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2012年6月28日(木)

『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』土屋暁ディレクターが電撃オンライン読者の質問に答えます!

文:電撃オンライン

●『シェルノサージュ』の世界観について

――『シェルノサージュ』だけでなく“サージュコンチェルト”として展開していくとのことですが、ゲームとして展開していくのでしょうか? その場合、次のハードやゲームジャンルは決まっていますか?(aiph)

 サージュコンチェルトという“世界”は、もちろんゲームでの展開も視野に入れていますし、その他さまざまなメディアでの展開を視野にいれたものです。では、他のゲームなどの“シリーズ”という定義との違いは何かと言いますと、サージュコンチェルトでは、それと“承認された”すべてのメディアで表現される全事実、全事象は、世界シェル(イオンたちの住む宇宙)のアカシックレコード(全宇宙の記録が詰まった記憶装置)に収まっている正史であると認定されているということなのです。

 すなわち、例えば『シェルノサージュ』で起きているすべてのことは、後に出るかも知れない他ハードのゲームであったり、例えばコミックや小説、そしてドラマCDやアニメなどといった媒体すべてにおいて、相互に関連性があり、1つの世界の同じ時空間の中に存在する“生きた歴史”であるということなのです。(※注:これらの(アニメなどの)メディアミックスは、展開する予定があるものを列挙しているわけではありません。あくまで参考例です)

『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』

――メインシナリオ以外の外伝計画などはあるのでしょうか? 気が早いですが、とても気になります。(ねこねこにゃんにゃん)

 1つ上の質問と似たような回答になりますが、さまざまなメディアから、さまざまな切り口で“サージュコンチェルト”の世界を表現したものを、今後もいろいろとリリースしていきたいと考えております。それを支えるのは、皆様が楽しみにしてくれているという“想い”です。ぜひ皆さんと、末永くサージュコンチェルトの世界を盛り上げていきたいと考えております。

――『シェルノサージュ』は、育成シミュレーションや『アルトネリコ』のようなRPGとして発売される予定はないですか?(銀太郎)

 『シェルノサージュ』は、イオンの目を通して、イオンの記憶からシェルの世界(イオンの住む世界)を垣間見るコミュニケーションツールです。ですが、“サージュコンチェルト”というシリーズの枠組みとして見た場合は、違うシステム(例えばRPGなど)による、違う視点からの作品となるでしょう。ですから、サージュコンチェルトの新しいコンテンツとして、そういったものが発売される可能性は、今後あるかもしれません。

『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』

――『シェルノサージュ』と『アルトネリコ』シリーズは、世界を共有しているのでしょうか? 何かつながりはあるのでしょうか?(クラウス)

 世界秩序(例えば原子レベルの物理法則であったり、空間上のつながりであったり)は同じです。“想いの力”が比較的科学によって解析しやすい構造になっている世界で、両者ともに“想いの力”と“物理力”を変換可能な世界です。アーシェス側(我々の住む世界)におけるさまざまな事情によって断言はしにくいのですが、シェル宇宙における同空間異座標の存在として位置づけられています。星系として考えるのであれば、太陽とシリウスのような関係でしょうか。

――『アルトネリコ』とは関係あるのでしょうか? ないのでしょうか?(アニメ好き)

 こちら、上の方でも述べていますが、アーシェス側の事情によりあまり断定はできません。ただ1つお伝えするのであれば、同じ世界秩序によって構成される、同空間に存在する遠い2つの舞台であることは確認できております。

――『シェルノサージュ』の世界は、『アトリエ』シリーズの世界とつながっているのでしょうか?(KH)

 『アトリエ』シリーズと『シェルノサージュ』は、まったくの別物です。関連性はまったくありません。

――ラシェーラは、エクサピーコ宇宙に属しているのですか?(妖精社長)

 そうですね。エクサピーコ宇宙です。すべての法則が、波動という“力”によって成り立つ世界です。

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データ

▼『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』ダウンロード版
■メーカー:ガスト
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ETC
■発売日:2012年4月26日
■価格:4,200円(税込)

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