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2013年2月20日(水)

ソーシャルゲームをリアルカードに! 2月22日発売の新作『スカイガレオンTCG』のプレイレポートを掲載

文:カネキング

■いよいよ戦いが本格化! しかし思わぬアクシデントが……。

 こちらの《R イフリート》もダメージを受けて、ターン終了に。続いてウェイクアップ→ウォームアップフェイズです。なんと、このゲームはウォームアップフェイズに2ドローできます! 最近2枚引けるTCG、多いですよねー。事故が減るので、個人的にはどんどん採用してほしいです! あと単純に2枚引けると楽しいし(笑)。

 さて、少し話がそれましたが、続いてセットフェイズです。ここで《R ユピテル》を追加! もう見た目からして強そうです。レアだし。これで一気に畳み掛けますよー! と思いきや、あることに気付きました。

 フィールドコストが28になって……いる……だと……!?

『スカイガレオンTCG』 『スカイガレオンTCG』
▲見た目から強そうなオーラがビンビンな《R ユピテル》。コスト6なだけはありますねー! でもフィールドコストを1オーバーしちゃいましたね。右が、敗北の瞬間をとらえた写真です。

 やってしまいましたねー……。“突然の死”の4文字が僕の頭をよぎりましたよ。「これを超えたら即敗北とのことなので、絶対に注意しましょう(笑)」なんて書いておきながら、まさか即敗北するとは……いや笑いごとじゃないよ!

「……まぁ、今回は《R ユピテル》を手札に戻して、なかったことにしましょう!」

 という木村さんの温かいお言葉に甘えつつ、対戦続行です。一命を取り留めました。ありがとうございます……。

 さて、こちらは《R イフリート》が前列を薙ぎ払うだけの簡単なお仕事が続きます。どうやら、弱めのデッキということもあってか、木村さんは強いカードが手札にないようですね。フィールドコストをオーバーしておいてなんですが、これは僕の勝ちですね(キリッ。

 激戦が続き、こちらも右前列の《R デュラハン》が《UC ワイバーン》の痛い攻撃を受けて危険な状態に。しかし、向こうは2キャラクターが《R イフリート》と《UC ワイバーン》の波状攻撃の犠牲になり、“特技ゲージ”ゾーンに召されてしまいました。

 この特技ゲージは、7枚たまると敗北になりますが、一定数たまることで、キャラクターたちが持つ強力な“特技”を使用できます。特技は1ターンに1回まで、かつキャラクターごとに1回しか使用できないという制限はあるものの、一発逆転の可能性を秘めているというわけです。

『スカイガレオンTCG』
▲“特技ゲージ”が7枚たまると負け。しかしこの枚数が“特技”の使用条件にもなっています。

 こちらは中列に《C 妖狐》を追加して、手札を整えていきます。HPが少ないのですが、特技ゲージ3ぐらいからみんな特技が使えるようになるので、ある程度は特技ゲージをためる必要があると思ったのです。この子には申し訳ないのですが、特技ゲージになってもらいましょう。

『スカイガレオンTCG』
▲あえて《R イフリート》の列に追加した《C 妖狐》。デッキから1枚ドローして1枚捨てる技を持っていて、手札の質を高められます。

 こちらの《C 妖狐》と《R デュラハン》がダウンし、特技ゲージ2対2に。こちらはスペルカードで《R イフリート》のHP回復させ、前列を薙ぎ払うだけの簡単なお仕事を続けます。しかし、木村さんは先ほどから1コストで1ドローできる《UC セレス》を使い続け、手札を増やしているではないですか! なんですかその強いキャラクターは! 許さん! ということでこちらも《UC セレス》を配置。さらに《R ミネルヴァ》も追加します。前列に行って範囲攻撃ができなくなった《UC ワイバーン》の代わりに、範囲攻撃を続ける係です。

『スカイガレオンTCG』 『スカイガレオンTCG』
▲《R ミネルヴァ》は、範囲攻撃できるのが特長。《UC セレス》は、安いコストでドローできるのが便利です。

■《R イフリート》がとにかく強い! このまま押し切れるか!?

 その後も怒とうの回復スペル連打による《R イフリート》の活躍により、木村さんのフィールドが壊滅状態に。あちらのデッキ(こちらも同じデッキですが)が赤緑で構成されているところも、被害を拡大しているようです。

『スカイガレオンTCG』
▲「《R イフリート》を守り切れば勝てるんじゃないか」という安易な考えから、回復スペルをひたすら連打。俺の《R イフリート》は不死身だー!

