同社の強力タイトルが控えているという。

■ＧＢＡ同時発売ソフト一覧

■任天堂ＧＢＡ用ソフト発売スケジュール

■関連サイト
任天堂ホームページ
http://www.nintendo.co.jp/