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2015-02-15 00:00

『白猫VRプロジェクト』レビュー。スマホ版との違いやcolopadの触り心地は?(動画あり)

文:そみん

 コロプラが配信中のOculus Rift対応アプリ『白猫VRプロジェクト』。「VRって何?」、「スマホの『白猫プロジェクト』とどう違うの?」なんて疑問を感じた人のために、本作のレビューをプレイ動画付きでお届けします!

『白猫VRプロジェクト』

 『白猫VRプロジェクト』はスマートフォン向けRPG『白猫プロジェクト』をOculus Rift対応のVR版として開発したアプリです。ゲームプレイ中すべてのシーンが360度視点に対応し、敵キャラや超巨大なボスキャラとのバトルをバーチャルリアリティの世界で楽しむことができます。

『白猫VRプロジェクト』

 まずは基本中の基本となる2つの用語について簡単に説明しましょう。

●VR(バーチャルリアリティ)とは?

 “仮想現実”と訳されることが多いVR(Virtual Reality)には多くの意味合いが込められていますが、今回の記事についてはヘッドマウントディスプレイをかぶって遊ぶゲームと考えてください。頭を動かすとディスプレイの画像も動き、まるでもう1つの現実の中にいるかのような感覚でゲームが遊べます。

 ヘッドマウントディスプレイ自体は昔からありましたが、立体視の演出を取り込んでいたり、頭の動きにあわせて画像が動くヘッドトラッキングの技術が取り入れられていたりと、VRに適したものが増えてきています。

 ちなみにVRと似た言葉でAR(Augmented Reality)があります。こちらは“拡張現実”と呼ばれ、例えばスマホカメラでARマーカーを写すと、現実の背景の中にゲームやアニメのキャラクターが登場するような演出で使われます。

●Oculus Rift(オキュラス リフト)とは?

 オキュラス社が開発したVR用のヘッドマウントディスプレイで、WindowsやLinux、OS Xなど、主にPC用のアプリと連動できます。まだ一般販売はされておらず、海外で開発者向けに開発キットの形で提供されていますが、日本国内でも取り寄せは可能です。

 ちなみに価格は意外と安く、送料を含めて約425ドルくらい。関税や消費税を含めても、ざっくりと日本円で4~5万円ほどで手に入ります。個人的には10万円以上するようなイメージがありましたが、実はVR関連の機械の値段って、思いのほか身近なレベルになってきているんですよね。

 というわけで『白猫VRプロジェクト』の特徴を簡単にまとめると、頭にかぶるヘッドマウントディスプレイを使って、まるでゲーム内の世界に入り込んだような感覚で遊べる『白猫プロジェクト』ということになります。

『白猫VRプロジェクト』
▲Oculus Riftを装着した外見がこちら。軽いとは言いませんが、別に重いわけでもなく、遊んでいて気にならないレベルです。

 詳しくは追って紹介していきますが、キャラや背景は立体感があふれていて飛び出して見えますし、頭をきょろきょろさせるとゲーム内の世界を自由に見渡せるので、本当にもう1つの現実世界に入り込んだような没入感が味わえました。

 しかも音響も立体的なので、敵にかこまれると横や後ろからも音が聞こえますし、頭を動かすと音が聞こえる位置も変化していきます。プレイ動画では立体演出や音のすごさは伝えきれない部分もありますが、何かの機会に『白猫VRプロジェクト』を遊ぶことがあれば、そういった部分にもご注目ください!

●動画:『白猫VRプロジェクト』プレイ動画 Part1

⇒ニコニコ動画版『白猫VRプロジェクト』プレイ動画 Part1

●動画:『白猫VRプロジェクト』プレイ動画 Part2

⇒ニコニコ動画版『白猫VRプロジェクト』プレイ動画 Part2

 ちなみにプレイの際は『白猫VRプロジェクト』の開発者の方にお話を聞いて、ナビゲートをしていただきました。見どころ的な部分に関するコメントもあるので、動画を見る際にチェックしてみてください。

『白猫VRプロジェクト』

■メガネをかけたままでも遊べる! ファミコン時代とは大違いだ……

 ヘッドマウントディスプレイと聞くと、子どものころに友だちの家で遊んだ“ファミコン3Dシステム”(1987年発売)を思い出す、おっさん世代のそみんです。あの当時はゲーム画面の一部が飛び出すだけでも驚いたものですが、今は裸眼立体視の技術もありますし、本当に技術の進化ってすごいですね。

