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2013年3月15日(金)

遊ばせてもらおう、『ガンダムブレイカー』の体験版をッ!! ガンプラ世代ど真ん中なライターのレビューをお届け!

文:イトヤン

■ミッションで獲得したパーツを組み立てて、自分だけのMSを完成させよう!■

 ミッションをプレイしていると、敵MSを破壊した後に、四角い“パーツ”を落とす場合があります。これを拾っておくと、ミッション終了後にMS各部のパーツを入手することができます。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲ミッション中に敵MSを破壊すると、“パーツ”が落ちていることがあります。そのパーツがどのMSのどの部位なのかは、拾ってみるまではわかりません。

 ですが、ミッションで拾ったパーツというのは、プラモデルの“ランナー”、つまり組み立てる前の状態です。MSのカスタマイズを始めるよりも先に、まずパーツを組み立てる必要があるのです。VRハンガーから“セットアップ”を実行して、さっそくパーツを作成してみましょう。

 ちなみにパーツをいくつも組み立てていくと、プレイヤーの“ビルダーズレベル”、つまりモデラーとしての腕前がアップします。するとペイントの際に新たな技法が使えるようになる他、同じパーツを組み立ててもより綺麗に仕上がる=より性能が高くなる確率が上昇するのです。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲パーツを組み立てたところ。完成したパーツは自由に回転させて鑑賞できます。ポリキャップによるジョイント部分など、本物のガンプラのパーツが、忠実に再現されています。▲パーツを組み立てた際に、星印がつくことがあります。星の数が多いほど完成度が高い=性能がいいパーツであることを意味しています。

 パーツが作成できたら、次はいよいよお待ちかねのカスタマイズです。ここでは入手したパーツを自由自在に組み合わせて、世界で1つだけのMSを作り出すことができます。と言ってもゲーム序盤は手持ちのパーツの数も少ないので、初期装備のジムをベースにして、少しずつ交換していく形になるでしょう。

 カスタマイズ画面の中央には、機体のスペックが数値の形で表示されており、パーツの組み替えによる性能の増減を直接確認できるようになっています。これを参考にして、より性能の高い機体を作り上げることもできますが、その一方で性能は度外視して、あくまで自分が理想とするカッコイイ外見を追求することもできます。すべてはプレイヤーの気持ち次第なのです!

『ガンダムブレイカー』
▲シャア専用ザクIIの頭部、ジム・カスタムの腕、シナンジュのシールドにドムの下半身と、ただひたすら強くてカッコよさそうなパーツを組み合わせてみたというシロモノ。まるで小学生のようなセンスで、作者の精神年齢が垣間見えます……って、自分ですが。

 ただパーツを組み合わせるだけでは、ガンプラの製作とは呼べません。最近のガンプラは成形色だけで設定通りのカラーリングが再現されるため、組み立てただけで満足する人も多いようですが(オイラもその1人です)、丁寧に塗装することによって、プラモデルの完成度はグッとアップするのです。本作でも“ペイント”によって、MSのカラーリングを自由に変更できるようになっています。

 ペイントは全体をまとめて変更することもできます。またパーツごとに細かく彩色することも可能です。RGBの3色を組み合わせて、自分の好きな色を作成できますし、作成した色をセーブしておけば、すべてのパーツで色をそろえることも簡単にできます。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲小学生テイストあふれる上のカスタマイズ機体を、とりあえずオリーブ色で塗ってみました。オリーブ色に塗ればなんでもリアルに見えると思っているあたりが、『HOW TO BUILD GUNDAM』を熟読していた元祖ガンプラ世代らしいセンスです(笑)。▲自作した色は、RGBの数値を覚えておくことでも再現可能ですが、作った色ごとにセーブしておくと、他のパーツと色をそろえたり、色を入れ替えたりすることが簡単にできるようになります。
『ガンダムブレイカー』
▲全体のバランスを考えて、細部の配色を整えてみたところ、なんとあのボンクラな機体が、意外と見映えするデキに! 腰のあたりにどうにも違和感が残るのは、物理的に仕方のないところかもしれませんが……。

 本作のペイントは、カラーリングを変更できるわけではありません。光沢処理やエアブラシ、そしてチッピングや傷処理といったプラモデルらしいテクニックを駆使することで、戦闘兵器としてよりリアルな雰囲気を醸し出せるようになるのです。と言っても、実際の作業はスライドバーを調節するだけですから、モデラー上級者のテクニックを、誰でも簡単に味わうことができるのです!

『ガンダムブレイカー』
▲お約束ながら、全部のスライドバーを最大にしてみたところ、こうなってしまいました。何事もやりすぎはよくないということで。

→“オプション装備”や“EXアクション”を使いこなす!(4ページ目へ)

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※画面は開発中のものです。

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