2013年9月26日(木)
TDB:『BDFF』がおもしろかった理由って、やっぱり物語の魅力が大きい気がする。音楽やかわいいキャラを含めた、全体的な雰囲気もいいですし。
そみん:ヴィクトリアの舌っ足らずな声がよかったとか?
TDB:全然違うわ(笑)。
ごえモン:そこにはまったく刺さらなかった。
そみん:僕はザクッっときたんですけどね。「こりゃいい」って。
ごえモン:じゃあ、TDBの心に刺さったキャラは?
TDB:プレイ前にイラストとかを見ていた時は、「絶対アニエスだわ~」て思っていたけど、プレイしてみたら、いつの間にかイデア姐さんに。
ごえモン:電撃オンラインで行った人気投票では、イデアが1位でしたよね。2位がアニエス。
TDB:その結果は納得ですわ。
ごえモン:イデアは魅力がわかりやすいんですよ。TDBはイデア一択って感じですか?
TDB:そうですね。プレイ前にアニエスだって思ったのは、ルックス的に好みだったんですよ。僕の中での王道ヒロインというか、黒髪の美少女というのが。でも、フタを開けてみればイデアだった。
ごえモン:アニエスいいじゃないですか! 僕はアニエス派ですよ。
TDB:ちょっとダークサイドに堕ちかかっているところとか、見ていてハラハラしましたけどね。
そみん:アニエスは、すでにティズとくっついてしまっているというか、別の男の匂いがするのが嫌なんですよ。
ごえモン:処●厨か!(笑)
そみん:イデアはなんというか、僕でも狙えそうな余地があるというか。
TDB:イデアにはリングアベルがいるじゃないですか。
そみん:リングアベルは、あまりイデアに相手にされていない感じがあったじゃないですか。プロポーズも断られていましたし。でも、アニエスとティズはくっつくしかないのかなって。
ごえモン:自分が付き合えるかどうかを前提にキャラを見ていないので、そみんの言っていることがちょっとわからないです。
そみん:いや、そこは重要なところですよ。だって、他が入り込む余地がなかったら、アニエスはティズのものだと認めざるを得ないじゃないですか。ティズとアニエスの間には、僕のいる場所はないみたいな。
TDB:イデアとリングアベルの間なら、居場所があるんだ(笑)。
ごえモン:まだいけるんじゃないかと?
そみん:うん、まだいける!
ごえモン:いけませんよ、絶対! その自信はどこからくるのやら(笑)。
そみん:まあ、そう思える気安さもイデアのいいところだと思います。
ごえモン:アニエスと比べたら確かに。アニエスは、真のエンディングまでクリアして、最初のARムービーを見て、そこまで行って初めて“イデアに劣っていない”と実感できるヒロインですよ。「よく頑張った、アニエス」って思う。
TDB:でも、実は僕、真のエンディングを見ていないんですよね。
ごえモン:えっ!?
そみん:TDBが何を言っているのかがよくわからない。
TDB:実は最近、“RPGをラストダンジョン付近で止めてしまう病”なんです。『BDFF』も8章辺りで止めてしまっていて。後半部分はどんどん飛ばしていけばいいんでしょうけど、つい頑張っちゃうんですよね。その結果がこれで……。
そみん:頑張ればいいじゃない。
ごえモン:そうだそうだ! ちなみにそみんって、その部分はどうしました?