 なんていきなり脇道にそれそうになりましたが、『白猫VRプロジェクト』でOculus Riftの最新VRを初体験した衝撃は本当に大きかったです。画面内のキャラや背景が飛び出す立体演出は一時期の映画でも流行りましたし、遊ぶまでは今さら感すらあったのですが……ヘッドマウントディスプレイと組み合わさることで、単なる立体視とはまったく違う感覚を味わえました。

 飛び出すことがすごいんじゃなくて、周囲を自由に見回すことができて、そこから見える風景がすべて立体的に見えるというインパクトがヤバイのです。ほら、人間って五感の中でも視覚に頼る部分が大きいじゃないですか。だから、自分の頭の動きにあわせて見える風景がスムーズに変わると、本当に視覚がだまされちゃうんですよ。

『白猫VRプロジェクト』
『白猫VRプロジェクト』
『白猫VRプロジェクト』
▲頭を動かせば、キャラの攻撃がどこまで届いているのかを追いかけられます。めっちゃ遠くまで届いてますね!

 『白猫VRプロジェクト』を例に取ると、目の前に舞台があり、そこで立体的なキャラクターが楽しく動き回っているような感覚を味わえました。逃げていく敵をパッと見ると、まるで現実のようなスムーズさでそちらを見ることができます。普通のゲームだと操作キャラクターを主体とした視点になりますが、完全にプレイヤー主体で360度を見渡せるわけですね。

 必殺技を使った時のド派手な演出は目の前に迫ってきますし、巨大なボス敵が出てきた時のスケール感もものすごいものがあります。手を伸ばせば本当に触れそうな空気感を味わえる感覚は、VR初心者の自分にとっては筆舌しがたいものがありました。

『白猫VRプロジェクト』

 そんな話の後に小さな話題で恐縮です。僕は視力が悪くてメガネをかけているのですが、メガネをかけたままでもOculus Riftを装着できて、違和感なくVR体験をできたことがうれしかったです。一般販売が始まったら、Oculus Riftを買っちゃおうかな……。

■RPGよりもアクション部分に特化! スマホ版『白猫プロジェクト』との違いとは?

 なんだか『白猫VRプロジェクト』レビューではなくOculus Riftレビューみたいになってきたので、話をゲームに戻しましょう。『白猫VR』とスマホ版『白猫』はプレイ感覚自体は似ていますが、細かい部分やゲーム性についてはかなり異なります。

 まず大きな違いとして、『白猫VRプロジェクト』にはキャラのレベルアップや装備の変更・強化の概念がありません。10以上のクエストが用意されており、それをクリアすることで仲間が増えていく流れとなっています。

『白猫VRプロジェクト』
▲キャラを動かしてクエスト選択。パーティキャラは後ろからついてきます。

 スマホの『白猫』はストーリーやキャラの育成を楽しむ本格的なRPG要素も魅力ですが、VR版はアクションゲームとしての魅力に特化したような形だと感じました。その分、クエスト内のステージはバリエーション豊かで、どれも個性的なものばかり。

 プレイ動画では2つのステージを紹介していますが、巨大な石が転がってきたり、地面からモグラが顔を出して邪魔をしてきたりと、立体視演出とも相性がいいユニークなギミックが多数登場します。

『白猫VRプロジェクト』
『白猫VRプロジェクト』
▲落石が迫ってくる感覚はなかなか新鮮。普通に生きていると味わえないものなので、ある意味で楽しいですね。

 これは個人的な感覚ですが、『白猫プロジェクト』の世界をモチーフにしたアトラクションが満載の遊園地といった感じで、とにかく遊んでいて楽しいギミックが多かったです。

 ギミックだけでなく、巨大なドラゴンとのバトルなんかは、もうそれ自体がアトラクションと呼べるほどインパクトが大きいです。立体演出付きで正面から見ると、わりとビビります。

 プレイ動画を見ていただくと、僕が大きいクモのお尻に焦りまくっていることを不思議に感じるかもしれませんが、あのお尻、実際はめっちゃ飛び出して見えますからね! 思わず体をのけぞらせちゃうのは、僕だけじゃないはずです。

■操作感覚はスマホ版そのもの! “ぷにコン”をベースにした“colopad”が優秀すぎる!!

