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2015年2月1日(日)

『ニトロプラス ブラスターズ』三世村正やアオイ、アルシア、夜石をレビュー!【闘会議2015】

文:喜一

 2015年に稼働予定のアーケード用対戦格闘ゲーム『ニトロプラス ブラスターズ -ヒロインズ インフィニット デュエル-』(略称:ニトブラ)が、千葉県・幕張メッセで開催されている“闘会議2015”アーケードエリアにて試遊可能だ。

『ニトロプラス ブラスターズ』

 『ニトブラ』は、ニトロプラスとエクサムがタッグを組んで贈る2D対戦格闘ゲーム。『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』や『吸血殲鬼ヴェドゴニア』、『装甲悪鬼村正』など、複数のニトロプラス作品から人気ヒロインが集結し、作品の枠を超えた夢の対戦を楽しめる。

 この記事では、“闘会議2015”に出展されていたバージョンより使用可能のプレイアブルキャラクター・三世村正、サポートキャラクターの向日アオイ、アルシア、美鶴木夜石のレビュー、あわせて林和磨ディレクターへのインタビューを掲載する。基本的な操作は、以前掲載したレビュー記事を参照してほしい。

■プレイアブルキャラクター編

※記載した必殺技コマンドは、公式サイトで公開されたインストカードのもの。☆は空中でも発動できる必殺技。

●三世村正

『ニトロプラス ブラスターズ』

【必殺技】
鼓膜潰し:→↓\+攻撃ボタン
蜘蛛の鋼糸:↓\→+攻撃ボタン(☆)

【超必殺技】
磁気鍍装・正極(エンチャント・プラス) 電磁加速:(空中で)↓\→+A+Bボタン
磁気鍍装・負極(エンチャント・マイナス) 電磁障壁:→↓\+A+Bボタン

▼『ニトブラ』三世村正 プレイ動画(闘会議2015バージョン)

 村正は“蜘蛛の鋼糸”という糸が出る技を基点に、画面を飛び回りながらコンボをつなげていくキャラクター。基本的な技もリーチがとても長いというわけではなく、いたってオーソドックスな間合いのものが多い。

 ダッシュをしながら相手と戦ってもジリ貧になりがちだが、“蜘蛛の鋼糸”を使用することで、かなり自由自在な立ち回りが可能。糸をヒットさせると相手に一瞬硬直が発生するため、これをうまく利用して空中や地上で吹き飛ばされた敵を拾い、大幅にコンボをのばせると感じた。

『ニトロプラス ブラスターズ』
『ニトロプラス ブラスターズ』

 また、“蜘蛛の鋼糸”はA、B、Cボタンで横、上と射出される方向が異なる。加えて、空中でも使用でき、同じくA、B、Cボタンで、横、斜め下などに射出可能。さらに、“蜘蛛の鋼糸”はキャンセルできるので、応用次第ではトリッキーな動きも。敵キャラクターの行動にあわせて適宜使い分けたいところだ。

 なお、“鼓膜潰し”は突進系の打撃技となっているが、ヒット後に相手がダウンしないので、コンボパーツとして有用だろう。個人的に空中で使える超必殺技の磁気鍍装・正極がコンボの締めとしてオススメ。

『ニトロプラス ブラスターズ』
▲“磁気鍍装・正極”の発動演出。
『ニトロプラス ブラスターズ』
▲ヴァリアブルラッシュの最後には待騎状態で相手にのしかかる締めも。

●サポートキャラクター編

・日向アオイ

『ニトロプラス ブラスターズ』

 アオイを使用するとお互いのパワーゲージが1本増える。かなり特殊な能力なので、対戦中はほぼ1回の使用に限られる。使用できるようになるのは比較的早めなので、大ダメージを与えたい時、どうにか守り切りたい時など用途はさまざまだ。

『ニトロプラス ブラスターズ』

・アルシア

『ニトロプラス ブラスターズ』

 アルシアは上段より襲来し、回転しながら大鉈の刃を振り回す。とても動きが早く、攻めにもプレッシャーを与えるのにも使用可能だ。再使用にかかる時間は比較的長め。

『ニトロプラス ブラスターズ』

・美鶴木夜石

『ニトロプラス ブラスターズ』

 夜石は黒いもやのようなものを地上に這うように発生させる。このもやはガード不可能で、ヒットすると相手がジャンプ不能になる。相手に態勢を整える時間を与えたくない場面でうまく使っていきたいサポートキャラクターだ。再使用にかかる時間は比較的長め。

『ニトロプラス ブラスターズ』

■林和磨ディレクターへインタビュー

 会場で開発の林和磨ディレクターにインタビューする機会を得たので、ついに使用できるようになった三世村正などについてお話をうかがってみた。

――以前行われたロケテストのバージョンとの変更点はありますか?

 前回のロケテストでいただいたアンケートの意見を受けて、変更している点があります。例えば、Dボタンで使えるエスケープアクション(回避行動)ですが、少し飛び道具を避けやすくしてあります。その他にも、システム面で細かい調整を行いました。

――前回のロケテストでは気付かなかったのですが、残り10カウントあたりからカウント音が鳴っていますよね? これは格闘ゲームプレイヤーにはうれしい配慮だと感じました。

 そうですね。この機能はおもしろいと思っています。ちなみに、残り10カウントになるとBGMも少し変わるなど、緊張感のある演出になっています。これは私が格闘ゲームで好きな演出でして、昔はよくあったんですが、最近は見かけないなと思って搭載してみました。よく見るとカウント下の“TIME”という文字も“HURRY”に変わるんですよ(笑)。

――プレイアブルキャラクターの三世村正についてお聞かせください。

 村正は骨法のような動きを攻撃モーションに取り入れています。最初は少し難しいかもしれませんが、“蜘蛛の鋼糸”を基点にした動きに慣れてくると楽しくなってきますよ。すごくやり込めるキャラクターです。ちなみに必殺技と超必殺技がもう1つ使えるようになる予定です。


 1人のプレイヤーとしても稼働を楽しみにしている本作。今回のバージョンで使用できたキャラクターはどれも曲者ぞろいで、対戦にいいアクセントを加えてくれそうだ。“闘会議2015”で『ニトブラ』をプレイした際には、ぜひアンケートに意見を記入しよう。

(C)EXAMU Inc./Nitroplus
(C)Nitroplus
(C)Nitroplus (C)Seikaisha

データ

▼『ニトロプラス ブラスターズ -ヒロインズ インフィニット デュエル-』
■メーカー:ニトロプラス/エクサム
■対応機種:AC
■ジャンル:2D対戦格闘
■稼働時期:2015年稼働予定

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