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2014年1月20日(月)

『ダークソウル2』のプロローグや登場人物たちが公開――ドラングレイグにて呪われた人々を待つ運命とは

文:皐月誠

 フロム・ソフトウェアは、PS3/Xbox 360/PC用ソフト『ダークソウル2』から、ストーリーの概要を公開した。また店舗別購入特典について、有償配信の予定を撤回した。

 本作は、全編に満ちた緊張感や高い達成感で好評を得たアクションRPG『ダークソウル』の続編タイトル。前作のゲーム性はそのままに、戦闘スタイル・二刀流や小回復アイテムなど、さまざまな要素が追加される。オンラインプレイは、間接的なコミュニケーションを楽しめるシステムを継承する他、サービス形態がサーバベースに変更されている。

■『ダークソウル2』の世界とストーリー

~プロローグ~

 過去も未来も、そして光すらも――

 “闇の刻印”は、それが現れた人間からすべてを奪うという

 そしてやがて、失くしたことすらも思い出せなくなった者は
 ただ魂をむさぼり喰う獣、“亡者”となる

 遥か北の地、貴壁の先
 失われた国、ドラングレイグ

 そこには、人の理を呼び戻す
 “ソウル”と呼ばれる力があるという

 その身に呪いを受けた者は
 朽ち果てた門を潜り、彼の地へと向かう
 まるで、光に惹かれる羽虫のように

 望もうが望むまいが――

 呪われた刻印“ダークリング”に蝕まれたプレイヤーキャラクターは、それを取り除くために“ドラングレイグ”へと足を踏み入れる。そこで出会う人々との交流を重ね、数々のモンスターを退けた先、大きな結末へと辿り着く。

 アイテム紹介文やNPCとの会話から少しずつ読み解いていく世界の事象、プレイヤーの想像力を掻き立てる、独特の押し付けないストーリー感は健在だ。

●キーワード

・ダークリング
 不死となったものに現れる、呪われた刻印。これが現れた者は、いずれ何もかもを失い、やがて亡者と化す。

・亡者
 かつては人間だったが、すでに人間としての自我はなく、ただひたすらにソウルを欲する。もはや人とは呼べない存在。

『ダークソウル2』
▲人の像

・人の像
 暖かく柔らかで、影のように暗い色をした像。亡者が使用すると、その身を生者に戻せる。この像をじっと見ていると誰かの姿が浮かんでくるが、その姿は見るものによって異なるという。



・ドラングレイグ
 本作の舞台となる国。かつては繁栄していたのだが、今では見る影もなく荒廃している。

■スクリーンショット&登場キャラクター

●3人の老婆&家政婦ミリベス

『ダークソウル2』
▲ドラングレイグを訪れたプレイヤーキャラクターへ、静かに語りかける3人の老婆。そして、彼女らのもとで働く家政婦ミリベス。老婆たちが語ることとは……?
『ダークソウル2』 『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲3人の老婆たち。彼女たちは一体何者なのか?
『ダークソウル2』
▲家政婦のミリベス。彼女と老婆たちの関係も気になるところだ。

●緑衣の巡礼

『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲緑色のローブを着た謎の女性が、ドラングレイグに訪れたプレイヤーを導く。

●行商メレンティラ

『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲行商人のメレンティラは数少ないドラングレイグの民の生き残りだが、正気を半ば失いかけているようだ。住む場所を失くし、家財の一切を背負ったまま徘徊している。

●鍛冶屋レニガッツ

『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲呪われた不死の鍛冶屋、レニガッツ。身体は既に死んでいるが、鍛冶と娘についての記憶だけは消えていない。武器や防具の修理、強化などを行ってくれる。

●防具屋マフミュラン

『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲マフミュランは西国・ヴォルゲンから流れてきた商人だが、商売がうまくいかず落ち込んでいる。諸国を放浪したあげく、ドラングレイグへと流れ着いた。

●ミラのルカティエル

『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲騎士の国として知られた東国・ミラの生まれであるルカティエル。恵まれない身分に生まれながらも、戦場で武勲を立て騎士として認められるまでに至るが、その身に呪いの印が現れてしまう。呪いを解く術を求めて、ドラングレイグを訪れた。

●青の騎士ガラインドーク

『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲“青の騎士”と呼ばれる求道者のガラインドーク。強固な信仰にもとづく“導き手”として自他に厳しい規律を求める。自らの信じる貴い使命にすべてを捧げているが、それゆえに視野狭窄気味な言動も見られる。

●ドラングレイグの各地

『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲ドラングレイグの橋に位置するマデューラ。めぼしい者は何もなく、辛うじて目印と言えるのは、岬の端に立つ小さな塔ぐらい。この土地は、行き場を失った人々が寄り集まっていて、吹き溜まりのようになっている。▲巨人に騎乗した兵士が襲い来る。とてつもなく大きな拳で殴りつけられたら、死は避けられないだろう。
『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲篝火のもとで休息するプレイヤーキャラクターだが、その身は亡者と化していて、容姿は見るに堪えないほど。“人の像”があれば生者になれるのだが……。▲本作では、死亡するたびに少しずつ最大HPが現象していく。画像は最大HPが約半分ほどになってしまった状態。生者に戻れば、最大値まで回復する。
『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲深くまで続く竪穴。本作でも、立体的に折り重なった複雑なマップは健在だ。▲多数の敵に囲まれた。本作において多数の敵を一度に相手とすることは、死を意味する。
『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲洞窟を抜けた先にあったのは、無数の石像が立ちならぶ場所。この先に待ち構えているものとは……?▲ネットワークに接続している他プレイヤーの姿が、白い影として表示される“幻影”。初めて足を踏み入れた場所では、幻影の動きがヒントになるだろう。
『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
▲月下での戦闘。上半身を包帯のようなものに包んだ人型の敵が迫る。▲術者の目の前に炎を発生させる、初歩的な呪術の“発火”。もっとも単純な呪術だが、侮れない威力を持つ。
『ダークソウル2』
▲鉄格子のゴンドラが、さらなる下層へと向かう。この闇の奥底には何が潜んでいるのだろうか。

■店舗別購入特典についての変更

 以前にお伝えした店舗別購入特典について、有料DLCとしての配信が行われないこととなった。これらのアイテムは、ゲーム内のプレイにて入手可能となる。

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データ

▼『ダークソウル2』
■メーカー:フロム・ソフトウェア
■対応機種:PC
■ジャンル:A・RPG
■発売日:2014年3月
■希望小売価格:未定

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