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2011年12月19日(月)

アクションの進化でプレイがより爽快に! 『無双OROCHI2』の序盤をいち早くプレイ

文:kbj

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●後悔は先に立たないからこそやり直したくなる! シナリオ展開がアツい!!

 前作は、『真・三國無双』シリーズと『戦国無双』シリーズのキャラが競演するメインストーリーでした。王道の作りといえばそうですが、ありきたりという見方ができたのも事実。

 本作は、その1つになった世界で続いていた乱の最中に、突如として妖蛇が登場したところからスタート。すでに多数いた無双武将の多くが倒れています。残ったメンバーが突撃するも、壊滅的なダメージを受けて絶滅。まさに絶望なところに、“時を渡る”という特別な力を持った“かぐや”が現れます。

 まさか、本作は“時をかける武将”!?

 その読みは遠からずというところで、武将は過去の戦いに戻って、味方武将を救い、再び妖蛇に挑むというストーリーが展開します。正直、これまでの『無双』シリーズにはないハジけ具合がいいです。

 妖蛇との最終決戦から撤退した武将たちが、かぐやの力を借りて最初に向かう過去の戦場が“夷陵の戦い”です。本来は、馬超の従弟である馬岱が戦死したのですが、馬超は自分をかばって犠牲となった馬岱を救おうとします。

 敵兵を倒しながら進んでいくと、馬岱と合流。逃がしたはずの馬超が戻ってきたことに、困惑を隠せないようです。合流していたホウ徳らと力をあわせて、敵陣を駆け抜けます。

『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』

 しかし、妖魔の進行を食い止めていた老将・黄忠が討ち死に。戦いには勝ったものの、現状の力では救えない仲間がいることも。

『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』

 ここで再度活用することになるのが、かぐやの能力。さらに過去に戻り、門を破壊できる投石車を探せれば、黄忠も救うことができるかもしれない! このように、1つの戦場の中にいくつかのドラマが用意され、カギとなるステージをクリアしたり、仲間を増やしたりすることで、新たな物語が展開します。

『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』
▲仲間の発言から、戦場が増え、それをクリアすることで、新たな展開が切り開けます。今度は黄忠を救えるか!?
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▲コラボキャラのジャンヌ・ダルクを救うために、雑賀孫市が犠牲に! 美女の前で格好つけるから!!
『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』
▲普通のステージも、まがまがしいものになっているのですが、コラボステージの雰囲気もまた独特。ただ、プレイしているとそこまで違和感はありませんでした。
『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』
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▲ストーリーにもからんでくるコラボキャラたち。これまでとは異なる展開となるので、見ていてワクワクします。

 文章で読むと少しわかりにくいかもしれませんが、自分のプレイで物語が、いや、歴史が変化していくわけです。さらに他の場所での物語も同時に進行するため、先が気になり、止め時がわからず、朝になり、会社に住み着くことになるわけです。“アクションが爽快+物語の先が気になる=止められなくて会社に泊まる”という方程式が成立。今日も朝日を浴びながら、出勤してくるサラリーマンとすれ違いつつ帰宅です。

『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』
『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』
▲個人的には、ステージ中や陣地でのやりとりが好き。史実では敵同士だったキャラとの会話や、時代を越えた展開といった、本作だからこそできるやりとりが満載です。

●『TREASURE BOX』購入を考えるほどの出来栄え

 本作ではアクションが途切れにくくなったため、何も考えずに連打しているだけの単純なプレイもできます。ただ、軽く考えながらアクションをしていると、いつも以上に爽快な気分を味わえるようになっていて、気持ちいいです。

 また物語が変化する際に、同じステージをプレイするのが嫌という人もいるかもしれませんが、そもそもキャラクターを育成する時には効率よく稼げるステージをプレイしませんか? 今回は、物語を楽しみながら育てることができるようになっている点もいいです。

 他にも、ステージをカスタマイズできる“無双の戦場”というモードがあります。しかしこのモードは、ステージをクリアした時に入るパーツが多くあった方がおもしろいのと、物語を進めることに夢中でプレイする余裕がないため、発売後、しかもストーリーをクリアした後に進めることになりそうです。変更できる項目はかなり多くて、時間はかかりそうですが、こだわって作ると楽しそう。

『無双OROCHI2』 『無双OROCHI2』
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▲ストック経験値の振分や武器錬成など、使いやすかったシステムは健在。さらに、入手した“福引き券”を使うと、ランダムで武器が入るという新要素も!

 最後になりますが、グラフィックはやはりキレイ。シリーズの中で、もっとも最近に発売された『無双OROCHI Z』は、グラフィックがよくなっているのですが、PS2のソフトをベースにしているため、敵の表示数はすごいもののグラフィックの美しさはそこそこ。本作では、美麗な画像で存分に一騎当千を楽しめます。というか、これまでのスクリーンショットにもあるように、あっという間に撃破数が1,000どころか2,000にいくほどです。

 久々に『TREASURE BOX』購入を考えるほどのデキな『無双OROCHI2』。120人以上の武将が登場し、やりこみ要素も豊富なので、冬休みに遊ぶソフトを探している人は注目してみては?(誰でチームを組むかが今から楽しみなkbj)

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