2013年4月24日(水)
イースマイルから本日4月24日に発売されたPSP用ダウンロード専売ソフト『俺に働けって言われても 乙』。本作をプレイしたレビューを、ライター・梅津爆発がお届けします。
どうもー! 心意気だけなら本業の方たちにも負けない、エア引きこもりの梅津爆発です!! あー、外は花粉やら●砂やら●●2.5やらで大変そうだから家から出たくないなー、やだなー怖いなー。「俺も俺も」と思ったアナタ! そこのアナタにちょっと試していただきたいのが、4月24日からPlayStation Storeにて配信開始となった1,500円(税込)の低価格RPG『俺に働けって言われても 乙』です。
このゲームは、外になんか死んでも出たくない主人公が、冒険者たちを雇ってダンジョンへ派遣し、自分の代わりに家賃分のお金を稼いでもらおうとする冒険者派遣型RPG。「『乙』ってついてるからもしかして続編なのかな?」と思った、AVGのやりすぎでムダに推理力が高いそこのアナタ! その通りです!! 『俺に働けって言われても 乙』はちょうど1年前の2012年4月24日に発売された『俺に働けって言われても』の続編になります。……いや、正確には“続編”ではありません。開発した吉田尚幹ディレクターの言葉を借りれば「『俺働』のフルリメイク版が『俺に働けって言われても 乙』」とのことです。
詳しく説明しますと「冒険者を雇ってダンジョンへ派遣する」という基本コンセプトや、主要な登場人物はどちらの作品も同じです。しかし『俺に働けって言われても 乙』は、前作のすべての要素を見直して一から作り直し、前作よりも遥かに快適になり、遥かにボリュームアップし、遥かにおもしろくなっているのです!! 大きな声では言えませんが、吉田ディレクターも「今から買うなら『俺に働けって言われても 乙』をオススメします」的なことをツイートしていたとかしていなかったとか……。
ですから、前作をプレイしていない方が『俺に働けって言われても 乙』から始めてもまったく問題ありません。「続編から遊んでも楽しめるとは聞くけど、物語が続いているならやっぱり前作から遊びたいよね」みたいなことにはなりません。だって物語は続きではありませんし、前作からセーブデータの引き継ぎもないですから!!
た・だ・し、引き継ぎはないのですが、前作購入者特典として、限定のユニーク冒険者7名が雇用できるDLCが存在します。とはいえ、異常に強かったり物語が変化したりはしませんよ。もしこのキャラたちが使いたくなった時は、どのタイミングでもよいので前作を購入すればDLCを入手することができます。
▲マスク・ド・O……マスクで正体を隠し、凶悪な武器で破壊の限りを尽くす謎(?)の冒険者。職業はエクスキューショナー。 | ▲ローゼル……カーパス家の長女で、何故かババくさい喋り方をする。戦闘のプロで職業はモンク。 |
▲ネリネ……カーパス家の次女。人見知りが激しいエレメンタルマスター。 | ▲トレニア……カーパス家の三女でトレジャーハンターをしている。モンスター観察が大好き。 |
▲クリビア……コランバイン家の長男で職業はアイテムイーター。ローゼルをライバル視している。 | ▲シュンラン……コランバイン家の次男で、ネリネを目の敵にしている。現在の職業はトルバドゥール。 | ▲ストック……コランバイン家の三男。女の子のようになよなよしているが、職業はドラゴンライダー。 |
ここからは『俺に働けって言われても 乙』の具体的な内容について語っていきましょう。まずゲームを始めると大家のリリウム(声優は東山奈央さん)が、世界のことやゲーム内容について説明してくれます。「ぶっちゃけ長話はここだけです。ちょっとだけ我慢してくださいね」とリリウム(にじゅうよんさい)さんがぶっちゃけた通り、以降はあまり長いテキストは出てきません。
このゲームは、ストーリー性が皆無というわけでもありませんが、ストーリー重視ではないのです。というか、主人公と直接会話するのはリリウム(腹黒)さんだけ。だって主人公は引きこもりですから! このリリウム(ドS)さんがフリーダムなキャラでして。無口な主人公に代わって、必要なことから余計なことまでたくさん喋ってくれます。発言の一部を少しだけご覧ください。
こんなリリウム(禁則事項)さんに毎月家賃を支払うために稼ぐのがゲームの目的! 「世界の平和を守ったり、女の子の笑顔を取り戻すために戦ったりするのもいいけれど、たまには変わった目的で遊びたい」なんて考えている人にピッタリです。というか私はこういう目的が大好きです! ドMなので……。
→次のページでシステムや個性的なダンジョン探索について語ります!
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