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2010年6月4日(金)

OBT開始後も順調な滑り出しを見せる『ドラゴンネスト』運営インタビュー

文:電撃オンライン

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■今までのMORPGには見られない重厚なストーリーと細かい設定が魅力

──ストーリーの分岐とかはあるのでしょうか。また、本編のストーリーは現状で全体の何%ぐらい明らかになってるのでしょう?。

山縣氏:メインシナリオは、まだ全然序盤のほうです。ストーリーの分岐も今後もしかしたら、あるかもしれないですね(笑)。

──韓国産のオンラインゲーム、特にMMORPGではあまりシナリオに重点を置かずにコンテンツを追加していき、設定に食い違いが生まれているタイトルをよく見かけます。日本側でオリジナルのストーリーを後から組みなおしたり。その点について『ドラゴンネスト』ではどう対処されているのでしょうか。

『ドラゴンネスト』

杉浦氏:韓国側でストーリーは作っているのですが、日本側で随時監修が入っていますので、それほどズレはないと思っています。

山縣氏:『ドラゴンネスト』の場合は、我々も驚いたのですが、一つ一つの設定がとても細かく決まっていたのです。例えば、このゴブリンは何百年か前にどういう動物が、このような影響を受けてなったもので、さらにそれらのモンスターはこういう社会形態を持っており、このテリトリーに暮らしていると。そういったものが、最初からしっかりと決まっていて、ストーリーのプランナーたちも、それをすべて把握しているのです。そのため、ストーリー上のズレや矛盾などは、そうそう出てこないと思います。

──設定資料を一度拝見したいですね、それは。ところでOBT以降のアップデートの展望について、お話できる範囲で構いませんので教えてください。

杉浦氏:6月9日から、アバターを除いた有料アイテムの販売を開始します。そして6月24日に大型アップデートが入る予定です。大型アップデートでは、レベルキャップを24から32に上げて、新しい街“セントヘイブン”が追加されます。

山縣氏:セントヘイブンは今までの牧歌的な拠点と異なり、ファンタジー色の強い城下町です。かなり広いマップで、クエストも32レベルまで開放しダンジョンも大幅に追加しています。各職業のスキルも増えていますので、楽しめるコンテンツをご用意できると思います。

──他のMMOタイトルですと、レベル上昇とともに拠点が次の街に移り、結果として最初の街がゴーストタウン化することがあります。『ドラゴンネスト』では、そのあたりの対処はなされているのでしょうか。

杉浦氏:サブクエストで、前の街に戻ることがあります。またダンジョン自体の仕組みとして、1つの入り口に複数のダンジョンが連なっている形になっているのですが、ダンジョンは既存の街にもこれからどんどん増えていきます。最初の街も、高いレベル帯のダンジョンを近くに設けることで、上級プレイヤーが自然とその街に戻るようにはしています。

『ドラゴンネスト』 『ドラゴンネスト』
『ドラゴンネスト』 『ドラゴンネスト』
▲6月24日実装予定の新たな街“セントヘイブン”

──街から街へと移動できる手段はあるのでしょうか。これからマップが拡張されていくと、仲間と会うにも移動が大変なんてことになりそうですが。

山縣氏:一応、考えてはいます。また高レベルプレイヤーが初・中級レベルのプレイヤーと、コミュニケーションをとれる仕組みというのを、開発会社を含めて検討しています。

──ところで、ちょっと聞きづらい質問ですが韓国ではネクソンが持っている『ドラゴンネスト』の権利を、国内ではNHN Japanが担当することになった経緯をお聞かせ頂けないでしょうか。

小山善紀氏(PR担当):我々は、このプロジェクトに携わって2年が経過しましたが、杉浦も山縣も、出会った時から『ドラゴンネスト』に惚れこんでいました。最終的にパートナーを選ぶのは開発会社ですので、それについては先方の判断になりますが、しいて言えば、杉浦も山縣もオンラインゲームの運営において十分な経験があります。そしてこの2人のぜひ『ドラゴンネスト』をやらせてほしいという熱意が、開発会社に通じたのではないでしょうか。

──なるほど。では『ドラゴンネスト』のプロモーションとして、どのような展開をお考えでしょうか。

小山氏:まだ未確定ではありますが、夏に向けてファーストフードのチェーン店関連でコラボレーションを行う予定です。これは関東だけではなく、おそらく全国展開になると思います。また、それ以外にも様々な施策を検討中です。

杉浦氏:あとは、発表会でも来ていただいたGACKTさんのPVなのですが、発表会でお見せしたホワイトバージョン以外に、もう少ししたらブラックバージョンのほうもお見せできると思います。

杉浦氏:発表会でも少しだけ触れましたが、3Dのボイスチャットにも『ドラゴンネスト』を対応できるようにしています。つまり、映像も音も3Dになると。現在のところ、両方対応できるのは、『ドラゴンネスト』だけです。

『ドラゴンネスト』 『ドラゴンネスト』

──それでは最後に『ドラゴンネスト』のプレイヤー、そして電撃オンラインの読者に向けてメッセージをお願いします。

杉浦氏:すでにOBTが始まっていると思いますが、『ドラゴンネスト』は幅広いプレイヤー層に楽しんでもらえるタイトルです。ID不要でどなたでもプレイできる体験版もありますので、まずそれをプレイしていただき、気に入ってもらえたらぜひ本編も遊んでほしいです。またコンシューマゲーム好きの人にも、十分通用するようなゲームだと思っていますので、よろしくお願い致します。

山縣氏:OBT後、6月9日には正式サービスと有料アイテムの販売が始まります。今作が初めてのオンラインゲームになる人でも、安心して楽しんでもらえるようにコンテンツ等をドンドン開発していきますので、この機会に『ドラゴンネスト』プレイしていただきたいですね。これからも、アップデートやイベントが盛りだくさんで、『ドラゴンネスト』を盛り上げていきますので、どうぞよろしくしくお願い致します。

──本日はありがとうございました。

Published by NHN Japan Corporation (C)EYEDENTITY GAMES Inc. All Rights Reserved.

データ

▼『ドラゴンネスト』
■運営:NHN Japan
■開発:EYEDENTITY GAMES
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/7/Vista)
■ジャンル:ACT(オンライン専用)
■サービス開始日:未定
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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