iOS/Android/PC用ドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド(ヘブバン)』から生まれたラウドロックユニット・She is Legendと、アニメ『ガールズバンドクライ』での声優・劇中曲を担当しリアルバンドとしても活動するトゲナシトゲアリの対バンライブ“SOUL & CRY”が、5月15日に東京ガーデンシアターで開催されました。
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2月2日の“ヘブンバーンズレッド3rd Anniversary Party!”で電撃的に発表されたShe is Legendとトゲナシトゲアリの対バンライブがついに開催。対バンが発表されたときはファンを驚かせましたが、終わってみればお互いが魂をぶつけて高めあう、最高の対バンライブとなりました。ここでは詳しく内容をレポートしていきます。
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She is Legendが『春眠旅団』で一気に盛り上げる!
今回のライブはShe is Legend(Vo.XAI、Vo.鈴木このみ、Scream.Ayumu)のパートからスタート。2024年のツアーの名前として引っ提げるほど彼女たちにとっては特別な曲である『春眠旅団』からの幕開けで、疾走感あるギターロックでShe is Legendのファンであるレジェンダ―はもちろん、トゲナシトゲアリのファンのボルテージも一気に上げていきました。
今回の対バンライブはどの曲を披露するのか注目でしたし、なかでも1発目になにを持ってくるのか気になる人は多かったと思いますが、この『春眠旅団』は素晴らしかったですね。曲として盛り上がるのはもちろん、旅立ちをテーマにした歌詞がプロローグにはピッタリ。これからはじまる壮大であろうライブに思いを馳せることができました。
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続いてはストーリーイベント“美人温泉物語 湯けむり千紫万紅”で公開された『Thank you for playing~あなたに出会えて良かった~』。クスリと笑える歌詞とハードなロックが融合した曲ですが、なんといっても注目はスクリーム。She is Legendといえば迫力のスクリームも魅力の1つなので会場で聴けたときは痺れましたね。
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次の『Come on baby!』は加速度的に盛り上がっていくのが特徴。歌うのが難しい曲ですが、XAIさんと鈴木このみさんが見事に歌い上げていて、惚れ惚れします。そして、この曲の大きなポイントは「Come on baby!」のコールで、コールによって会場が一気に一体化していきました。
「Come on baby!」はゲーム内でもつい口ずさんでしまうというネタがありましたが、実際に会場で、しかも大声でコールできたのは気持ち良かったです。
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MCで今日の意気込みを語ったあとに披露されたのは第五章中編Part2に登場する『白の呪文』。新しい曲ということもあり対バンでの披露は予想外で、この選曲に驚いた人も多いでしょう。曲としても静かな立ち上がりから後半につれてノリノリになっていく流れで、とても聴き応えがありましたね。
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5曲目の『闇夜のKomachi Vampire』でラップのパフォーマンスを披露したあと、She is Legendの激しい掛け合いがポイントの『起死廻生』で会場を盛り上げていきます。そして会場が最高に暖まっているところに『Goodbye Innocence』!
ストーリーイベント“夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!”で実装された、夏らしい開放感と疾走感があふれた楽曲でさらに会場の熱を上げていきました。最初からトップギアだったライブですが、ここに至るまで盛り上がる一方だったのがすごかったですね。トゲトゲファンで会場に来ていた人もShe is Legendの魅力に取り憑かれたのではないでしょうか。
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MCをはさんだあとは、メインストーリー第五章中編に登場する劇中歌『Perfect Goodbye』を鈴木このみさんがライブ初披露。鈴木さんは曲が入る前に「大事に歌います」と伝え、『ヘブバン』本編にとっても重要なこの曲を力強く、かつ繊細に歌い上げました。
XAIさんが壇上に戻ってきたあとは『ありふれたBattle Song~いつも戦闘は面倒だ~』へ。ライブの定番曲でどこかのタイミングで披露されるとは思っていましたが、ここぞという最高のタイミングで来ましたね。
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そして、She is Legendパートのラストは『Long Long Spell』! ポジティブなメロディと殺伐とした歌詞が合わさった曲で、筆者としては「大変だけど、それでもいいじゃん」とツラさを肯定して前向きに生きることを描いているように感じてとても大好きなナンバー。この曲で会場の盛り上がりも最高潮に。
対バンライブ全体からみると、まだまだ前半パートであるものの、すでに燃え尽きてもおかしくないような最高のライブになっていました。
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トゲトゲパートは意外な選曲でスタート!
She is Legendのパートが終わったあとに暗転があり、興奮も冷めやらぬままにトゲナシトゲアリ(Vo.理名、Gt.夕莉、Ba.朱李、sup Dr.saya、sup Key.鈴木栄奈)のパートへ。こちらもShe is Legendと同様に最初にどの曲を披露するのか注目でしたが、1曲目でなんと『渇く、憂う』が!