 本作の操作は、ほとんどスマホ版と同じです。タッチやコントローラ入力でキャラを動かして、タップやボタン入力で攻撃、長押しからのスワイプやコントローラ入力で必殺技(スキル)を発動できる感じですね。

 ちょっと違うのは操作キャラのチェンジ方法。これはプレイヤー自身が上を向くことでオプション画面となり、キャラクターを変更する形となります。百聞は一見にしかずで、プレイ動画を見ていただくと感覚がわかると思います。

『白猫VRプロジェクト』

 続いて、本作を遊ぶ時のデバイスに関する紹介です。マウス、ゲームパッドに加えて、コロプラが独自に開発したOculus Riftタイトル専用コントローラアプリ“colopad(コロパッド)”でも遊べます。

『白猫VRプロジェクト』

 “colopad”はスマホ版でおなじみの“ぷにコン”をベースとしたもので、スマホにインストールしてコントローラ替わりにするのですが……とにかく気持ちよく遊べます! そもそも“ぷにコン”自体が直感的に操作できる優秀なデバイスであることもあり、“colopad”も片手でスムーズに遊べます。

 あのですね、Oculus Riftをかぶると手元がまったく見えなくなるのですが、それが気にならないくらい直感的に遊べます。自分がスマホ版の『白猫』に慣れていることをさっぴいても、誰でもすぐに指になじむ優秀な操作デバイスだと思いますね。

『白猫VRプロジェクト』

 残念ながら僕はあまりアクションが得意じゃないのでぎこちなく戦っているように見える部分もありますが、慣れている人が遊べばランサーの槍キャンセルを利用した連続攻撃も問題なく出せるほど、まったくラグを感じずに遊べるクオリティになっています。

■VR酔いへの評価は? 一部のシーンではちょっとクラっと来ます

 最後になりますが、おそらくプレイ動画を見た人の大半が感じるであろうVR酔いについての感想です。ごめんなさいね、僕が頭をふらふらさせながら遊んじゃったこともあり、とても酔いやすいプレイ動画になってしまって……。

 これは言い訳ですが、人間ってそもそもわりと頭は揺れているんですよ。でも、自分が見たい1点を見ているから気にならないわけで。そういう意味では『白猫VRプロジェクト』を遊んでいた僕自身は、そんなにVR酔いはしませんでした。主観視点ではなく、第三者のTPS的な視点となっているので、意外と大丈夫でしたね。

『白猫VRプロジェクト』

 ただ、例えばボス敵だけに注目している時はよいのですが、複数の敵に囲まれて全体を把握しようとすると、VR酔いをしやすい印象はあります。あと、よくも悪くも必殺技の演出が派手でドーンと飛び出してくるので、特に自分ではなく仲間が必殺技を使うと、心の準備ができていない分、クラクラすることもありました。

 あとは、ゲーム開始直後のタイトル画面から島へと飛んでいくようなシーンですね(プレイ動画1の冒頭を参照)。ここは、実際の体は動いていないのに視点だけがぐぐーっと空を飛んでいく感じなので、頭の認識と体の感覚がかみあわず不思議な感覚になりました……。

『白猫VRプロジェクト』
『白猫VRプロジェクト』
▲コーン・ポップの必殺技はハジケすぎてヤバイ!! ちなみにプレイ動画では、焦りまくって“ポーン・コップ”と口走った挙句、豪快にはずしてます……。

 いろいろと感想を述べてきましたが、このVRというヤツは文章で伝えることが難しい感覚なので、機会があれば実際に自分で試してみるのが一番です。そんなVRの楽しさを少しでも伝えたくてプレイ動画を作ってみましたが、プレイを客観的に見るとちょっと酔いやすいですね(苦笑)。でも、少しでもVRの楽しさや雰囲気を感じてもらえれば幸いです。

 現状ではなかなか機会が少ないと思いますが、世界的にはVRの盛り上がりが高まってきていますし、きっと日本でもVRへの注目が高まってくるはず。ゲームとの相性もいいですし、Oculus Riftに触れられる機会は増えていきそうな気配がします。

『白猫VRプロジェクト』

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