2017年2月1日(水)

【男性目線の『アイナナ』プレイレポ】モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

文:電撃Girl'sStyle、原 常樹

 みなさま、こんにちは。自称“モンジェネおじさん”ことフリーライターの原 常樹です。アイドルたちの活動にスポットライトを当てた本格リズムゲーム『アイドリッシュセブン』(通称:アイナナ)のおもしろさを、男性目線で紹介すべく再始動した本コンテンツ。今回もガンガン魅力に迫っていきます!

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回
▲先日公開された、とっても気になる第3部のキービジュアルIDOLiSH7バーションはこちら。

 もう1年の12分の1が終わってしまいますが、こちらの連載は今回が2017年初となります。アイナナ第3部の配信、そしてアニメ化……と今後もさまざまな展開が控えているアイナナにとって、今年も盛りだくさんの年になりそうですね。この連載でも精力を入れて追いかけていきたいと思いますので、どうか本年もよろしくお願いいたします。

 さて、前回はクリスマスイベント『2016 Xmas Live Illusion Holy Night』についても触れさせてもらっていました。「楽しんでいきたいところです~」と書かせてもらいましたが……はい、やってしまいました……。そう。開催期間を間違えてスペシャルライブ開催用のアイテムをほとんど使い切れずに終わってしまいました……。

 開催期間を間違えて──いや、正確にはスケジュールの調整を誤ってというのが正しいのでしょうか。師走で仕事が立て込んでいることもあって最終日に“アイナナプレイタイム”を設けて追い込むという、みなさんに(とくに社会人の方に)頷いてもらえるであろう算段を立てていたわけですが、誤算だったのはイベント最終日に3時間近く飛行機に乗らなければならなくなったこと。

 じつを言うと、そのタイミングで男友だち5人で海外旅行をするという計画を立ててしまったんです。

 しかも、旅行は完全な弾丸ツアー。さらに僕はあとからチケットを取ったために、夜の便でひとり羽田空港を発たなければならなかった。完全にイベントの追い込みの時間帯とドン被りですね……。最近の飛行機はWi-Fi搭載のものもあるそうですが、今回の旅行では使うことができず。向こうの空港でiPadを開いたときにはイベントも終了し、アイテムは手の届かないものへと変わってしまいましたとさ。これがまさにILLUSIONか……Oh……。

 精神的ダメージが大きかったので、思考停止した筆者が始めたのは『NATSU☆しようぜ!』。せめて、ホテルのテラスで優雅に、ヤケクソに! 一見すると引かれそうですが、同室の友人たちも思い思いにソーシャルゲームを遊んでいたのでとくに問題はありませんでした(笑)。

 こうしてオセアニアのビーチに流れる陽気なインストゥルメンタル。そこに男性アイドルソングが混じることで、なかなかアゲアゲな空気感に。このまま何時間でもいられそうな気がします(筆者のように高所恐怖症じゃなければ!)。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回
モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

 最近は旅行というだけで「どうやってNATSU☆するか」を考えてしまうあたり、パブロフの犬化が進んでいる気がしますが……みなさんもバカンスに行かれる際は、ぜひNATSU☆してみてください。

 さて、今回の連載の本題に入りましょう。みなさんは『シンクロニカ』というアーケードゲームをご存知でしょうか?

●公式サイト:https://bandainamcoent.co.jp/am/vg/Synchronica/

 こちらは全国のアミューズメントスペースにて稼働中の音楽ゲームで、バンダイナムコエンターテインメントさんが『太鼓の達人』に続くシリーズとして送り出した意欲作。公式サイトに「2人で楽しい音楽ゲーム」とキャッチフレーズがある通り、多人数で協力プレイ可能なタイトルとなっています。

 そんな『シンクロニカ』と『アイナナ』のコラボ第2弾が決定しました!

 第2弾というからには第1弾もある。そう、じつは少し前にも『シンクロニカ』は『アイナナ』とコラボをして注目を集めていたんです。音楽ゲームの肝である楽曲という形で、我らがモンジェネを始めとするアイナナの楽曲も収録。さらには限定ラビットチャットの配信や、ゲーム内カスタマイズ用アイテムにアイナナをフィーチャーしたデザインのものが登場したりと、前回もかなりガッツリとコラボをしていたそうです。

 ──ということで、今回は『シンクロニカ』と『アイナナ』の新コラボをひと足早く体験させていただきました!