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てっきりアニメのオープニング主題歌である『雑踏、僕らの街』からはじまると考えていたファンも多いでしょうし、『渇く、憂う』はBlu-ray/DVDの特典CDの曲だったので、ここは完全にサプライズですね。
1曲目がサプライズということで2曲目がどうなるのかワクワクさせられた状況で披露されたのは2ndアルバム収録曲の『闇に溶けてく』。こちらもTVアニメに登場していない曲ながら、爽やかでキャッチーな曲調で初見の人も関係なく会場全体を大いに盛り上げていました。
そして、3曲目に披露されたのが『運命の華』! TVアニメの最終回で披露された曲で、トゲナシトゲアリの真の意味でのはじまりともいえる曲。ライブもここからさらにブーストがかかったような雰囲気がありました。
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その後のMCで理名さんが「50分ちょいで14曲いくぞ~!」と力強く宣言。怒涛の展開がスタートしました。TVアニメ第3話の挿入歌である『声なき魚』と第11話の挿入歌『空白とカタルシス』を披露しましたが、後ろのモニターにはTVアニメのライブシーンも流れて雰囲気もバッチリ。
とくに第11話は物語のハイライトであったこともあり、あの劇中の「私のすべてを否定した、すべての連中に、“私は間違ってない”って叫んでやる!」と仁菜が叫んだ野外フェスイベントを思い出して感極まった人も多いのではないでしょうか。また、『空白とカタルシス』は朱李さんのベースソロも必見でしたね。
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MCをはさんだあと、『雑踏、僕らの街』へ。最初に披露しないということは終盤に演奏されるのかと思っていたので、まさかのタイミング。高難度の楽曲を圧巻のパフォーマンスで披露し、会場は熱狂の渦に。サビ前に手拍子をするタイミングもあり、レジェンダーも含めて会場が一体化しました。
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その後もアニメ第1話挿入歌の『空の箱』、第5話挿入歌『視界の隅 朽ちる音』、疾走感あふれるロックチューンの最新シングル表題曲『ダレモ』といった人気曲で会場の熱をどんどん高めていきました。
『ダレモ』のあとはMCで次の曲が初披露曲であることを宣言。ライブでまだ歌っていない曲ということでファンがソワソワするなか、披露されたのはアニメBlu-ray & DVD第6巻の特典CDに収録されていた『臆病な白夜』。繊細ながらも力強い歌声と演奏で初披露しました。
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その後は感傷的な歌詞が印象的な『傷つき傷つけ痛くて辛い』、もっとも仁菜の心情を吐露する曲といっても過言ではない『サヨナラサヨナラサヨナラ』という心に訴えてくる2曲を披露して会場にいるファンの魂を揺さぶりました。
MCでラスト2曲であることを伝えたあとに披露した曲は彼女たちのデビューシングルで、TVアニメ第7話の挿入歌でもあった『名もなき何もかも』。仁菜の覚悟や怒りが詰まった曲を理名さんが表情豊かで伸びやかな歌声でシャウトしました。
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ラストに選ばれた曲は『爆ぜて咲く』! アニメには登場しない曲ですが、1stワンマンライブのアンコール前のフィナーレでも歌われた、ライブのキラーチューンにもなっているトゲナシトゲアリにとって大事な曲。会場からは大声の「爆ぜて咲いた」コールが沸き起こり、会場を盛り上げました。
ここまで来るとレジェンダ―もトゲナシトゲアリファンも完全に一体化していて、ものすごい熱量になっていましたね。
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シーレジェとトゲナシトゲアリの怒涛のライブでボルテージが最大まで上がったファンたちがアツいアンコールを送ると、トゲナシトゲアリのメンバーがステージへ。理名さんがシーレジェのメンバーを呼び込み、ステージに5人が集結!
理名さん、XAIさん、鈴木このみさんの3人で『雑踏、僕らの街』を歌い上げ、待ち望んでいたコラボがついにアンコールで披露されました。
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そして、トゲナシトゲアリの曲をやるということは、当然、シーレジェの曲も! グランドフィナーレにシーレジェの代表作ともいえる『Burn My Soul』を歌い上げ、最高のラストを迎えました。
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まさにタイトル通り、心の底から“魂”が震え、自然と涙が流れて“泣く”ライブとなっていました。ライブの最後にはアーカイブ配信の決定も発表されたので、ぜひ楽しみに待ちましょう!
She is Legend×トゲナシトゲアリ “SOUL & CRY”セットリスト
She is Legend
1:春眠旅団
2:Thank you for playing~あなたに出会えて良かった~
3:Come on baby!
4:白の呪文
5:闇夜のKomachi Vampire
6:起死廻生
7:Goodbye Innocence
8:Perfect Goodbye
9:ありふれたBattle Song~いつも戦闘は面倒だ~
10:Long Long Spell
トゲナシトゲアリ
1:渇く、憂う
2:闇に溶けてく
3:運命の華
4:声なき魚
5:空白とカタルシス
6:雑踏、僕らの街
7:空の箱
8:視界の隅 朽ちる音
9:ダレモ
10:臆病な白夜
11:傷つき傷つけ痛くて辛い
12:サヨナラサヨナラサヨナラ
13:名もなき何もかも
14:爆ぜて咲く
アンコール
1:雑踏、僕らの街
2:Burn My Soul