そみん:全部見て進めましたよ。ボス戦の音楽が好きなので、それを聴くのが楽しくてしょうがなかったです。
ごえモン:僕は2回ぐらい戦った後に、「あ、これは2周目で見ればいいや」って飛ばして進めました。
TDB:僕もそうすればいいと思うんですけどね。それができないから、プレイをためらっちゃうんですよ。
そみん:別に飛ばさなくても、割と簡単に倒せますよ。
TDB:昔の僕なら頑張れたと思うんですけど、最近はきつくて……。個人的に、ボスには“ぶんどる”を使うっていう縛りをしていたから、この周回じゃないと手に入らないものとかもあって、時間がかかってしまった覚えがある。
そみん:でも、“ぶんどる”を使っても、このゲームではオーパーツ的なものが手に入るわけでもないし、“盗賊のナイフ”を使えば“ぶんどる”の効果が得られますから。
ごえモン:そのへんは、これでよかったと思いますよ。“ぶんどる”でしか手に入らないアイテムがあったら、そのためにやり直しとか、ムダに時間がかかっちゃうじゃないですか。
TDB:僕は逆に、“盗む”でしか手に入らないのはアリなんですよ。古くは、『FFT』の源氏シリーズを手に入れるために延々と“盗む”を繰り返していた人間ですから。まあ、盗めなかったわけだけどさ(笑)。
そみん:いわゆる、低確率ドロップアイテムは気にしなくていいゲームですよね。そんなこともあってか、僕はニューゲームから最後まで、3回ぐらいプレイできましたよ。企画記事をやるうえで、どうしても最初からやり直さざるを得なかった事情もありますけど。
ごえモン:ああ、あの縛りプレイ日記。あれ、大変ですよね。
そみん:いや、そんなことはないですよ。『BDFF』自体、そんなに難易度が高いゲームではないですし。意外なジョブで変にハマって強かったり、逆にびっくりするぐらい弱くてどうしようと困ったりもしましたが。TDBはどんなジョブを使ってた?
TDB:僕の場合は、最初は黒魔法からと王道な感じで進めていましたけど、ヴァルキリーを取ってからはもう、全員に“クレセントムーン”を覚えさせて、“両手持ち”させて、どんなジョブになっても使ってました。
ごえモン:“ブレイブ→クレセントムーン→クレセントムーン”ですね。でも、RPGに慣れている人って、大体はTDBみたいな育成パターンになりますよね、きっと。僕の場合、2章辺りでシーフに“天使の弓”を装備させてガンガン攻めて、中盤は“クレセントムーン”一択、ボス戦は海賊とスーパースターのアビリティを連発していました。
TDB:その辺りが『2』で、バリエーションといいますか、バランスが調整されるとおもしろいんですけどね。今のままでも、嫌いじゃないんだけれど。そみんはどんなジョブを使ってました?
そみん:昔から物理と二刀流が好きなんで、忍者を経由しながら、導師に白魔道士の白魔法強化系アビリティを付けて、回復役をメインとサブで1人ずつ。最終的には、やっぱり忍者かな。
ごえモン:忍者って、使いこなすの難しくないですか?
TDB:でも、ダメージ9,999を複数回出せる組み合わせって少ないから、ありだと思いますよ。
そみん:必殺技多用派だったんで、なおさらですね。それと、体験版の時からの流れで、ボス戦で“空蝉之術”が割と使えたので組み込んでいました。ただ、ゲーム後半ではどうしても魔法系の攻撃がくるから、補助にスーパースターとかのアビリティを組み込んだり。あと、聖騎士も使ってました。BPを4までためられるし、それなりにパラメータも高いし、聖騎士をメインにしながら、二刀流で聖騎士の剣を装備してとか。
ごえモン:聖騎士は使いたくなるんですけど、暗黒騎士と比べちゃうと目立たないんですよね。
TDB:暗黒騎士はよかった。物語的な意味も含めて。
そみん:暗黒騎士は、顔が見えないのがちょっと。そういう意味では、女の子キャラは魔法剣士がいいんじゃないかと。
TDB:それを言ったら、時魔道士とかジョブチェンジする気になれない見た目なんだよね、僕の中では。
そみん:外見で損してるジョブですね。まあ、野郎はどうでもいいんですけど、アニエスは導師でメガネっ娘になるのとかいいかな。
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MAIN CHARACTER DESIGN:Akihiko Yoshida.
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