2013年4月24日(水)
ヨコオ:ちなみに、僕が希望した『DOD3』の物語って、順位的に3番目のものだったんですけど。
松下:ストーリーの?
ヨコオ:そう、ストーリーの。ちなみに2番目は『DOD4』だったんですよ。『DOD3』を探す旅っていうゲームが、僕の2番目の案でした。それはボツにされましたけどね。
松下:ん? 『DOD3』を探す旅? このワンとかゼロとかを捜す旅ってことですか?
ヨコオ:いえ。『DOD3』がない状態で『DOD4』を出して、『DOD3』がないじゃん! って話を『DOD4』の中でする。で、その失われた物語を探しにいく話。
松下:いや……こんがらがってきました。難しいなぁ(笑)。
ヨコオ:何かがあった気がする、過去に……っていう話を掘り下げようと。そういうストーリー展開を『DOD4』ってタイトル名で出したかったんですけど。……ダメでした。
松下:そりゃそうだ(笑)。
ヨコオ:ちなみに1番目のは、女子高生とドラゴンの話でしたね。それもボツでしたけど。
松下:女子高生!! 思わず反応しちゃいました。まぁ、でも今回、主人公は女の子ですしね。
ヨコオ:いやいや、女子高生と、このよくわからないファンタジー女はぜんっぜん違いますよ。
松下:セーラー服ってことですか?
ヨコオ:セーラー服の女子高生。ドラゴンと女子高生と携帯電話がどのように交わるか、興味はないですか?
松下:ドラゴンと女子高生が交わるんですか?
ヨコオ:いや、物語的な意味ですよ? 今どきの女子高生って携帯なんて当たり前に持つじゃないですか。女子高生とドラゴンがいれば、そりゃあもう携帯の話になるじゃないですか。それだけで僕、興味津々なんですけど。
松下:たしかに。え、ドラゴンを携帯で呼び出すとかそういうこと?
ヨコオ:呼び出すんじゃないですか?
松下:「もしもし~↑」みたいに語尾を上げちゃったりして? ないない。ないですわそれ。
ヨコオ:ほんとはそういう新しい話をやりたかったんだけど、ダメだって言われた。最終的にブーたれながら出したのが3番目の話ですよ。
松下:ブーたれながらって。
ヨコオ:ブーたれながら。これ嫌だったらもう辞めますよって、ブーたれながら。
松下:出た(笑)。ダメですよ、ほんとに辞めたら。
ヨコオ:それはどうですかね。
松下:出るんですよね、2013年にちゃんと。今年中にちゃんと出るんですよね?
ヨコオ:いや、それは知らないです。
佐々木:おい! ……いや、大丈夫。信じてますから!!
▲ドラゴンを携帯電話で呼び出す女子高生の物語はちょっと興味深いような気もするが、読者のみなさんはいかがだろうか。 |
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