 と、余裕をかましていたらあちらに《UC ベヒモス》が登場! なんかよくわからないけど、列を攻撃するって書いてありますね。しかもAGが高めじゃないですかー! さらに、木村さんは《UC ベヒモス》のATをスペルでアップさせ、《UC ベヒモス》で中央に突進攻撃を繰り出してきました。

『スカイガレオンTCG』
▲縦に並んだ列にダメージを与える技を持つ《UC ベヒモス》。幸い、こちらは3匹並んだ列がいなかったのですが、それでも痛い一撃です。

 これは非常に強力! 《C 首なし騎士》と《C ケンタウロス》がたまらずまとめてダウン! ――と思ったんですが、《C ケンタウロス》は耐えましたね。HP150とは、なかなかタフなヤツです。

 こうして再び殴り合いが始まったのですが、支援型であるはずの《UC セレス》がHP100と結構タフだったり、《R ミネルヴァ》の範囲攻撃がいい働きをしたりで、あまり犠牲者を出すことなく相手の特技ゲージを6枚に追い込みます! あと1枚!

『スカイガレオンTCG』 『スカイガレオンTCG』
▲HP150とタフな《C ケンタウロス》。《UC セレス》も、支援キャラクターなのに30ダメージを4回受けれると考えると、HP100は結構高い気がしますね。

 こうして、最後は《R イフリート》に《C ルブルムアニマ》というATとAGを強化するスペルを放ち、最速で攻撃。《UC ベヒモス》を倒し、見事勝利となったのでした! ずっと《R イフリート》のターン! まぁ、回復スペルを3枚引けていた僕の勝利ということでしょうか。

『スカイガレオンTCG』
▲トドメはコレ! ただでさえ速くて強い《R イフリート》が、さらに強力に! と思ったんですが、《R イフリート》の前列技“炎神の一振り”は、ATに依存しない、30ダメージ固定技でしたね。

 「《R イフリート》ゲーじゃん!」というツッコミもあるかと思いますが、あくまで講習会用のデッキ同士での戦いですので、あしからず……。製品版ではもちろん、《R イフリート》に匹敵する強力なカードが登場するとのことですよ。

『スカイガレオンTCG』
▲大勝利の図。《R イフリート》以外に、《UC セレス》や《C ケンタウロス》もいい働きをしました。
『スカイガレオンTCG』
▲今回大活躍だった《R イフリート》は、製品版ではキラキラ光る仕様になって収録されるとのことです。

■戦略性が非常に高いTCG

 遊んでみてまず思ったのは、プレイ感が非常に新鮮ということですね。今までに遊んだどんなTCGより斬新です。自分と相手のターンの区別がないこともそうですし、戦闘の仕方も、シミュレーションゲームのように行うのが新しいです。

 僕は結構、TCGで手札から突然何かが飛んでくるのがニガテなのですが、今作は1ターンに1枚だけ使えるスペルカード以外、戦闘中にドッキリ攻撃はありません。そこがいいなと思いました。必要な情報はすべて盤面にありますからね。「あのカード、持っているのかな、持っていないのかな」といった読み合いではなく、「これを使うか使わないか」という明確な先読み合戦になるところがやっていて楽しいです。セットフェイズには、ほどよいドキドキ感も味わえますしね。

 正直かなり楽しいゲームでした。理詰めのゲームが好きな方には特にオススメです。ソーシャルゲームでもほぼ同じ感覚でプレイできるそうなので、そちらから始めるのもアリかなと思いますね。

■プレイ動画で対戦の流れをチェック!

 続いて、開発スタッフによる簡単な対戦動画をお届けします。序盤のセットし合う様子や、盤面の雰囲気を味わってもらえればと思います。プレイ時間が30分ほどありましたので、編集して短くしてあります。ご了承ください。

→オフ会でTCG化が決定!? 開発者インタビューを掲載!(4ページ目へ)

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データ

▼『スカイガレオンTCG バージョン1.0 ブースター』
■メーカー:シルバーブリッツ
■発売日:2013年2月22日
■希望小売価格:1パック 347円(税込)/1BOX 6,930円(税込)
 
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