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2012年8月13日(月)

『ビジュエルド』のシステムとソーシャルゲームの要素が融合! 『ビジュエルド伝説』のシニアプロデューサーが開発秘話を語る

文:電撃オンライン

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■課題を克服してさらに上のサービスを!

――配信されて1カ月が経過しましたが、どういう現状ですか?

ポップキャップ・ゲームズ

 いくつかの課題があるということに気付きました。この1カ月で、すごくたくさんのことを学びましたね。ゲームを作ることは簡単じゃないと、改めて感じました。学んだことを少しでも早くゲームにフィードバックして、より多くの人に楽しいと感じてもらえるゲームにすることが、我々の使命だと思っています。

 その一方で、いろいろなバグや対応端末などの問題があったのも事実です。そこはもう少し時間をかけるべきだったかもしれないのですが、現在全力で対応しています。

――ユーザーからの反響はいかがでしたか?

 現時点で、『ビジュエルド伝説』を遊んでくださっている方はかなりいらっしゃいます。彼らのプレイの仕方を見ていると、毎日遊んでいて、イベントや機能を楽しんでくださっている。我々は“in to the game”という表現をするのですが、本当にゲームを楽しんでいるのがわかります。本当にありがたいことですし、心強いこと。一度ゲームをやってくださった方が、「おもしろい!」と言ってくださっているので、それが広がっていくと確信しています。

 あとは、初めて『ビジュエルド』を遊んでくださった人が多くいます。ソーシャルゲームは遊んだことがあるけれど、『ビジュエルド』は遊んだことがなかった人が、「このゲーム、おもしろい!」と感じていただき、チームを組んでボスに立ち向かうというプレイをする。まさにこちらが理想としていた流れになっています。心強いですし、方向性が間違っていなかったことを改めて感じます。

――スミスさん自身についてお聞きしますが、普段からゲームを遊ばれるのですか?

ポップキャップ・ゲームズ

 いろいろやりますね。最近だと、『スカイリム(The Elder Scolls V:Skyrim)』にハマりました。ちょっとありえないくらいにハマってしまい、恥ずかしいくらいでしたね(笑)。『Diablo(ディアブロ)3』もやりましたが、『スカイリム』のほうがハマったかな。モバイルゲームもよく遊びます。『パズル&ドラゴンズ』や『拡散性ミリオンアーサー』などをプレイしました。演出や作り方がうまいと感じながら、楽しんでいますよ。

 あとは、『カット・ザ・ロープ』など、クラシックモバイルゲームをよくやっています。他にも、カイロソフトのサッカーSLG『サッカー倶楽部物語』がすごくおもしろかったです。8bitのような雰囲気があってイイです。にくいことに英語版も出ているのですよ(笑)。ちょっと頭を使いつつ、気楽に楽しめるので、かなり遊びました。

――ズバリ、『ビジュエルド』で高得点をとるための秘訣はなんですか?

 『ビジュエルド ブリッツ』タイプは、とにかく動かし続けることです。消すことで、マルチフライヤーというジェム×2のセットが降ってきます。これが1つ目。2つ目に、スペシャルジェムを考慮しつつ消していくのがポイントです。あとは、とにかく練習あるのみですね。パニックにならないこと。動かすところを探している時間がもったいないので、なんとか見つけて、動かしてください。

 アイテムをセットすることができて、それを使うと高得点を取りやすくなっていますが、使っても必ず高得点を取れるわけではない。練習することで、アイテムをうまく使える状況にすることが重要です。

――地道に、練習あるのみと。

 私が『ビジュエルド』にかかわっている時は、常にプレイしないといけないのでスコアが上がっていくのですが、別のプロジェクトに入ると遊べなくなってしまう。その間に知り合いが得点を伸ばして、ドンドン差が離れてしまうという状況でした。なので、常に練習することがポイントです。

――ありがとうございました! それでは、最後に読者へメッセージをお願いします。

 『ビジュエルド伝説』は、『ビジュエルド ブリッツ』や『ポップタワー』で学んだことをより洗練させていくことで、おもしろいゲームにしようとしたゲームです。特徴としては1つ目に、誰でもプレイできるという前提にもとづいて、皆で競うことができます。一方で、皆と協力することができます。競争するのも協力するのも、あまり興味がないという人も、ストーリーを進めていくという要素も含んでいます。どんな方にでも、遊ぶ理由を見つけてもらえるゲームになっていると思います。まずは、気軽に遊んでいただければと思います。

 我々は1人でも多くの人を、僕らのゲームで楽しませたいと思っています。そのために、『ビジュエルド伝説』というゲームをおもしろくし続けています。誰にでもプレイできるような環境を用意するように、頑張っています。

 一方で、ゲームをしたいけどうまくいかない、トラブルがあるという人はぜひ我々に伝えてください。いいエンターテインメントを提供するということは、一方通行ではありません。両方向のやり取りがあって、いいものになる。ご意見をいただくことは、僕らのゲームをおもしろくすることになります。ぜひお声をいただければ幸いです。

ポップキャップ・ゲームズ
▲これからも『ビジュエルド伝説』をよくしていくと語ったスミス氏。同氏が手掛けた『プラント vs. ゾンビ』は配信されているので、興味を覚えた人はプレイしてみては?

(C)2012 Electronic Arts Inc. Bejeweled and PopCap are trademarks of Electronic Arts Inc.

データ

▼『ビジュエルド伝説』
■メーカー:ポップキャップ・ゲームズ
■対応機種:iOS/Android(ダウンロード専用)
■ジャンル:PZG
■配信日:2012年6月5日
■価格:無料(アイテム課金)

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