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2012年4月9日(月)

MMORPG『魔導学院エスペランサ』オープンベータ開始まであとわずか! 運営チームのプロデューサーに直撃取材!!

文:電撃オンライン

 崑崙日本が運営する新作PC用オンラインRPG『魔導学院エスペランサ』のプロデュサーインタビューをお贈りする。

 剣と魔法が存在するファンタジー世界で、3つの魔導学院を舞台に学院生活を楽しみながら冒険を繰り広げていく『魔導学院エスペランサ』。3月22日~29日にかけてクローズドベータテスト(CBT)が行われ、明日4月10日からのオープンベータテスト(OBT)にもすでに多数のユーザーが参加登録している、今春注目の新作MMORPGだ。

 今回は、CBTにも参加していた声優の尾高もえみちゃんが、運営チームのプロデューサー・駒形重紀さんにインタビューを敢行! プレイした感想を交えつつ、開発の立ち上げからOBT以降の展開まで、余すことなくお話を伺った。なおインタビューは3月30日に収録されたもので、実際のOBTの内容とは異なる可能性がある。

『魔導学院エスペランサ』 『魔導学院エスペランサ』
▲取材に応じてくれたのは、プレイレポートでもお世話になったプロデューサーの駒形重紀さん。▲ゲームが大好きな声優の尾高もえみちゃん。CBTをプレイしてから本作にハマリ中。

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■日本人向けにローカライズされて生まれた『魔導学院エスペランサ』

――体験レポートに引き続き、今回もよろしくお願いします! それでは最初に、本作の開発がスタートした経緯を教えてください。

 もともと弊社は、中国市場でブラウザゲームを中心に運営していて、日本での本格的なサービスは去年の春くらいから始めました。これまでは日本でもブラウザゲーム主体だったのですが、日本で大ヒットしているのはサーバクライアント型のMMORPGが多いということで、チャレンジしてみようと。

 弊社にはいろいろなタイトルがありますが、サーバクライアント型のゲームは開発していなかったので、さまざまな開発会社と連絡を取りつつゲームを探しました。その流れの中で、台湾を中心に運営されている『希望之光Online』にご縁がありまして。アクション系のタイトルが増えている昨今、クリック型のオーソドックスなゲームを遊びたいという人も多いのではないかと思い、本作の制作に踏み出しました。

――日本向けのローカライズにあたってイラストを一新したと聞きましたが、どういった理由で変えられたのですか?

 日本版のコンセプトに、学院要素を強くするというのがあります。台湾版にもゲームシステムとして学院があるのですが、イメージイラストが学院よりもファンタジー色を重視したイラストでして……。日本で運営するにあたって、それをそのまま持ってきても特徴が出ないと思い、イラストを一新しました。

 また、日本で学院といえば制服が重要だと思い、イメージカラーの異なる3つの学院を用意して、それぞれに合ったイラストを日本のイラストレーターの方に描いてもらっています。ちなみに台湾版では5つの学院がありますが、日本版ではユーザーの分散を防ぐために3つにしています。イメージカラーは、3色だと赤、青、緑が日本人になじみがやすいかなと。信号の赤、青、黄色の3色も考えたのですが、黄色の制服ってあまりないかなと思って(笑)。

『魔導学院エスペランサ』 『魔導学院エスペランサ』 『魔導学院エスペランサ』

――たしかに、黄色の制服は珍しいですね(笑)。でも、イラストはとってもカワイイですよね! イラストやゲームをプレイした雰囲気から、とくに女性のユーザーを意識しているように感じました。

 そうですね。全体のシステムがライトユーザー、カジュアルユーザーに向けて設計していますので、キャラクターが4頭身、5頭身くらいの愛らしいデザインになっています。全体の世界観と合わせて、かっこよさよりも、かわいさを重視しています。

――キャラクターだけでなく、モンスターもとってもキュートですよね♪ 

 ありがとうございます。CBTでは、特に序盤で登場した大根型のモンスターが人気でしたね。このモンスターを倒すクエストがあるのですが、狩り場が混雑しちゃって “野菜オンライン”と言われたりもしました……。実は、このモンスターにはオスとメスの区別があって、持っているものが微妙に違ったりします。ランドセルを背負っていたり、頭にバラを付けていたりとか(笑)。

『魔導学院エスペランサ』 『魔導学院エスペランサ』

――遊び心がありますよね! 私も初めて見た時にビックリしました(笑)。本作はストーリーも壮大ですが、何かモチーフになったものはありますか?

 直接参考にしたものはないと聞いています。ただ、魔法文明が栄えたファンタジー世界ということで、いろいろなファンタジー物の影響は受けているそうです

――ストーリーといえば、キーワードとして出てくる“ヴァルドゥーラ教”が気になるところですが、そもそもヴァルドゥーラ教って何ですかっ!?

