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『SAO ガンゲイル・オンラインⅡ』12話感想&考察。NPCのまさかの正体に衝撃! クラレンス&シャーリーの見せ場もあって満足感のある最終回でした(ネタバレあり)

文:Ak

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 現在放送中のTVアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII』。その第12話“戦う理由は”の感想記事をお届けします。

[IMAGE]【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII』第12話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

ダイナミック自決からのギリギリ復活でレンの主人公感がすごい!【アニメGGO2感想】

 レンのダイナミック自決からの残機1。残機の数もギリギリですが、何より残り時間がもう少ないのがピンチですね。それにしても《GGO》ではみなさん気軽に自決しますが、トラウマとかにならないのだろうか……。


 残り時間わずかなのもあって、リスポーンが長く感じるレン。仲間のピンチに時間差で駆けつけるの、いつになく主人公感がありますね。

 レン以外のメンバーも、決着に向けて突撃開始! 流石に城内では役に立たないので、狙撃銃は捨ててましたね。

 参戦メンバーたちが命令に従順で、テキパキと動くのも驚き。ピトフーイは好かれてはいないけど、信頼はされているようです。とくに《T-S》は盾役としてすごく便利に使われてる! 「あとはまかせたぞ」で地雷原に突っ込んでくの、貢献度がすごいです。

 しかしここでまさかの「RPG!」、RPG(対戦車砲)持ちの歩兵がいて、味方がビビり散らかすの、戦争映画やFPSでもよく見る光景です。

 全日本マシンガンラバーズがRPGを知らないのは驚きでしたが、どうやら《GGO》への実装自体が初の様子。まあゲームバランス壊れかねないので妥当ではあります。

RPGにはバズーカをぶつけろ! クラレンス&シャーリーの参戦もうれしいサプライズ【アニメGGO2感想】

 RPGによっていったん足止めされるプレイヤーたち。いくらなんでも敵の火力が高すぎる気がしますが、ここでくじけずにまだ作戦を考えられる上位プレイヤーの根性がすごい。

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 そしてピトフーイの秘密兵器が登場。バカ火力に対してバカ火力をぶつけるのは、ある意味正攻法ともいえます。

 ピトフーイが用意したバズーカ砲。ロボットものみたいなフォルムでけっこうカッコいいですが、火力が高すぎて対人戦で使うものじゃねえ!

 入手方法も気になりましたが、課金とは……。(リアルで)世界的アーティストとしての財力も、ピトフーイの力のひとつということですよね!

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 バズーカでの陽動もあって、城への侵入に成功するプレイヤーたちでしたが、しかし一人一人が死ぬことに対してちゅうちょなさすぎます。

 白旗が通じるということは、武器を抜くまで攻撃しない判定? つまり不意打ちで近くまで近づけば奇襲ができるのでは? と考察しましたが、最終話後半で白旗が通じる理由も判明しましたね。

 いろいろ衝撃展開も多かった古城攻略でしたが、何よりクラレンスとシャーリーが参戦してたのが意外! しかも二人で行動しているあたり、けっこう仲良くなっているのかも? しっかりいいところも持っていく点も、二人の成長を感じられてよかったです。

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 そしてレンとNPCが銃とナイフでにらみ合う膠着状態に。NPCの「なぜ戦う?」の問いに対するレンの「楽しいから」という答えは、ある意味本作のテーマでもあるように思います。

 そんなレンの答えはゲーマーとしては真っ当ですが、《GGO》をリアルな戦場だと思っている敵からすると、とんだサイコ野郎ですよね(笑)。

NPCのまさかの正体に驚き!【アニメGGO2感想】

 そして古城攻略を終えて健闘を称え合うプレイヤーたち。まあ決着を付けたのはレンですが、全員一丸となっての攻勢が勝負を分けた感じですよね。SJ3で見せ場の少なかったキャラもしっかり活躍していたのがよかったところです。


 そういえばレンは、ボスとの会話でサラッとSJ4への参戦宣言もしていました。さすがに次はボスとまともに戦えるといいですが……大会だと運営しだいなところもありますし、別の形で決着をつけてみるのも一興という気がしますがどうなんでしょう? 大会という場所に何かこだわりがあるのかもしれませんね。そして最後、飲み会に誘っても誰も来ないあたり、ピトフーイの人望のなさがすごい。こういう時に出ちゃいますよね、ふだんの行いのアレって。

 作中でもピトフーイが言及していましたが、「NPCにしては強すぎでは?」という疑問は、伏線でした。NPCではないというのは個人的にもうすうす予想はしていましたが、中の人がまさかの……これはさすがに読めなかった!

 負けることによって“ある体験”をさせること自体が目的だったということで、上位プレイヤーを集めたのもそれが理由だったみたいです。とはいえ、最後の様子を見ると別の種類のトラウマになっていそうですが……。まあ結果的には人助けになっていたということで!


 いよいよ最終回を迎えたわけですが、最終回のエンドカードは黒星紅白さんでしたね。予想されていた方も多かったのではないでしょうか? この6人がそろっているの、何気にレアケースな気がします。

 1期から引き続き大迫力のバトルシーンが描かれた『GGO』。最後にレンのモチベーションも戻っていたっぽいので、まだまだ作中での激戦は続きそうですね。3期以降の制作発表も、首を長くして待ちたいものです

アニメ『SAO オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII』放送情報

放送・配信情報
TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11・MBS・テレビ愛知・AT-Xにて10月4日(金)24:00より放送開始
ABEMAにて地上波同時・単独最速配信
その他サイトも順次配信予定

スタッフ
原作:時雨沢恵一(電撃文庫刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:黒星紅白
原案・監修:川原 礫
監督:迫井政行
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン・総作画監督:小堺能夫
メカニカルデザイン:石口 十
デザインワークス:あきづきりょう
グラフィックアート:荒木宏文
美術監督:橋本 巧(草薙)
美術設定:伊良波理沙(草薙)・森川篤
色彩設計:手嶋明美(Wish)
3D監督:小川耕平(Marco)
テクニカルディレクター:後藤春陽(旭プロダクション)
撮影監督:青木睦希(旭プロダクション)
編集:本田優規(旭プロダクション)
音響監督:明田川 仁
音響効果:上野 励
音響制作:マジックカプセル
音楽:DAITA/篠田大介
プロデュース:EGG FIRM・ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:GGO2 Project

主題歌
オープニングテーマ:『GG』ReoNa(SACRA MUSIC)
エンディングテーマ:『Little Dancer』レン starring 楠木ともり

キャスト
レン:楠木ともり
ピトフーイ:日笠陽子
エム:興津和幸
フカ次郎:赤﨑千夏

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