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回
▲こちらがシンクロニカの筐体です。白くて大きいので、ゲームセンタ-でも探しやすいと思います。

 中学生時代から長年アーケードの音楽ゲームを触ってきた筆者ですが、じつは最近はカードゲームを主戦場にシフトしておりまして音楽ゲームをプレイするのは久しぶり。指の関節にタコができるまで筐体を叩き続けた日々が非常に懐かしいところです……。もちろん、『シンクロニカ』をプレイしたことはありません。

 ただ、以前にTBS系列のバラエティ番組『マツコの知らない世界』で、こちらの『シンクロニカ』が体感・音楽ゲーム特集として取り上げられた回をたまたま拝見したことがありまして、そのときに「随分と直感でプレイするタイプのゲームだな」という印象を抱いた記憶が残っています。

 マツコ・デラックスさんは実際にプレイしたうえで「無理よ、これ……」とおっしゃっていましたが、しっかりと難易度を調整してコツを掴めば頑張れるんじゃないかな~と。そんな感じに思っていたんですよね。

 というわけで、早速プレイ開始!

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

 テレビを見たときの印象は間違っていませんでした。

 本作は、音楽に合わせてタイミングよくパネルを操作するゲームで、基本的には画面上に表れたマーカーに合わせて手を動かすだけでOK。このあたりは『アイナナ』とも近いので、経験者であればすんなり遊べちゃうはず。というか、これは楽しい!

 筐体のデザインもスタイリッシュで、プレイユーザーは男性だけでなく、女性も非常に多いんだとか。こういった体感系のゲームはどうしてもプレイ中に周囲からどう見られているのか気になってしまう人も多いと思うのですが、スマートなデザインの本作ならば自然とゲームセンターの一部分に溶け込めそうなイメージ。女性ユーザーがかなり多いというのもうなずけます。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

 画面にマーカーが現れるタイミングはこういった音楽ゲームの中でも、とくに早い印象で“目で見てから”では遅れてしまうことが多々ありました。メーカーの担当さんは「リズムに乗っていれば自然とタッチしたくなるポイントでマーカーが来ます」とおっしゃっていましたが、たしかに目で見て正確に合わせるというよりは、リズム感を武器に直感的に画面を触っていく方が大切だな~という感じはしました。

 音楽ゲームを上達するために譜面を覚えるという人も多いと思いますが、『シンクロニカ』に関しては、リズムを覚えるのが大事なわけですね。なるほど……これはたしかに直感的だ……。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回
モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回
モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

 基本となるタッチマーカーのほかに、タッチしたあと一定時間(外周のゲージが一周するまで)押しっぱなしにするホールドマーカーや、線をなぞるようにゴールまで押し続けるムーヴマーカー、一定の方向に払うスワイプマーカー、スライドマーカーといった特殊なマーカーも登場。マーカーの形式は『アイナナ』の特殊ノーツに通じる部分があるんで、ここも経験者ならばすんなりと入れそうなポイントです。

 筆者も「早くやりたい」という一心でチュートリアルをスキップして、編集さんには引かれましたが、それでも操作で困ることはほとんどありませんでした(もちろん慣れていない人にはチュートリアルをオススメします!)。

 なお、コラボとしてすでに収録されている楽曲は、以下の4曲。演奏中、「MONSTER GENERATiON」と「Leopard eyes」はおなじみのミュージックビデオが流れます! ほか2曲は楽曲をイメージしたシンクロニカオリジナルのムービーになります。

 ・MEMORiES MELODiES
 ・Leopard eyes
 ・SECRET NIGHT
 ・MONSTER GENERATiON

 そして、第2弾のコラボでは、さらに以下の4曲が追加になるとか。

 ・RESTART POiNTER(2月16日解禁)
 ・恋のかけら(2月16日解禁)
 ・Last Dimension~引き金をひくのは誰だ~(3月2日解禁)
 ・SILVER SKY(3月2日解禁)

※ナムコのゲームセンターに設置してあるシンクロニカでは、2月2日から先行で『Last Dimension~引き金をひくのは誰だ~』 『SILVER SKY』が遊べます。

 『シンクロニカ』に収録されている楽曲にはそれぞれ「NORMAL」、「ADVANCED」、「TECHNICAL」という3つの難易度が用意されていて、アイナナ曲の「NORMAL」は3~4、「ADVANCED」は9~10、「TECHNICAL」は13~14といった難易度でまとまっていました(現時点で『シンクロニカ』全体の楽曲の最高難易度は19)。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

