『World of Tanks』のチームバトルに挑戦！ 高ランクの戦車がひしめく戦場でナニが起こったか!?　【めざせ！ 戦車道免許皆伝 第10回】

文：田中尚道

■さっそくチームバトルしてみたわけですが……

　Tier Xの高ランク戦車がひしめき合い、初心者どころか一見さんお断り状態だった中隊戦の反省から、同じような戦力のチームをマッチングしつつ、車両も7両までと設定されたチーム戦。これならば「小官でも戦える！」と思ったのですが、実際に入ってみると、そこはTier VIII戦車があふれかえる、まさに地獄のように過酷な戦場でした……。

▲さて初戦です。いきなり、敵の編成にTier VIIIの戦車が居並んでおります。それに比べて、わが陣営のかわいらしいこと。		▲“陽気なシャーマン乗り”を気取った小官が、鼻歌を歌いながら角を曲がったところ、味方戦車のピンチ！

▲「いざ助太刀！」と思って駆けつけたら、来るわ来るわ、Tier VIIIの重戦車の群れ。		▲あわてて後退してみたのですが……。

▲一撃でこのありさま。ちなみに、小官の弾も当たってるんですよ。自分の名誉のために言っておきますが。こんな相手に実際の戦場で会ったら、大の男でもチビってしまうわ。

　参加できる上限はTier IIIなのですが、42ポイントという数値を使い切る最善手の編成がすでに考案されており、Tier VIIIの重戦車4両とTier VIIIの軽戦車1両という編成が現状のスタンダード。すべてのチームがこの編成なので、Tier Vを中心とした“ぬるいチーム”は、そもそも存在できない状態に。

　ちなみに、Tier VIIIの軽戦車は、すべての国の開発ツリーを見渡してみても、フランスの【AMX13 90】と中国の【WZ-132だけ】。中国の開発ツリーを成長させているプレイヤーがあまりいないせいか、チームバトルの戦場では【AMX13 90】しか見かけませんでした。

　重戦車については、基本は【IS-3】。中には、プレミアム戦車の【IS-6】を使っている人もちらほらと。この他にも、【Tiger II】だの【Ferdinand】だのといった凶悪な車両がが混じっています。なお、小官は現在、Tier Vの【M4 Sherman】までしか持っていません。第7回の記事でタイガーフォビア（タイガー恐怖症）について書きましたが、シャーマンでティーガーに出会ったら、そりゃ恐慌も起こすわ！

　「敵戦車を見て逃げ出すとか、軍人としてどうなの？」と思ってましたが、すみません。ありゃ無理だ。こちらが何発当てても装甲で弾かれ、向こうの攻撃の1.5発で、こちらはあの世行きですから。今ならヤンキー（アメリカ兵）と肩を組みながら、「ティーガー、ありゃ反則だ！」とパブで盛り上がれること間違いありません。

▲【M4 Sherman】は、実戦でも【Tiger I】にコテンパンにやられております。そこで、今度は硬さで勝負しようと【Churchill I】で出撃。まぁ別に、【Churchill I】が史実で【Tiger I】を圧倒したこととか、ないんですけどね。

▲敵の【IS-3】を発見したので、景気よく1発当ててみたのですが……。

▲敵のラミング（追突）で、にっちもさっちもいかない状態に。わが【Churchill I】の6ポンド砲では、相手のHPを4％削るのが精一杯。この後、弾を当て続けるも正面装甲は貫通できず。もちろん、小官はこの後に景気よく爆散するんですが。

　ともあれ、そんなこんなで、基本的には“向こう見ず”とか“マゾヒスト”以外で、Tier VIIIの戦車を持ってない方には、まったくオススメできない現状となっております。小官も、3回目くらいまでは「戦術でひっくり返せる！」かもしれないなどと考えておりましたが、「世の中には無理なこともある！」と、41歳の冬にしてしみじみと感じております。中隊戦と同様に、いずれルールの変更などがあるかもしれませんが、今のところはランダム戦で地道に開発ツリーを伸ばしていきましょう。

▲史実にもあったマッチングはどうもゲンが悪いと、今度は【Type 3 Chi-Nu Kai】で出撃。装甲は薄いものの、そこは機動でカバーするコンセプト。幸いマップも草原なので、岩陰に隠れればカバーできるはず。

▲西住殿直伝の“こそこそ作戦”で、とりあえず軽戦車を1両撃破。その後、重戦車と中戦車を発見。これを撃滅せんとしますが、まぁ装甲が厚くて抜けないよね。

▲その後、一進一退の攻防を続けたものの、気がつけば敵の重戦車に包囲されてました……。あのぉ、白旗ボタンとかないんですかね？

　なお、プレミアム戦車に興味がある方は、ソビエトの【IS-6】やアメリカの【T34】、ドイツの【Löwe】などをオススメします。これらの重戦車を購入して参加すると、それまでに見たこともないような経験値とクレジットがもらえます。特に経験値については、プレミアム戦車の場合は自動的にフリー経験値に割り振られるので、他の戦車を研究・開発するのに役立ちます。小官もただ今、どのTier VIII戦車を購入しようかと思案中です。うーむ。

●本日の教訓

　（Tierが）高い戦車は、やっぱり強い！

▲これが各国のTier VIII戦車の状況です。どの国もTier VIIIともなると、重戦車のラインナップが充実。なおイギリス軍のみ、Tier VIIIにプレミアム戦車がございません。

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