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2015年3月19日(木)

『テラバトル』は手軽さと骨太さをあわせ持つRPG【電撃Appアワード2014】

文:ハヤチくん

 皆さん、こんにちは。ライターのハヤチくんです。現在、電撃オンラインでは2014年のベストアプリを決める“電撃Appアワード2014”が開催中。この記事では、筆者がオススメするタイトル、『テラバトル』の魅力をお伝えしていきます。

『テラバトル』

 本作は『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親として世界的に有名なクリエイター・坂口博信氏率いるミストウォーカーコーポレーションが開発したRPGです。

 音楽に植松信夫氏、キャラクターデザインに藤坂公彦氏といった豪華な顔ぶれになっているだけでなく、独自企画として行われている“ダウンロードスターター”に応じて数多くのクリエイター陣を招き、配信後も精力的にゲーム内容が拡張されています。

『テラバトル』
▲3月15日現在、ダウンロード数は170万を記録。200万に到達するとコンシューマ版の開発が始まる予定とのことですが、かなり現実味を帯びてきた数値になってきています。

 さて、そんな『テラバトル』のどういったところが注目ポイントなのか、順を追ってご紹介していきましょう。

■崩壊の危機に瀕した星を救うべく、神を捜し求める物語

 本作は1本のストーリーラインに沿って物語が展開されます。舞台は崩壊の足音が近づいている星となっており、この危機を防ぐために地中深くに眠っていると伝わる“神”に救いを請うべく旅を続ける冒険者たちの視点でゲームは進行。神のもとに近づくにつれ、他種族との接触や隠されていた世界の真実を目の当たりにする冒険者の戦いは、やがて広大な宇宙へと移っていくことに……。

 RPG好きの方はどういったストーリーなのか気にする人も多いと思われますが、『テラバトル』はこのような重厚な物語を楽しめますので、そちらを気にされているプレイヤーにも満足いただける内容となっていること請け合いです。

『テラバトル』
▲ストーリー部分はテキストエフェクトやサウンド、背景イラストで演出されます。

■シンプルな操作とは裏腹に、戦略的かつ緊張感あるバトルが展開

 次はこのゲームのキモとも言えるバトルシステムについてご紹介します。まず基本ルールですが、8×6マスのフィールドに配置されたキャラクターをスワイプ操作で移動させ、2人以上のパーティキャラクターで敵キャラクターを挟むと攻撃を与えます。

 この時、各キャラクターが持つスキルが確率によって発動。スキルには攻撃や回復、状態異常付加といったようにさまざまな効果を持つものが存在するので、それらをうまく活用していくことがバトルに勝利するカギとなります。

『テラバトル』
▲基本のバトル画面がこちら。キャラクターをうまく操作し、1ターンで多くの敵を攻撃していくことが戦いのコツとなります。

 もう1つ、バトルを盛り上げる要素として“連鎖”システムがあります。これは何かというと、敵を挟んだ際に縦横一列にパーティキャラクターがいる場合はたとえ離れたマスにいたとしても攻撃に参加することが可能で、スキルを発動させることもできます。

 強敵と戦う時はこの連携を発生させる頻度が勝敗を分かつことも多いので、いかにうまくパーティキャラクターの位置を調整しながら敵を挟むかといったポイントがバトルの戦略性を大きく高めています。

『テラバトル』
▲攻撃時には発動したスキルが表示されます。連鎖がつながるとエフェクト敵にも爽快です!

■ジョブチェンジやスキル選択などやり込みがいのある成長システム

 RPGといえばキャラクターの成長に関わるシステムも気になるポイントの1つ。『テラバトル』はベーシックにレベルの上昇によってパラメータが伸びていくタイプなので、基本的に戦いに参加する機会が多いキャラクターほど強くなっていきます。

 また、一定のレベルに達すると新たなスキルを習得し、戦いの幅が広がっていくところも成長させるモチベーションに繋がります。

『テラバトル』

 加えて、各キャラクターには“ジョブチェンジ”の概念があり、特定の素材アイテムとゲーム内通貨を使って姿と能力を変更することができます。

 ジョブは初期状態のものを含めると3種類あり、チェンジした後はまったく違ったスキルを習得できるのも特徴。さらに、フリースロットに他のジョブで習得したスキルをセットすることも可能で、キャラクター単体の能力を飛躍的に向上させられます。

『テラバトル』
▲画面の下部分にある枠がフリースロットとなっており、レベルに応じて最大4つまで開放可能。

 このように育てれば育てるほど強くなり、できることが増えていく成長システムになので、キャラクター育成が好きな人にはたまらない作りこみになっています。

『テラバトル』
▲上位のジョブになるほどレアな素材アイテムが必要となりますが、それに見合うだけの能力を得られます。

■協力プレイや召喚獣の実装など、ゲームは拡張し続ける

 冒頭でお伝えしたように、ダウンロード数に応じてゲームの拡張が行われるのが大きな特徴の本作。配信が始まった当初は完全に1人プレイ用でしたが、現在は世界中にいるプレイヤーと協力プレイができるようになっています。

『テラバトル』 『テラバトル』

 この機能を使ってメインシナリオを進めるだけでなく、専用のバトルコンテンツに挑むことができるなど遊びの幅は大きく広がったと言えるでしょう。

 また、協力プレイ専用の要素として“召喚獣”があり、呼び出すことで戦況を一気に有利にすることが可能。1人で遊ぶ時とはひと味違った戦術や展開でバトルを楽しめます。

『テラバトル』
▲召喚獣は協力プレイで戦い、見事撃破した際に入手できることがあります。
『テラバトル』 『テラバトル』
▲すでに多数の召喚獣が登場。協力プレイ中、他のプレイヤーの行動中に画面をタップすることで召喚獣を呼び出し、戦いを有利に進めることができます。

 といったわけで、『テラバトル』の魅力的なポイントをご紹介してきましたが、いかがでしょうか? スマホアプリ特有の“とっつきやすさ”はありながらも昔ながらのRPGらしい難易度になっている本作は、特にコアゲーマーの方にオススメしたいです。

 決して簡単に先へ進める内容ではありませんが、バトルに勝利するためにどういったパーティ構成にするか、どういった戦術をとるかといった考える余地の多いゲームになっています。困難を乗り越えることに楽しさを見出せる方には、ぜひともプレイしていただきたい傑作RPGです!


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