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2012年11月11日(日)

【G-STARレポート・その2】超ヒット映画『アバター』の影響を受けた!? 世界が注目する究極進化系MMORPG『ICARUS』

文:きっしー

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▲『ICARUS』開発室室長オ・ホウン氏

 日本メディア合同で行われた『ICARUS』開発室室長オ・ホウン氏のショートインタビューで、製作期間10年の経緯や最大の特徴であるフェローシステム&空中戦について、いろいろと聞いてみた。

――製作に10年かかった経緯を教えてください。

:製作途中でコンセプト自体が大きく変わったのが要因の1つです。企画、プログラム、グラフィック、すべてが変わりました。現在のコンセプトに方向転換してからの製作期間は実質3年くらいですね。コンセプトを含め、途中で大きく変更した理由は、“より多くのユーザーにプレイしてもらい、もっと楽しんでもらいたい”と思ったからです。

――『ICARUS』の最大のコンテンツは?

:モンスターを飼い慣らす“フェローシステム”です。敵でもあるモンスターを仲間にできるコンテンツはありますが、さらに騎乗して戦うこともできるコンテンツは、類を見ないと思います。

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▲モンスターの背に乗り、うまく飼い慣らさにとフェローは入手できない。騎乗した状態で、一緒に戦ってくれる頼もしい存在だ。

――開発にあたり、もっとも力を注いだ部分を教えてください。

:空飛ぶフェローに搭乗して戦う“空中戦”です。映画『アバター』に、野生のモンスターを味方につけて戦う描写がありますが、まるで映画の主人公になったような臨場感や興奮を味わってもらえるように努力しました。空中戦専用の“浮遊島”というフィールドも用意しています。

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▲飛行フェロー同士が激突する空中戦は迫力満点! 3Dシューティングゲームのように旋回して敵の攻撃をかわすことも可能だ。

――空中戦やPvPなど、コアユーザーには魅力的なコンテンツが満載ですが、ライトユーザー向けのコンテンツはありますか?

:フェローシステムは、ライトユーザーでも十分楽しめるコンテンツなんです。フェローを捕まえるための制限レベルやアイテムといった条件は一切ありません。キャラクターレベルが低いプレイヤーでも、モンスターに認知されずに近づくことができれば飼いならして、フェローにできる可能性があるんです。モンスターが自分よりもレベルが高すぎると、もちろん難しいとは思いますけどね(笑)。

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▲飛行フェローから、別の飛行モンスターへとジャンプ。見事飛び移って飼い慣らせば新たな飛行フェローが手に入る。

――フェローにできるモンスターは何種類ほどいますか?

:人間以外で、足が4本以上あって背中に乗れそうな生物なら、ほぼフェローにすることができます。とにかくいろんな種類がいます。いろんな種類のフェローがいますが、例えばクモの巣が道を阻んでいるような場所では、クモをフェローにすることでスムーズに移動できるなど、ゲーム進行にも重要な役割をもっています。

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――フェローは1人で何匹まで所持できるのでしょうか?

:最初は1人で5匹までフェローを持つことができます。その後はレベルアップや、ゲームマネーで購入することで、所持できる上限を増やせるようにする予定です。

――他にコアとなるコンテンツを教えてください。

:コンボスキルと呼んでいるんですが、例えば“スキルをチャージして放つ”、そのクリックするタイミング次第で発動する攻撃の種類が変わるようなシステムです。

――今後の開発予定や構想などは?

:これはまだ韓国のメディアにも言ってないので、大きな声では言えないのですが、新しい種族の開発が完了しています。近日中に、新しい2種族の実装が発表されると思いますので、ご期待ください。

■ぶっちゃけ『ICARUS』って期待していいの?

 『ICARUS』ブースで、10分程度だが空中戦を体験して感じたことは、戦闘システムがとにかく奥深い。チャージやコンボ攻撃をいろいろ試していると、アクションゲームのような感覚で楽しめた。タイミングや状況によって攻撃のバリュエーションがどんどん広がり、従来のクリックするだけの戦闘とは一線を画すシステムだと感じた。

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 また、フェローに搭乗して地上戦を体験することができた。搭乗時の戦闘は通常戦闘とは一変し、搭乗時専用の武器である槍とクロスボウで戦う。槍による近接攻撃は、豪快に敵を切りまくる範囲攻撃で、クロスボウは上空に放って地上に降り注ぐ遠距離攻撃となる。さらに、フェローごとに固有スキルを使用できるようだ。ムービーで確認できたドラゴンのファイアーブレスなどが固有スキルだと思われる。こういったフェローを駆使した戦闘が、パーティ戦や対人戦でどのような威力を発揮するのか、めちゃくちゃ興味が沸いてきた。

 正直なところ、『ICARUS』のウリとなっているフェロー(ペット)システムや空中戦、コンボスキルなどは、少ないとはいえ他のオンラインゲームで耳にしたことがある要素だ。だが、他と『ICARUS』の大きな違いは、それぞれの要素が長い年月をかけて徹底して作り込まれているということ。

 飛行フェローに乗って戦う空中戦は他のどのゲームより天高く舞い上がり、コンボスキル中に派生する技のバリエーションや演出は他の追随を許さないだろう。だからこそ『ICARUS』は、これまでのMMORPGの超進化系だと個人的に思い、期待せずにはいられない。なお、韓国では年内にクローズドベータテスト、そして来年にはオープンベータテストが実施される予定となっている。日本でプレイできる日が待ち遠しい限りだ。

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