 ヴァルドゥーラ教は世界を掌握しようと暗躍する組織です。この世界に住んでいる人たちは、別の世界から移住してきたのですが、以前暮らしていた世界は“魔王ヴァルドゥーラ”によって壊滅させられています。ヴァルドゥーラ教は、その“魔王ヴァルドゥーラ”を復活させて、世界を掌握しようとしているのですよ。レベルが上がっていくと、クエストなどでヴァルドゥーラ教の幹部などが登場します。

――それは楽しみです♪ 個人的には、学院が今後どのようになっていくのかも気になります!

 今のところは、ランキングシステムなど個人向けのものが中心なのですが、今後は学院同士で競い合うイベントを実装する予定です。例えばPvPなどをして、そこで活躍すると学院のポイントになり、そのポイントを1週間ごとに集計します。そして、最もポイントが高い学院には、所属している生徒(ユーザー)全員にご褒美を与えるといったものですね。

 レベルが低かったりゲームがうまくなくても、何かしら参加することで学院のためになるシステムも考えています。こういったイベントを通して、学院のために頑張ろうという仲間意識が芽生えてくれるとうれしいですね。

――おぉ~、対抗戦みたいな感じですか! ちなみに、学院ごとに特色などの実装は考えていますか。

 当初の予定では、「学院の城壁のグラフィックをイメージカラーに変えよう」という意見もありました。ただ、かなりの労力が必要だったので、そこに手を加えるならアバターアイテムの種類を増やそうと思い、実装はしていません。現段階では、学院ごとに特色付けの予定はないですね。他の作業を優先するようにしています。

――確かにアバターの種類が増えるほうがうれしいかも(笑)。となると制服のバリエーションも増えたり……?

 もちろん増えますよ(笑)。実装するのはOBT以降になりますが、イメージイラストの制服をそのまま実装することを予定しています。レベル18のときにクエストでもらえる制服が一般生徒のものだとしたら、こちらはエリート用のものになりますね。有料ではなく、ゲーム内で頑張れば誰でも入手できるものにしようと考えています。

『魔導学院エスペランサ』
▲こちらが現場で入手したイメージイラストの制服。イラストレーターさんが描いた制服を「細部まで作りこむ」とのことなので、乞うご期待!!

――(イラストをじっくりと眺めながら)スカートの色が違ったり、微妙にデザインが違うんですね。あ、ちゃんと絶対領域がある!

 そうですね(笑)。それとユーザーからの意見として、夏服の制服やジャージが欲しいとか、いろいろな要望をいただいています。学院が舞台なので、学生生活にちなんだ服装はどんどん実装していきたいですね。ブルマやスク水を実装してほしいという意見も多く寄せられまして、水着関連に関しては夏になったらどうにかしないと……と思っています。他の要望としては、声がないのは寂しいという意見もありました。

――あ、でもOBTからは声を選べるのですよね!?

 はい。男性キャラクター、女性キャラクターともに、5人の声優さんたちから好きな声を選んでプレイできます。もちろん、戦闘スタイルに関係なく選べますよ。

『魔導学院エスペランサ』 『魔導学院エスペランサ』 『魔導学院エスペランサ』 『魔導学院エスペランサ』
▲左から、男子生徒のCVを担当する下野紘さん、潘めぐみさん、阿部敦さん、羽多野渉さん。
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▲男子生徒のCVを担当する内山昂輝さんと、女子生徒のCVを担当する早見沙織さん、金元寿子さん、日高里菜さん。
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▲女子生徒のCVを担当する沖佳苗さん、井口 裕香さん。

――本当に豪華なキャストですね! どなたの声を選ぶか迷っちゃいますよ~。

 キャスティングは大変でしたが、旬な方をそろえることができました。潘めぐみさんのボイスだとわんぱく系、下野紘さんだとおちゃらけたタイプ、早見沙織さんだと優等生の委員長タイプなど、声優さんによっていろいろなキャラクターになっているので、ボイスを視聴して選んでみてください!

――私も声を当ててみたいなぁ~(チラッ)。

 あはは、考えておきますね(笑)。そういえば、一部のモンスターもしゃべりますが、今は香港語になっていたりします。日本人には聞きなれない言葉なので、モンスターっぽくて違和感がないかなと思いましたが、「あれは何語ですか」という質問がきまして……。今後は調整しないといけないな、と思っています。

 ちなみに一番にボイスを変更したいのが、アドバンスマップの“図書館旧館”に出現するボスのミリーという、女性型の火の精霊です。まだ検討中ですが、セクシー系が理想かなと思っています。

※ミリーのSSをご用意いただけますでしょうか?

『魔導学院エスペランサ』
▲レベル28から探索できるアドバンスマップに出現するボス、ミリー。今は香港語を話すが、今後は日本語を話すようになるかも!?

→次のページではシステムについて質問!(2ページ目へ)

(C) Lager Network Technologies Inc. All rights reserved
(C) Kunlun Japan co.,Ltd All rights reserved.

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データ

▼『魔導学院エスペランサ』
■メーカー:崑崙日本
■開発:Lager Network Technologies
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始時期:2012年春予定
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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