2015年7月17日(金)
10月2日に公開される劇場アニメ『屍者の帝国』のメインキャストが公開されました。
『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く、“ノイタミナ MOVIE”の第2弾として発表された“Project Itoh”。『屍者の帝国』は、そのプロジェクトの第1弾として公開される、伊藤計劃さんの同名小説が原作の劇場アニメです。本作の他に『虐殺器官』(11月13日公開)、『ハーモニー』(12月4日)の公開が予定されており、3作品すべての主題歌をEGOISTさんが担当することも明らかになっています。
本日放送された“ノイタミナ”内で流れた最新映像で、『屍者の帝国』のメインキャストと主題歌『Door』の音源が初公開されました。公式サイトでは、ロングPVも公開されています。7月23日には『虐殺器官』、7月30日には『ハーモニー』の情報も“ノイタミナ”内で流れる映像で公開されるとのことです。
“死体蘇生技術”が発達し、“屍者”を労働力として活用している19世紀末のロンドン。有能な医学生ジョン・ワトソンは、英国政府の秘密組織“ウォルシンガム機関”に招かれ、ある密命を受ける。
それは伝説の書物“ヴィクターの手記”の捜索。一世紀前にヴィクター・フランケンシュタイン博士が遺し、まるで生者のように意思を持ち言葉を話すオリジナルの屍者“ザ・ワン”を生み出す究極の技術が記されているという。
第1の手掛かりはアフガニスタン奥地。ロシア帝国軍の従軍司祭であり天才屍者技術者と謳われたアレクセイ・カラマーゾフが、突如武装した新型の屍者を率いて叛乱を起こし、その地に姿を消したという。彼が“手記”をすでに入手し、新型の屍者製造にその手法を用いているのだとしたら……。
すべての行動を記録する屍者フライデーをともない、ワトソンのヴィクターの手記をめぐる壮大な旅が始まる。
・キャラクターについて
屍者を労働力として再利用するのが当たり前になっている世の中で、人格のないロボットのような存在として屍者が登場します。
ワトソンは亡くなった親友の魂と人格を取り戻すため“ヴィクターの手記”を探す旅に出るのですが、その中で、自分の成そうとしていることに対して葛藤しながら進んでいくキャラクターです。
・ファンの皆様へ
通常はアニメのアフレコは本番のみですが、今回の現場ではプレアフレコから参加したので、本番のアフレコの際にプレアフレコよりよいものを出さなければ、と気合を入れて臨みました。
1つの作品にたくさん時間をかけられるというのはありがたいことですし、そのぶんきっといいものになっていると思います。ぜひ、劇場に足を運んでいただきたいと思います。
(C)Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSE