2013年12月16日（月）

『ドラッグオンドラグーン3』内田真礼さん＆東山奈央さんインタビュー。収録秘話はもちろん、同期の声優ならではの話題も!?【電撃DOD3】

　スクウェア・エニックスが12月19日に発売する、PS3用アクションRPG『ドラッグオンドラグーン3』。主人公・ゼロ役の内田真礼さんと、そのパートナーである白き竜・ミハイル役の東山奈央さんへのインタビュー記事を掲載します。

　このインタビューは、11月25日に配信したニコニコ生放送“電撃DOD3”の収録前に行ったもの。2人が演じたゼロやミハイルはもちろん、その他のウタウタイや使徒たちの人柄などについてもお聞きしています。読めば、登場人物たちの素顔が見えてくるかも？

【内田真礼さん＆東山奈央さんプロフィール】

●内田真礼（写真左）
　アイムエンタープライズ所属。代表作に『中二病でも恋がしたい！』小鳥遊六花役、『咲‐Saki‐全国編』姉帯豊音役など。

●東山奈央（写真右）
　アーツビジョン所属。代表作に『はたらく魔王さま!』佐々木千穂役、『きんいろモザイク』九条カレン役、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』由比ヶ浜結衣役など。

――『DOD3』でひときわ重要な役を演じる内田さんと東山さんですが、インタビュー現場に入られた直後から仲よしムードで、こちらもほくほくしています。

内田：実は奈央ちゃんとは、声優として同期なんです。事務所こそ別ですけど仲よしなんですよ。いつも意識してるというか、すごく大きな存在っていうか。ちょっと憧れてるんです。

東山：そんな、とんでもない！　私のほうこそ、真礼ちゃんの演じる役柄の広さとか、声の表情の違いとかすごいなーって思っていて。だから、ここまでがっつり相棒同士という共演は初めてなんですけど、すごくうれしいんですよね。

――でも、どちらの役もお2人のイメージとは遠かったので、最初は驚きました。

東山：台本を拝見した時にビックリしました。自分の役もそうですが、何より「えっ！　真礼ちゃんが、こんな乱暴な役を演じるの!?」って（笑）。

内田：そうだったんだ（笑）。私としても、ゼロは荒々しくてぶっきらぼうなイメージだったので、どんなテンションで演じるかはよく考えました。

　乱暴な言葉が多かったんですが、台本を読んで彼女を理解し、心情がシンクロしていくうちに、収録でも流れに身を任せていけるようになりましたね。「殺す」といった怖い言葉も、臆することなく言葉に出せた気がします。

東山：意外だぁ。

内田：そうかな？

東山：真礼ちゃんはもっとおっとりしてるイメージがずっとあって。現場にいる真礼ちゃんはそれこそ、そっと咲いている花のような。

内田：ゼロだって、お花咲いてるよ？

東山：確かにお花咲いてるけども！　ゼロは超アグレッシブでしょ。でも、真礼ちゃんの演技が本当にゼロにぴったりで。真礼ちゃん、こんな一面があるんだなって新鮮で、新発見でした。


▲乱暴な言葉ばかりを口にするゼロ。台本を読み込み、彼女がなぜそういった言葉を口にするのかを理解することで、普段は口にすることがない言葉も臆することなく言えたとのこと。

内田：スタッフさんからは「真礼さんにこんな下品なセリフをたくさん言わせてごめんなさい!!」って、ことあるごとに言われました（笑）。でも、私はそんなことちっとも思ってなくて、全力で楽しんで演じさせていただきました。

　ゼロはたしかにミステリアスなイメージの女性ですが、それでもミハイルだけには優しい面をちらっと見せたりします。「ミハイルはえらいな」とか、不意に出てくるセリフの端々に優しさを感じるんですよね。

　そう、彼女はクールそうに見えるけど、実は不器用な優しさを持った人なんですよ。たとえるなら……。

東山：たとえるなら？

内田：そう、石原軍団みたいな人だなって思います！

東山：い、石原軍団!?　そうくるとは!!（笑）


▲石原軍団のような男らしさが光るゼロ。ヨコオタロウさんが“女性教師”のイメージだと語るのも納得です。

――確かに、すごくイメージにピッタリ（笑）。

内田：彼女はとにかく男らしいんですよ！　かっこよくて、強い意志もあって、だけど本当に不器用。でも、彼女なりに一生懸命ミハイルをしつけているかわいげもあるんです。そうだなぁ、ディレクションでは女性教師のように、って言われたりもしました。

東山：女教師かぁ。ゼロは怖かったです、うんうん。

内田：だけどそこには、ミハイルに対する優しさもあった……んじゃないかなっ？（笑）　私はそう解釈して、粗暴ではあるけれど、女性らしさをなくしてしまわないように演じました。プレイする方には、そのあたりを感じていただけたらうれしいですね。

データ

▼『ドラッグオンドラグーン3 設定資料集＋ザ・コンプリートガイド』: ■プロデュース：アスキー・メディアワークス; ■発行：株式会社KADOKAWA; 　; ■『ドラッグオンドラグーン3 設定資料集＋ザ・コンプリートガイド』の購入はこちら