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2009年8月13日(木)

【経営者は語る 第1回】なぜ今ブラウザゲーが注目を集めるのか――SeedC社長インタビュー

文:電撃オンライン

●今後はコンテンツのさらなる充実に注力、自社開発タイトルも年内にお目見え

『SeedCインタビュー』

――現在のところ『Khan Wars』『FREEDOM RESIST』『KnightFight』という3本立てですが、今後の『Webゲー』の展開やコンテンツ追加についてお聞きできますか。

崔:先ほどお話しましたとおり、ブラウザゲームの魅力は簡単に、時間をそれほど取らず、気軽にプレイできることですから、これに伴って提供するタイトルの数も増やそうと思っています。10月を皮切りに、だいたい来年の3月末までの間に2週間に1本のペースで、新コンテンツを追加していく予定です。

――2週間に1本というのは、かなりのハイペースだと思いますが……。

崔:日本のブラウザゲームは、市場を開拓するという時期にあると思います。ですので、弊社が先頭に立って市場のためにも、ユーザーのためにも、ブラウザゲームというものを盛り上げて行きたいなと。2週間に1本のペースで全体で20作品くらい、で間違いないですよね?

山田:あー……は、はい。間違いないです。はい。やります(笑)

斧:大量の契約書と戦っております。

――個人的には、ブラウザゲームは他のネットゲームと違い、ある程度まで何本か同時に進行させられると感じています。タイトルが多いというのは、それだけ選択肢も多くて、ユーザーとしては嬉しい限りですね。

崔:9月まではストラテジー中心の展開になりますが、10月からはスポーツ系や経営シミュレーション、ブラウザ上で動くFPSといったように、バリエーションを増やしていきます年末ごろには、だいたい考えられる種類のブラウザゲームが、ほぼそろっているサイトになる予定です。

――『Webゲー』に行けば、世界中のブラウザゲームが日本語で遊べるようになるというわけですね。

崔:その通りです。ただ、どんなゲームをどのようにサービスしていくかというのも、課題の一つです。現在ブラウザゲームを主に開発しているのはヨーロッパと中国で、これがまた日本とはだいぶニュアンスの違うゲームになっています。

──今伺った2週間に1本のペースで追加される予定のコンテンツというのは、やはり基本的には海外でサービスされているタイトルを、ローカライズしていくということでしょうか?

崔:いえ、少し先の話をしますと12月末と、3月末に自社開発のタイトルをリリースする予定でいます。

――ついに日本オリジナルのブラウザゲームが登場するんですね! それはぜひ、もっと詳しいことをお聞きしたいです。

崔:ではそちらは、開発をしている人に任せます。

『SeedCインタビュー』 『SeedCインタビュー』 『SeedCインタビュー』
▲西暦3000年、地球外生命体の侵略に人類は滅亡の危機に瀕した……という世界観をベースに、プレイヤーが「光の解放軍」と「闇の侵略軍」の勢力に分かれて戦う『FREEDOM RESIS』。

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