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【完結】『トマトイプーのリコピン』最終10巻。3月に完結した本作の思い出を振り返る(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

公開日時:

 漫画『トマトイプーのリコピン』最新10巻が、6月4日に発売されました。

※この記事には『トマトイプーのリコピン』のネタバレが含まれています。

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作文『トマトイプーのリコピン』と私


 サン〇オみたいなキュートなキャラクターに興味を引かれて読んでみれば、下ネタから時事ネタのギリギリを攻める内容のギャグ漫画でした。

 私とリコピンの出会いは大石先生がX(Twitter)で投稿した“コード決済”のお話を見てからでした。当時パートでレジを担当していた事もあり、コード決済黎明期の、手探りの煩わしさが詰まった内容に大いに笑わせて貰った事を覚えています。今でこそコード決済を日常的に便利に使いこなしていますが、時折このお話を思い出しては、「便利な世の中になったもんじゃなぁ…。」と、しみじみ思うのです。

 そして単行本を手にすれば、そこには溢れんばかりの時事ネタや、昭和のおじさんのようなリコピンの生活習慣や言動にすっかり心を奪われてしまいました。3巻収録の、これ、読者皆ツッコんだだろ! と思ってしまう出版社見学のお話も大好きです。休載時の、大石先生による謝罪文すらエンタメにしてしまうギャグ漫画家の精神にも感服しました。

 そんなリコピンも、2025年3月に最終回を迎えて、毎朝見かけていた小学生が、卒業して見かけなくなってしまったような、なんとも言えない寂しさがあります。でも生活時間が変わっただけで、近くには存在している…、今はそんな気持ちです。最終話公開時にインスタも見てね! と先生からの一言があったのでチェックしてみたら、フォローしている人が1人だけ…、誰だろう、奥様かな? とクリックして、まんまと笑わせていただきました。

 大石先生の次回作に期待しています!

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