2013年9月26日(木)
そみん:『BDFF』は、日本人にとってのお米みたいな存在になってくれるとうれしいですよね。
ごえモン:浅野さんも「スクウェア・エニックスの新たな柱になりたい」と言っていましたよね。僕は、もう柱になりつつあると思うんですけど。
TDB:僕の中では、柱とかそういうものになってほしくないと思ってるんですけどね。柱という位置付けに縛られないで、独自に好きなことを、好きなようにやってほしい。
ごえモン:あとは、若い世代のユーザーがもっと興味を持ってくれれば。
そみん:一度でも触ってもらえれば、世代とか関係なくなると思うんですけどね。Revoさんファンのルートから入って『BDFF』にハマったという若い層も確実にいるわけだし。
TDB:何が敬遠につながる要素なんですかね? やっぱりコマンドバトル?
そみん:かもね。オンラインRPGで若い世代のユーザーに触れると、RPGに対する考え方がまるで違いますもの。
TDB:やっぱり、戦闘にアクション要素がないとダメなの?
そみん:いや、もっと根本的なところが。僕らの世代って、2Dドット絵から擬似3D、3Dポリゴン台頭を経て、どんどん表現がリアルになって……という段階を踏んできているじゃないですか。でも、若い世代はもう2Dドット絵自体経験していなかったりして、ピコピコ音にもまったくノスタルジーを感じないわけですよ。そうなるともう、デフォルメの頭身だけでレトロゲームっぽいとか言われてしまう。
ごえモン:『BDFF』をやる段階で、僕らはもう若い世代の3周分ぐらいはゲームを経験してますからね。
そみん:『BDFF』を見て、「こういうのもありだよな」と思える感覚がないと、ターン制の古臭いゲームに思えてしまうのかな。今時の新規IPで、ターン制のゲームなんてほとんどないですから。
TDB:僕らにしてみれば、そこが唯一無二的な感じでいいと思えるんですけどね。『BDFF』って、結局何本ぐらい売れたんですか?
ごえモン:大体、30万本ぐらいだったかな? でも、このデキで30万本は少ない気がします。なんでみんな買わないのかな?
TDB:僕らの世代がキュンとくるってことは、若い世代には古く見えるのかも。
ごえモン:購入者の平均年齢が20代後半から30代ですからね。
そみん:電撃オンラインの記事のアクセス数で見ると、体験版の配信からガッと伸びたんで、3DSのユーザーから期待されていたことは確実なんですけど。
TDB:『フォーザー・シークウェル』の初報記事のツイート数とか、すごかったじゃないですか。
ごえモン:あれは、『フォーザ・シークウェル』の謳い文句がうまかったんだと思う。浅野さん、やるなぁって。
TDB:“完全版、廉価版、続編体験版、3つの側面を持つ新しい作品”ってやつですね。結局のところ、完全版だろうとなんだろうと、おもしろければそれでいいと思うんですよ。
ごえモン:ちなみに、あの「限界突破ですッ!」の画面を見て、どう思います? TGS2013で公開された最新PVを見れば大体予想がつくと思いますけど、一応皆さんに聞いてみたいです。
TDB:ダメージが9,999を超えるってことですよね。
ごえモン:お、おう(笑)。
そみん:これで違ったら、逆におもしろいですよ。仮に違ったとして、何か思いつきますか?
TDB:布面積が“限界突破”とかだったらうれしいんですけど。
ごえモン:つまり、ここからパーン! と脱ぐんですね。アニエスが「(布面積が)限界突破ですっ!」→パーン! という流れ。いいね!
そみん:そういう見方も、ありなのかもしれない。
TDB:絶対ね~よ!
そみん:だって、ここまで堂々とされたら、気をてらった予想をするしかないじゃないですか。
ごえモン:隠す気が感じられませんよね。さすが「ユーザーにストレスや罰を与えたくない」と考えている浅野さんです。うーん、いったい僕らは何を予想すればいいのか(笑)。じゃあ、下画面右下の“SP”って何の略だと思いますか?
そみん:“シークウェル・ポイント”あたりが、優等生的な回答でいいと思います。「これって、フォーザ・シークウェルポイントだと思うんです!」って。
ごえモン:続編のためのポイント(笑)。
そみん:ここはもう、あえて外していきましょう。電撃オンラインの予想では、“シークウェルポイント”だと。もうちょっと真面目に考えれば、“ストップポイント”とか“スキルポイント”といった予想もできますが。
TDB:じゃあ、僕の予想は“セクシーポイント”で。
ごえモン:なるほど、そこでCEROの“限界突破”か。これですべてがつながった!(笑)
TDB:つまり、チャンスが10回あるってことですよ。ネタバレになって悪いけど、この予想は割と自信あるから。
ごえモン:これは見出しに採用ですね。“CEROの限界を突破するセクシーポイント(SP)”
そみん:これは思いつかなかったな~。まさかCEROの限界を突破するとは。
TDB:まあ、冗談はここまでにして、『フォーザ・シークウェル』でどこまではっちゃけてくれるのかですよね。
そみん:さて、だいぶ話しましたし、最後にTDBが真のエンディングを見ていないことについて改めて叱っておこうか。なんで、こんないいゲームを最後までやっていないんだッ!!