 チュートリアルをスキップしてNORMALの楽曲をプレイした筆者は、わりと楽々とボーダーをクリアー。さらに何回かプレイするうちにADVANCEDの楽曲もさほど苦労せずにこなせるようになりました(きっと音楽ゲームの経験者ならば珍しくない光景ではないかと感じます)。じゃあ、「TECHNICAL」もいけちゃうんじゃない~? ……と調子に乗ったのがマズかった。うん、マズかった。

 最初に遊んだ「MONSTER GENERATiON」のTECHNICALで、さっそく圧倒的なマーカーの大群に襲われ、為す術なく立ち尽くす筆者。「えっ、ちょっと待って! なんでここを同時押ししてる最中に別のところにマーカーが来るの? 腕三本なきゃ足りなくない?」とか「譜面詰まり過ぎて見えないのに、ここで交差させるの!?」とか、とにかく慌てふためいたまま、マーカーの大海(モンジェネ)の藻屑に消える羽目になりました……。いやー、なんだか、この連載が始まった当初にも見た気がするもみくちゃワッショイな光景ですね。慢心ダメ、ゼッタイ。

 先ほども書きましたが、マーカーは目で見て反応するのではなく、ある程度来るであろうタイミングのアタリをつけておかなくてはならない。そして、同時押しの譜面も両方の掌でタッチするのではなく“左右10本の指”をフルに活用して操作していくことが大切だ──何度かモンジェネ様に葬られて、筆者もようやく気付くことができたわけです。

 ちなみにこれだけロジックを理解しても「MEMORiES MELODiES」のTECHNICALは最後までボーダーを超えませんでした。スピーディーな「SILVER SKY」や変則的なTRIGGERならではのリズムを持つ「Last Dimension~引き金をひくのは誰だ~」はそんなに難しくなかったんですが……まさか、あのメモメロが壁になろうとは……。

 本作ではプレイ終了後に“失敗した箇所”など、これまでの演奏をリプレイする感覚でスクリーンショットを撮れるのですが、そもそも失敗した箇所が多すぎてどこをどうすればいいのやらわからない状況でした(笑)。これは悔しいですね……。

 どうやら僕の地元であるラウンドワン池袋でも本作はかなり盛り上がっているということなので、仕事とは関係なくリベンジに行こうかと思います。どうやらアイナナの楽曲以外に『アイドルマスター』などの楽曲も入っているとのことで、マネージャーとしてだけでなくプロデューサーとしての血も騒ぎますな……ふぅ……。

 ちなみにメーカーさんの話だと、反射神経よりも“リズムで奏でる感覚”の方が大事とのことで、あまり普段音楽ゲームをプレイしないという人の方が上手かったりすることも多いそうです。あまり自信がないという人も一度体験してみると秘められた才能が開花するかもしれません。

 本作は2人プレイ用の【MULTI】モードにもさまざまなこだわりが詰め込まれていて、協力することで片方がゲーム内でコンボをミスしてもそれをカバーしたり、両者が同じタイミングで操作することでボーナスをもらえたりもするのだとか……。もちろん、楽曲の難易度をそれぞれ別に設定できるので、上級者がとんでもない難易度に調整する横で、初心者が平和にマイペースに自分に合った難易度を奏でることもできちゃうと!

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回
モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回
▲難易度「ADVANCED」以上でFULL COMBOすると見られるご褒美映像。2人プレイで協力してコンボを繋ぐのがオススメです。周りに『シンクロニカ』のプレイヤーがいないという方も、ぜひ新人マネージャーを誘ってともに研鑽を!(※1人プレイでもFULL COMBOするとみることができます。)

 コラボ期間中は楽曲をクリアーするごとに、1曲につき1個、王様プリンをアイナナメンバーに差し入れることもできます。7個差し入れをすれば特製エンブレムがもらえちゃうのだとか。こちらはコラボ第1弾でもあったシステムですが、今回からは新たにRe:valeのふたりや各キャラクターの王様プリンバージョンのエンブレムも用意されているそうです。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回
モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

 フロント(キャラクター)とベース(背景)のカスタマイズも自由なので、環くんのエンブレムの背景を使いつつフロントに壮五くんを立たせたオリジナルエンブレムを作ったりすることもできるわけですね。

 エンブレムはユーザーが己をアピールするための“顔”ともいえる存在なので、こういうところにこだわれるのはうれしい限りでしょう。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回
▲あなただけのエンブレムをぜひ作っちゃいましょう!

