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2012年11月14日(水)

ネタバレ注意! 中世から現代まで続く“アサシン教団”と“テンプル騎士団”の戦い──そして舞台は『アサシン クリードIII』へ

文:イトヤン

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■超古代の文明人“かつて来りし者”の残したメッセージとは!?

 “ミネルヴァ”と名乗るその女性は、“かつて来たりし者”や“第一文明人”と呼ばれる、人類よりも先に地球に生息して高度な文明を築き上げた存在の1人でした。それどころか、どうやら人類自体も、彼らの遺伝子操作によって作り上げられた存在であるらしいのです。

『アサシン クリード ブラザーフッド』
▲写真は『アサシン クリード ブラザーフッド』より。“かつて来たりし者”の1人、ミネルヴァ。遠い昔に引き起こされた大災害によって滅亡した彼女たちは、ホログラフのような映像を通じてデズモンドに語りかけてきました。

 ところが、高度な文明を誇った“かつて来たりし者”たちは、遙か昔に発生した巨大な太陽フレアと、それにより地球で起きた大災害によって滅亡していました。デズモンドに話しかけてきたミネルヴァは、“エデンの林檎”の内部に封じられていた彼らの記憶だったのです。そしてミネルヴァが語ったところによると、彼らが滅んだのと同様の太陽フレアによる災厄が、西暦2012年に再び地球を襲おうとしているというのです!

 デズモンドはさらなるメッセージを求めて、アニムスでDNAの記憶を辿ります。ロドリゴ・ボルジアの実子であるチェーザレ・ボルジアと戦いを繰り広げたエツィオは、市民を訓練してアサシンの弟子とすることで、ボルジア家の支配からローマの街を解放していきました。そしてデズモンドは、コロッセオの地下から通じる秘密の神殿に、エツィオが彼の持っていたエデンの林檎を置くところを目撃します。現代のローマに向かったデズモンドたちは、秘密の神殿へと潜入します。

『アサシン クリード ブラザーフッド』
▲写真は『アサシン クリード ブラザーフッド』より。弱冠18歳で枢機卿の地位に上り詰め、父親からテンプル騎士団総長の座を引き継いだチェーザレ・ボルジアが、最強の敵としてエツィオの前に立ちふさがります。

 秘密の神殿の内部では、“かつて来たりし者”の新たな女性“ジュノー”が、デズモンドに語りかけてきました。やがてデズモンドは、神殿の内部でエデンの林檎を発見しますが、林檎に手を伸ばした瞬間、ジュノーの強大な力に操られてルーシーを刃物で刺してしまいます。実は、ルーシーはテンプル騎士団の二重スパイで、林檎を奪おうとしていたのです。しかし、デズモンドはジュノーの力による過負荷と、友人を刺したショックで意識を失い倒れてしまいました。

 急変した事態に対処するため、高位のアサシンであるウィリアムがやってきて、意識を失ったままのデズモンドを再びアニムスの中に戻しました。自我崩壊寸前の危機的状態の中、デズモンドは老齢となったエツィオの記憶を辿ります。アルタイルの遺骸が眠るマシャフの書物庫の内部へと到達したエツィオは、アルタイルが隠した“エデンの林檎”を手にした瞬間、彼は自分に与えられた役目を理解します。それは、遠い未来の子孫、デズモンドに“かつて来たりし者”のメッセージを伝えるというものでした。

『アサシン クリード リベレーション』
▲写真は『アサシン クリード リベレーション』より。アルタイルの人生を辿ってマシャフの書物庫の扉を開いたエツィオは、遠い未来の子孫であるデズモンドにメッセージを伝えます。1000年以上の時を超えて、3人のアサシンの血脈がつながっていく──。

 “かつて来たりし者”の老男性、ジュピターはデズモンドに語ります。“かつて来たりし者”たちは、太陽フレアによる滅亡を回避するためにさまざまな手を打とうとしましたが、どれもすでに手遅れでした。それらの研究データは大神殿に集められており、現代でまもなく発生する新たな太陽フレアから地球を救う、手がかりとなるかもしれないのです。

 大神殿の位置は、北米大陸のニューヨーク近郊を指し示していました。意識を取り戻したデズモンドは、ウィリアムたちとともにニューヨークへ向かいます。ウィリアムの正体はウィリアム・マイルズ、つまりデズモンドの実の父親でした。

 デズモンドは、大神殿の内部を調査し、太陽フレアの災厄から地球を救うために第3の祖先である“コナー”の記憶を辿ることになります。はたして彼は、目前に迫った地球滅亡の危機を回避することができるのでしょうか……?

『アサシン クリードIII』
▲こうした過程を経て、大神殿に訪れたところから『アサシン クリードIII』の物語は始まります。

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