TDB:違うんですよ。『BDFF』だけじゃなくて、ゲーム自体をやれていないんですよ。
ごえモン:真のエンディグまでゲームを進めると、これまでと印象が変わると思いますよ。と言うか、評価がもっと上がる気がします。
そみん:むしろ、真のエンディングまで進めていないのに、なんでTDBがそんなに高く評価しているのかわからないぐらいですよ。
TDB:だって、通常のエンディングですごいサプライズがあったわけじゃないですか。
ごえモン:さらにサプライズがあります。非常にアツいバトルもありますよ。ひと言で言うと、ゲームシステムと物語の融合。「最後の最後でこれか、うおぉぉぉーーーー!」ってテンションが上がりまくる。
TDB:マジか~。じゃあ、ホント最後までやらなきゃだわ。
そみん:例えばさ、TDBが記事を担当している『ドラッグ オン ドラグーン』をCエンドぐらいまでしか見ていないのに、「これ、いいゲームだったわ」とか言っている奴がいたら殴りたくならない? 「え、なんなの? 新宿エンド見てないのに、いいゲームだったとか、お前何言っちゃってんだよ!」ってなるでしょ。
TDB:それは確かに、叩かれるわ~。
そみん:バ~カ、バ~カ(笑)。
TDB:もう、わかりましたよ。やりますよ。
そみん:とりあえず、『フォーザ・シークウェル』が出る前に見てよ。
TDB:えっ? 『フォーザ・シークウェル』で見ればって話だったんじゃ……。
ごえモン:いや、待たなくていいんじゃないですか。
そみん:『フォーザ・シークウェル』は、それはそれで改めて最初から遊べばいいんですよ。一部変わったイベントもあるようですし。
TDB:ここまでくると、何かをあきらめる勇気ですよね。
ごえモン:じゃあ、こうしましょう。とりあえずアスタリスク所持者戦は全部すっ飛ばして、真のエンディングまでクリアする。それで、『フォーザ・シークウェル』が出たら、データ引き継ぎで飛ばしたところを見ていけばいいんですよ。
そみん:まあ、TDBだけでなく、真のエンディングを見ていない8割のユーザーに向けて、この話はちゃんとしておいたほうがいいと思う。正直なところ、TDBみたいになかなかできないという話もわかるんですよ。なんやかんや言って、時間がかかりますから。
ごえモン:見なくてもいいイベントなのに、フラグが見えているとやらずにはいられない律儀な人が多いと思うんですよね。そんな時こそ、勇気を持ってスルーするんですよ。
そみん:いや、やればいいじゃないですか。
TDB:いや、だから時間がないと……。
そみん:いや、ありますって!
TDB:……わかりましたよ! やるよ! ただ、それで『ドラッグ オン ドラグーン3』の原稿が遅れても仕方がないって話ですよ。
ごえモン:いやいや『DOD3』の原稿は書いてくださいよ(笑)。でも、これでTDBの好きなキャラがイデアからアニエスに変わったら、イデアが人気投票1位で、アニエスが2位なのは、真のエンディングを見ていないユーザーが多いからだということが証明されますね! やったねアニエス、順位が上がるよ!!
そみん:その結果は、次回の座談会で報告ということで、今回は終わりましょうか。
ごえモン:拒否します!
そみん:そこはデフォルトしないで(汗)。
現在、『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』の読者参加企画を実施しています。その企画の参加者には、電撃とのコラボ武器第2弾・弓“ドネルイェーガー”を全員にプレゼント!!
今回行うのは、“今作『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』に対する期待”の募集です。皆さんに投稿していただいた内容は、ある程度の抜粋を行ったうえで、後日記事として掲載させていただきます。また、記事に掲載される・されないを問わず、企画に参加していただいた方全員に、“ドネルイェーガー”を入手できるキャンペーンコードを後日メールにてお送りします。
前作をプレイ済みの方に、『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』に期待することと前作のプレイ状況をお聞きします。
前作は遊んでいないが、今作のプレイを検討しているという方に、『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』に期待することを募集します。
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MAIN CHARACTER DESIGN:Akihiko Yoshida.
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