鈴木裕斗さんが好きな新宿を舞台に繰り広げられる『カラマリ』の魅力を解説!
声優・鈴木裕斗さんが胸をときめかせ乙女ゲームに対する愛を綴る本コラム。連載8回目に取り上げる作品は、鈴木さん自身も出演する『Collar×Malice』。新宿を舞台に起こる連続事件の捜査を行っていく、サスペンス要素満載の本作。鈴木さんがそのなかで感じた作品やキャラクターの魅力を余すことなく文字制限なしでお届けします。
鈴木さんが『Collar×Malice』を推すワケとは?
みなさん、ぎょす★ 突然ですが……僕が乙女ゲーム以外に長い間ずっと好きなもの、それは“サスペンス”なんです! 昔から怖いものやドキドキできるジャンルの映画やマンガやゲームが大好きでした。ドキドキするのが好きなのかな? 自分(笑)。
あとはあまり言ったことはないけれど、個人的に“新宿”という場所が大好き! 東京に来てここが好き! と言える場所ってなかなか見つけられていなかったんですけど、新宿が持つどことなく明るすぎない空気感とか、密集しすぎない程度に落ち着けるお店がたくさんあるところとか。お仕事の飲み会で新宿集合になったりすると「新宿は僕の庭なので、任せてください!」って息巻くくらい!
……え? 今回は乙女ゲームのことじゃなくてただのお前の趣味に関してのコラムなのか、って? ……いやいや! 今回もしっかり語らせてください!!
今回はそんな僕の“好き”を詰め込んだ夢のような作品。そして2016年度みなさんに最も愛された(乙女ゲームアワード2016の乙女ゲーム部門1位)作品……『Collar×Malice』(以降『カラマリ』)をプレイさせていただきました。
サスペンスと恋愛のバランスがGood!
僕も事件に関わる人物・宇野詩音役で出演させていただきましたが、収録だと詩音が登場する部分の台本しかいただくことができないのでとっても気になっていたんです……この個性の強いキャラたちとどう恋愛するのか!
▲鈴木さん演じる宇野詩音。相手によって態度を変える賢い少年。外面がよく世渡りが上手なタイプだが、その内には秘めた凶悪なものが隠れている。 |
でも、『カラマリ』はサスペンスと恋愛のバランスがとてもよくて、展開される事件はけっこう本格派で。実際に社会で巻き起こっている問題を取り扱っていたり、アドニスに関わる人物たちが抱えている事象もリアルで物語にしっかり入り込めます。その事件を攻略対象キャラたちとともに追っていくことで、ときには死と隣り合わせになるようなピンチに追い込まれたり、ヒヤヒヤする場面もたくさん出てきます。ですが、それが彼らと距離を縮められるとても素敵なスパイスになっています!
キャラの個性も一目見てわかるくらい強いのですが、それぞれのルートもすごく……すごく個性がハッキリしています!! ときにバカ呼ばわりされまくったり、ときに叱咤されたり(笑)。でもこの作品はバッドエンディング含め、起こる出来事ひとつひとつにちゃんと“意味”を感じられるんです!
背負わされたさまざまなものに、自分たちの意志で立ち向かうからこそ生きること、死ぬことの意味を、そして困難を乗り越えた先に育まれた愛が“リアルにそこにある”と感じることができます。
新宿は僕の庭です! リアルな背景やサブキャラにも注目
『カラマリ』はどこをとっても魅力的! ストーリーやキャラ性や花邑まい先生が描く素敵なイラストはもちろん! 新宿を庭と言ってしまうほど好きな僕としては、スタッフさんが時間をかけてていねいに取材をして作りあげたというリアルな背景。(描き込みが本当にすごい!)そして何より魅力的すぎるサブキャラクターですよ! スタッフさんのサブキャラに対する情熱? 愛? がすごいと思うんです! そうですよね!? この愛、勘違いじゃないですよね!? 1人残らずサブキャラが魅力的です! もはやサブと呼べないです!! メイン級のキラキラ……。
▲鈴木さんも感激したという新宿のリアルな背景。 |
どのキャラも一目見たら記憶に残るビジュアル、そしてストーリーへの関わり方も印象的だし生き様も人間臭くて大好きです。そんななかやはり詩音の、鈴音を想うが故の二面性や狂暴性とかとくに大好きだなぁって思いますね! あ、自分のキャラだから贔屓しているわけじゃないですよ(笑)?
作っている方々がどんなに細かい部分も手を抜かずこだわって大事に作っているのがこちらにもすごく伝わるし、『カラマリ』の世界観にのめり込ませてくださるような仕掛けがたくさんあって夢中になってしまいました! 先へ先へとどんどん進みたくなる欲求が抑えられなくなりますね♪
新宿へ聖地巡礼をしに行きたいです!
今回はガルスタさんの乙女ゲームアワードの1位作品に選ばれたということで、改めて『カラマリ』をプレイさせていただきましたが、たくさんの方の心に残った作品なのだということを意識したうえでプレイをすると、納得できるところがたくさんあってまた新鮮な気持ちでした♪
新宿プリンスホテルとのコラボも決定していますし、通い慣れた場所をカラマリの聖地だと思い巡ってみるとより新宿が好きな場所になりそうですね! 僕も近々聖地巡礼しよう~っと♪
出張版ではガルスタ誌面では書き尽くせなかった、溢れる想いをお届け中!
(C)2016 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY
データ