2008年8月20日(水)
PC版をプレイした人間にとってもっとも気になる点、それは“PS2になって一体何が変わったのか”だと思います。そんな人たちのために、ここではその変更点について書いていこうかと思います。「PC版? 何それ? おいしいの?」という方はマウスホイールをスクロールしちゃってください……すいません、やっぱり読んでください。
最近、“シナリオを一新!”とかいうキャッチコピーをよく目にします。うれしい反面「シナリオ変えちゃって大丈夫?」と心配してしまうのは僕だけではないでしょう。実際そういった作品をプレイして「あちゃー、やっちゃった……」となることもしばしば。しかし! 今作に限ってはその心配は無用です。何も考えず買っちゃってOK!!
その理由というのも、PC版でシナリオを担当していた健速さんが、PS2版でもシナリオを書いているからです。そしてもう1つ、かの有名な中澤工さんがPS2版ディレクターとして参加しているのですよ! 中澤工さんを知らないという方はgoogle先生なりwikipediaなりで(略)。まぁ、AVG好きで中澤工さんを知らない方はいないでしょう……たぶん。
僕がとやかく言うより、実際に本作の内容を見てもらったほうがわかりやすいと思うので、シナリオ変更部分の一例を以下でお見せしていきます。体験版をすでにプレイ済みな方は、特に目新しいシーンはありませんので、次にいってみよう!
PC版をプレイして誰もが思ったであろうこと、それは「パッケージを飾っているのに“麗佳たん”のルートがないじゃん!」だと思います。しかしPS2版では、“麗佳”だけではなく“渚”ルートも追加されています。金髪+ツインテール……と誰がどう見てもツンデレな“麗佳”さん。PC版ではツンのみでデレがなかった彼女ですが、PS2版では“これでもか!”というくらいデレてくれるのでファンは必見です!!
▲こちらは麗佳ルートに行かなかった場合の彼女。見事にヤンでます、とても怖いです。 | ▲初めは警戒している麗佳さんですが、だんだんと総一くんを想ってくれるようになります……麗佳は俺の嫁! |
PS2版での大きな追加としてもう1つ。それが“BET”システムです。“BET”システムとは、“ゲーム”に参加する総一たち“プレイヤー”の生死を予測し、誰が生き残るかを賭けるシステムです。“本作をプレイするプレイヤー”は、初めに100枚の“チップ”を持っていて、各“プレイヤー”に10枚単位で賭けることができます。“プレイヤー”にはそれぞれ“オッズ(配当率)”があり、当てればそれに従った“チップ”を獲得できる……というわけですね。当然、賭ける対象が生き残る確立が高そうな場合、オッズはグンと下がります。逆に、到底生き残れそうにない人物の場合は上がります。
獲得した“チップ”は、ゲームクリア後“ゴールド”に交換され、特典CGやボイスなどと交換することが可能です。特典CGやボイスはどれも貴重なものばかりなので、高配当の“プレイヤー”に賭けてみるのもいいでしょう。
▲こちらが“BET”画面。ちゃんとチュートリアルをしてくれので安心。ちなみに、賭けるか賭けないかはあなたの自由です。 |
▲賭けに勝てば“チップ”がもらえ“ゴールド”と交換。しかし、負ければチップは没収。所持チップが0となった場合は、その場でゲームオーバーとなります。余程の自身がない限り、チップを残して賭けるのが賢い選択ですね。 |
▲“ゴールド”と交換できるものの中には、声優さんたちのNGボイス集など、普段なかなか聞くことのできないものもあります。(ちなみにPC版にもNGボイス集はあります。) |
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