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2018-04-21 22:15

声優・鈴木裕斗さん10周年記念‼ “歩んできた乙女ゲーム道”を語りまくる

文:ガルスタオンライン

 ガルスタ本誌で好評連載中の声優・鈴木裕斗さんが乙女ゲームに想いをしたためている本コラム。4月10日に発売になったガルスタ5月号で掲載しているコラムの完全版をお届けします。

出張版『鈴木裕斗の乙女ゲームトーク!!』

 みなさん、ぎょす☆

 前回から僕が個人的にアニバーサリーなのをいい事にそれに関連づいたことを書かせていただいてきているわけですが、 今回もまだまだ鈴木裕斗10周年記念を、自分で! 勝手に! 推していこうと思います!(笑)。おめでとー! ありがとー♪

 前回は僕の乙女ゲームデビュー作品について語りつつ、時の流れをみなさんにも一緒に感じていただいたと思うのですが、今回はもっと大枠の部分……“僕が歩んできた乙女ゲーム道”について書いていきたいと思います!

 ご存知の方もいるかとは思いますが、僕は中学生の頃に女友達の影響でまさにガルスタさんを手にし、乙女ゲームの存在を知るわけです。それも今考えると本当に夢の様な、光栄なことですよね! 自分の人生を変えたといってもいいくらいのきっかけになったその雑誌で、今は自分がコラムを連載させていただいているんですから!

 その初めて手にしたガルスタで、僕や友人達みんなの心をグッと掴んだのが 『ときめきメモリアル Girl’s Side』でした。欲しい、プレイしたい! と思ってからの行動は本当に早くて、溜めていたお小遣いで友人達とみんな同じタイミングで購入し、プレイし語り、愛を深める……誰かと共有することでこんなにも楽しみ方が広がるんだということを深く実感していましたし、アニメショップに赴いて、CDや関連書籍を購入するときの胸の高鳴りは今でも忘れることはできません!

 そしてその後“ネオロマンス”にどっぷりとハマり、これまた人生で初めてのイベントのために遠征、というものを経験します。遙か祭だったかなぁ……。実際に自分の目で声優さんが自分の大好きな作品のキャラクターを演じられていたり、キャラソンを歌っているのを聴いて涙したことを覚えています。その時の感動から、いつか自分もいつかこういった作品に声優として参加し、ときめきを与えられるようになることができたら幸せだろうなと思ったということは言うまでもありません。

 初めは純粋に好きで自分の人生の彩りだったものが、年齢を重ねていくうちに、頭のなかでそのキラキラした世界に自分を参加させ、頭のなかだけでなく現実にそうなるために自分は何をしていったら良いのだろう? と考えるようになる。夢や目標に変わっていったわけです。

 実際にこの仕事に自分が就き、沢山の作品に関わらせていただくようになってずっと感じていることは、好きを仕事にするのは難しい、といいますが……決して僕にとっては難しいことではない! ということ。もしかしたらそれは甘い考えだ! という方もいるかもしれないのですが……。今でも好きという気持ちを持ち続けながら作品や役に向き合うことができていますし、作品に参加することができる! と決まった時の喜び方は誰にも負けない自信があります!(笑)。

 そして好きでい続けられたからこそ、乙女向けの作品を取り扱った番組に携わることができたり、恐れ多くも時には“解説員”的な立場で呼んでいただいたり! デビューしてから10年経っても、デビューする前から持っていた“ときめき”を持ち続けられていることが本当に誇りだなと、改めてこの節目で感じることができています!

 この先15周年、20周年と節目を迎えて自分のことを振り返った時にも、「乙女ゲームが好き」と言っていたいし、抱いている夢を叶え、また新たな夢に更新し続けられる人間でありたいと思っています!

 2018年4月からは! 声優生活11年目に入ります! この自分にとっての大切な時期、2回に渡って個人的なことや真面目なことが多くなりがちでしたね。そんななか、最後まで読んでくださった方に心から感謝しております! ありがとうございました! じつは今の時点で取り上げたい作品がわんさか溜まっております(笑)。今の自分に大きな影響を与えている作品もあって……それについて取り上げていけたらいいなと思っています♪

出張版ではガルスタ誌面で書き尽くせなかった、溢れる想いをお届け中!