 ちなみにシンクロニカラウンジに登録するだけでも、ラビットチャットが読めるというのもアイナナファンにとっては見逃せないポイント。今回はTRIGGERのメンバーが『シンクロニカ』について語っているというので、ぜひとも注目したいところ。ちなみに第1回のIDOLiSH7のメンバーによるラビットチャットも見られるということなので、見逃したという方はここがチャンスですよ~。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回
▲ここでしか読めないレアなラビチャ!!

アイドリッシュセブン×シンクロニカ“アイドリッシュセブン フェス2nd”

■アイドリッシュセブン バナパスポートカード

 2月2日からナムコ限定絵柄の『アイドリッシュセブン バナパスポートカード』(全5種)が、ナムコのアミューズメント施設で発売になります。2月16日からは一般柄として別バージョンも。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

 ※販売価格や購入方法は店舗により異なります。
 ※数に限りがあるため、売り切れや取り扱いの無い店舗もございます。事前に各店舗までご確認ください。

■アイドリッシュセブン バナパスポートカードでプレイするともらえる「きなこマーカー」

 上記で紹介した「アイドリッシュセブン バナパスポートカード」でプレイすると、シンクロニカの画面上に出てくるマーカーが、きなこになります。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

 ※「きなこマーカー」は伝導できます。
 ※伝導とは:「きなこマーカー」を持っていないバナパスポートカードと、持っているバナパスポートカードを使用して「マルチプレイ(2人で遊ぶ)」をすると、持っていないカードに「きなこマーカー」をプレゼントすることができます。

■限定キーホルダーが抽選で当たるキャンペーン

 2月2日~3月16日の期間内にシンクロニカを7回プレイすると、シンクロニカラウンジ(無料会員サイト)からキャンペーンに応募できます。後日抽選でノベルティ(撮り下ろしを使用したキーホルダー)を対象のナムコ店舗で受け取ることができます。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

 ※2/2~3/16のプレイが応募対象となります。
 ※限定キーホルダーの受取り可能な店舗は、予めキャンペーンページよりご確認ください。
 ※プレイする店舗に指定はありません。限定キーホルダーの受取りは、応募した店舗へご来店いただく必要がございます。
 ※受取りにかかる交通費等はお客様ご自身のご負担となります。郵送は受付けておりません。

 そのほか、ナムコさんと『アイナナ』コラボの具体的な内容が気になるという方はこちらの記事をチェックしてみてください。

 そして、『シンクロニカ』は2017年2月11日、12日に千葉・幕張メッセ国際展示場で開催されるアーケードゲームの祭典“ジャパン アミューズメント エキスポ2017”(合同開催:JAEPO×闘会議 2017)にも出展されるそうです。こちらも楽曲を先行体験できるそうなので、この連載の次回は、そちらの様子をお届けしようかと。

シンクロニカ JAEPO出展情報

■会場で限定シールがもらえる

 バンダイナムコエンターテインメントブース内、シンクロニカコーナーで限定のシールがもらえます。シールの直径は、こだわりの77mm!!

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

 1:JAEPO会場に設置してあるシンクロニカをプレイすると限定シール1枚をプレゼント
 2:会場でシンクロニカ公式Twitterをフォローした画面をスタッフに見せると、もう1枚プレゼント

■会場先行であの楽曲が遊べる♪

 「RESTART POiNTER」、「恋のかけら」、「Last Dimension~引き金をひくのは誰だ~」、「SILVER SKY」の4曲を、ひと足早く遊ぶことができます。

モンジェネおじさんがアイナナに愛を注いでみた第八回

■JAEPO(ジャパン アミューズメント エキスポ2017)開催概要
【日時】
 2月10日 10:00~18:00(ビジネスのみ) 
 2月11日 10:00~18:00(ビジネス+一般) 
 2月12日 10:00~17:00(一般のみ) 
 ※2月10日はビジネスデーのため、一般の方は入場できません 

【会場】
 幕張メッセ 国際展示場ホール2~3

【入場料】
 前売り入場券:1日券1,500円 2日通し券2,500円
 当日入場券:1日券2,000円
 優先入場券:1日券1,600円 2日通し券2,700円

 それでは、また次回の連載でお会いしましょう!

データ

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