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ネタばれあり感想:アニメ『ザ・ファブル』3話。全裸のアキラがポロリしそうで怖い――。デートに誘われた洋子の高橋への評価は胸に刺さる――

文:電撃オンライン

公開日時:

 TVアニメ『ザ・ファブル』の第3話“鬼ごっこ”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ザ・ファブル』第3話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。


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アキラがポロリしそうでドキドキする……。 アニメ『ザ・ファブル』3話感想


 “ファブル”と呼ばれる伝説の殺し屋が、1年間、誰も殺さずに一般人として大阪で暮らす姿を描く『ザ・ファブル』。アニメ版は『装甲騎兵ボトムズ』で知られる髙橋良輔さんが監督を務めます。

 今回の第3話はファブルこと明(アキラ)の自宅シーンが多かったですが、アキラは家だと服を着ないので全裸のシーンばかりでしたね。アキラがいつも浴槽で寝ているのは、ベットに人が寝ているように見せかけてる描写があり暗殺者が侵入したときの備えだと察することができるのですが、全裸の理由はよく分からないんですよね。何者かに襲われたときに全裸のほうが有利なのか、“普通”というものが分からないので全裸で過ごしているのか、謎ですね。


 アニメでは全裸のアキラの大事なところが映らないようにアングルを工夫したり、部屋にあるもので隠したりと、かなり工夫されていました。モザイクで隠すことはしないというアニメスタッフのこだわりを感じることができましたね。ただ、当然ながら原作コミックと違ってアニメはアキラが動き回るので、彼が移動するたびにポロリしてしまうのではないかという緊張感がありました。

 そんなアキラですが、今回はボスからの命令でペットを飼うことになります。ペットのことよりもジャッカル富岡のスタンプが送られてきたことに動揺するアキラがおもしろかったですね。テレビのCMでジャッカル富岡が除菌剤を紹介しているところを見て、その除菌剤を買おうとしていましたし、どれだけ彼のことが好きなのでしょうか。

 ただ、ジャッカル富岡は人間らしくないアキラが唯一、心の底から笑う姿を見せる存在なのでとても貴重ですね。アキラ以外の人が見てもおもしろくないであろうジャッカル富岡ですが、アニメ版は福島潤さんが全力で演じていて、普通に笑ってしまうぐらいおもしろくなってしまっていてズルいなと。

 ペットショップでは高橋が連れてきたヤンキーたちがふたたび登場。彼らの尾行に気付いたアキラはわざと彼らに見つかったフリをして鬼ごっこを楽しみますが、アキラのわざとらしい芝居は笑ってしまいましたね。ただ、橋から飛び降りるアキラは一連の動作がアニメになったことでかなり格好良くなっていました。同じアングルのワンカットで彼の超人的な肉体が表現されているので、ぜひアニメでチェックしてみて欲しいです。


 追っ手をまいたアキラはインコを飼うことに。名前を決めるために最近聴いた言葉のボスやヤクザ、クミチョーといった単語をインコに投げかけます。どれも物騒で嫌だなぁ。インコはカシラという言葉に反応し、カシラという名前に決まりますが、次のカットで高橋が海老原を“若頭(カシラ)”と呼ぶところが対比になっていてうまかったですね。

 海老原に洋子が気になるならデートに誘うように誘われた高橋は思い切って彼女を誘います。大人の対応で焼肉に連れて行ってもらったことをよろこぶ洋子ですが、心のなかで食べ放題三千円コースであることにツッコミを入れます。あきらかに甲斐性が無い高橋が悪いのですが、うれしそうな彼を見ているとなんだか居たたまれない気持ちに……。がんばれ、高橋!


 さて、次回は海老原からの命令でアキラが元レスラーの犯罪者を始末することに。殺しをしない普通の生活を目指すアキラがこの戦いでどのような立ち回りをするのか楽しみに待ちましょう!

カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。




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