2013年2月20日(水)
まず、デッキをシャッフルし、じゃんけんで先手・後手を決定します。今回は僕が後手になりました。なんと、この先手・後手は対戦終了まで変化しないとのこと! 木村さんによれば、先手・後手の影響がないとは言えませんが、状況によって有利だったり不利だったりするので、一概にどっちが有利とは言えないそうです。その言葉、信じましょう!
続いてデッキから9枚をドロー(※カードを引くことです)して手札に。ここで一度だけ、いらないカードを好きな枚数デッキの下に送り、同じ数だけ引き直しができます。
▲早速ドロー! まずまずの手札な気がするので、このまま行くことにしました。 |
さて、それではまず、ウェイクアップとウォームアップという2つのフェイズから。前者は行動を回復するフェイズ、後者はいわゆるドローフェイズですね。1ターン目はどちらも飛ばすようです。
続いてセットフェイズに入ります。先手プレイヤーから交互に、フィールドにキャラクターを1体ずつ、裏向きに配置していきます。配置するキャラクターがなくなったらパスをして、両者パスをするまでキャラクターを出せます。
配置のルールは大きく2つ。1つ目は、前列から詰めるように配置すること。つまり、いきなり中列や後列に配置したりはできないということです。前にキャラクターがいる場合なら中列や後列に配置可能です。
2つ目は、フィールドコスト。フィールドに置けるキャラクターは、コストの合計が最大27までとなります。これを超えたら即敗北とのことなので、絶対に注意しましょう(笑)。
それでは、お互い交互にカードを裏向きで置いていきます。多分、前列はAT(攻撃力)が高いキャラクターで、中列と後列はそれをサポートするキャラクターを置くのがいいのでしょう。と、カードの技を見ながら、縦にサクサク並べていきます。まぁ最初のターンですし、どうせジャブからスタートですよ。ちょっとぐらい間違ってもなんとかなるなる!
▲交互に1枚ずつ配置していきます。木村さんが縦に3枚並べているのが気になりますね……。これはどういうことなんだ? |
しかし、ここで僕はあることに気付きました。
(あれ? 場に出たキャラクターって基本的に移動できないんだよね。ってことはもしかしてこの最初のセットフェイズって超重要なんじゃ……)
と思い、チラッと木村さんの布陣を見ると、裏向きにもかかわらず、その陣形に何か大きな意味があるように思えてきました。
「あの、この陣形って何か意味があるんですか?」
と尋ねると、「縦列をまとめて攻撃したり、十字に攻撃したりする技があるので、そこをうまくかわせるように配置するのがコツですよ」と木村さん。
ちょっとー! そういうことは早く言ってくださいよ! もう置いちゃったよ!
「こっちのデッキは、強いカードを少なくしてあるから大丈夫ですよ!」とフォローが入りましたが、やはり僕の直観は間違っていなかった。このゲーム、戦いはもう始まっている……!
一抹の不安を抱えながら、セットを終えてオープン!
▲向かって右の列を空けてきた木村さん。これには一体どんな理由が……? それにしても、ゲームとは関係ないのですが、『スカイガレオンTCG』はカードの裏面とかフィールドが美しすぎますね。透明感のある色彩が素晴らしいです。 |
前列に配置した《R イフリート》を見て、いきなり木村さんが苦笑を浮かべました。あ、あれっ? や、やっぱりこれを1ターン目から出すのはダメ? 確かに技のコストが重いけど……。
「いいところに置きましたねー。そのカード、ホントに強いんですよ!」
おおっ、よかった。正しい配置だったようです! いいほうの苦笑だったようです。ちなみにこのゲーム、レアリティまでを含めてカード名になるそうです。ソーシャルゲームを忠実に再現しているため、パッと見同じイラストでも、レアリティや名前、能力が異なるとのこと。なるほど、ソーシャルゲームらしいですね……。それはともかくとして、《R イフリート》の活躍に期待するとしましょう。
▲木村さんを苦笑させるほどの強さを持つらしい《R イフリート》。技のコストは重めですが、書いてあることは強そうですねー! |
また、フィールドにキャラクターが登場すると、その数だけデッキトップをめくって“コスト”にできます。今回は5体を場に出したので5枚。この“コスト”は、横に寝かせることで、スペルカードと技のコストとして使用します。コストの払い方は、TCGではおなじみのシステム。すなわち、色付きのコストは同じ色のカード、無色コストは何でもOKという具合です。たとえば、【赤・無色・無色】なら赤と好きなカード2枚の合計3枚を寝かせれば使えます。また、手札からカードを捨て札にすることで、その色2点分のコストとして使用することもできます。
▲今回は緑が2枚、赤が3枚出ました。なかなかよさそう。ルール上、高コストの強力なユニットを序盤から配置できますが、その分コストが出ないので動きにくいという仕組みですね。逆に展開しすぎると手札が足りなくなるので、ほどよく展開するのが大事なようです。 |
セットフェイズが終わると、次はスペルフェイズ。ここでは、それぞれ1回だけ、スペルカードを使用できます。今回はお互い使用せずスルー。バトルフェイズに移ります。
さて、“AG”が高い順から行動していきますよー。お互い、自陣の最高AGを宣言し合うとスムーズに確認できるようですね。というわけで、こちらは《UC ワイバーン》の34が最大です!
▲《UC ワイバーン》。AG34は結構高めの数値ですね。 |
「はい、こちらも34です!」
いきなり同じ数字ですね! というか同じカードですね! まぁほぼ同じデッキを使っているので、当然でしょう。先手は木村さんなので、まず向こうの《UC ワイバーン》から動きます。後列にいるので、1コスト使用して“羽ばたき”を使い、ガラ空きの隣の列に移動してきました。これでターンエンド時に最前列まで来てしまうわけですね。
この《UC ワイバーン》は、“後列にしか呼び出せない”という配置制限があるのですが、その分前列に来ると強い技を使えるキャラクターのようです。なるほど……そう使うんですね。
▲あの向かって右列を空けた配置に、そんな意味があったとは……。 |
こっちも真似をして、《UC ワイバーン》を隣の列へ。キャラクターがいるので前列までは行けませんが、中列でも十字範囲に攻撃できるようです。そうそう、これを狙っていたんですよ!(大嘘)。
そしていよいよ《R イフリート》の出番です! 相手前列の敵に30ダメージ! しかも、緑属性の場合は50ダメージ! うーん、確かに強いですねこれは。隣の《C 首なし騎士》なんて、正面の敵1体に30ダメージですからね。これがレアパワーか……。続いて、《C ケンタロス》で前列の《C 首なし騎士》のダメージを軽減しておきます。
なお、本作ではダメージがターンエンド時に回復せず、蓄積されていきます。もちろん、キャラクター1体1体の残りHPを覚えておけるわけがありません。ということは、あれですね。ダメージカウンターの出番ですねっ! 今回はダイスでHPを管理することにします。
▲《R イフリート》の攻撃がさく裂! 相手の《R デュラハン》には50点ダメージです。マジ強い。 |
▲《C ケンタロス》は、中列で使える“不死への誘い”がいい感じ。前列のキャラクターをサポートできます。《R イフリート》の後ろに置けばよかったかなとも思ったのですが、長い列を作ると攻撃を受けやすいので、結果的にはよかったと思います。 |
→戦いが始まった途端、思わぬアクシデントが……。(3ページ目へ)
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