※『S.T.A.L.K.E.R. 2 Heart of Chornobyl』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
GSC Game Worldより好評発売中のFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2 Heart of Chornobyl(ストーカー2:ハート・オブ・チョルノービリ)』。本作は、原発事故の影響で超常空間と化した架空のチョルノービリ原発周辺地域・ゾーンを舞台としたオープンワールドFPSです。プレイヤーは、ゾーン内で、探索などの仕事を請け負う傭兵ストーカーとしてゾーンの謎に挑みます。
今回は、来たる8月20日に配信される、本作の大型DLC『Cost of Hope』に加え、DLCと同時に実施される無料アップデートVer.2.0のプレイレポートをお届けします。

『S.T.A.L.K.E.R. 2』新DLCレビュー:探索にパズル、ホラー要素など場所ごとにテーマのある新エリアが楽しい!
『Cost of Hope』では、チョルノービリ原子力発電所をはじめ、アイアンフォレストやSIRCAA跡地などの新エリアが追加されます。残念ならがチョルノービリ原発は、ストーリー最終盤の舞台とのことで未到達なのですが、筆者が到達できた範囲で新エリアのプレイ感をお伝えします。

変電設備が林のように並ぶ“アイアンフォレスト”は探索しがいあり!
原子力発電所の南に隣接する変電設備群の廃墟は、“アイアンフォレスト”と呼ばれていて、超常現象アノマリーと変異生物ミュータントの楽園と化しています。朽ちた鉄骨の残骸が規則正しく並ぶ景色は、文字通り鉄の林のよう。

放棄された施設にはストーカーにとって宝箱にあたる物資の隠し場所が豊富にあるほか、アノマリーの多発地域では、貴重な物質であるアーティファクトを発見するチャンスも! これまでのエリアよりもアノマリーの密度が高いので、探索しがいのあるエリアになっています。

ただし、敵の多くは持っている装備を売却できるバンディット(盗賊)ではなく、ときおり換金素材がはぎ取れるミュータントなので、出現するたび相手にしていると銃弾の補充や装備の修理で出費ばかりがかさむ結果になりかねません。
アノマリーに大量のミュータントというゾーンならではの環境を相手に、しっかり稼げるストーカーの腕前が試されるエリアといえるでしょう。
“SIRCAA跡地”地形や設備を利用したパズルが見どころ
SIRCAA(Scientific Institute for Research of the Chornobyl Anomalous Area:チョルノービリ異常地域調査科学研究所)は、マップ北東端の巨大な施設です。本編ストーリー中盤で主人公が訪れる場所ですが、『Cost of Hope』ではその後に廃墟と化した施設を訪れることになります。

かつては荒廃したゾーンの影響をまったく感じさせない立派な施設でしたが、本編で実施されたある実験の結果、建物は無惨に破壊されてところどころにアノマリーの発生する超常空間と化しています。

施設内部は、『Cost of Hope』の新種となる水のアノマリーが存在。このアノマリーは周囲の水を大量に吸い上げ、空中を移動して別の場所に吐き出す、という習性を持っているため、アノマリーの動きに応じて周りの水位が上下します。このため、施設を探索するためには、アノマリーが水を吸い上げて水位が下がっている間に地形を踏破して、水位が再び上昇する前に高台へ逃げる、というアクションが要求されます。

また、施設の奥ではロックされたまま放棄されたジェネレーターを再起動して、電力を再供給するシーンも。このパートでは、設備の仕組みを観察しつつパズルを解くようにエリアを攻略するよう作られています。
狭い足場をジャンプなどでわたっていくプラットフォームアクションのような場所や、パズルのように仕掛けを解いていくパートはゲーム本編にも組み込まれていましたが、『Cost of Hope』ではこれらの要素がさらに一段階進化しているように筆者は感じました。
夜中のプレイは注意!? ホラー要素の強い“チョルノービリのアノマリー”
人間の精神に影響を与えるPSY(サイ)放射が、世界観の重要なキーワードとなる本作では、PSY放射を浴びた時の夢とも現実ともつかないような不思議な現象を目の当たりにする、サイコホラー的な描写も魅力の1つとされていました。

このサイコホラー増し増しな空間が、『Cost of Hope』で体験できる“チョルノービリのアノマリー”。プレイヤーは、過去にこの空間へ探索に入ったある部隊が脱出路を見失って全滅するまでの幻影を追いつつ、探索することになります。最初は余裕をもって行動していた彼らが、少しずつ統制が取れなくなって最後には全滅してしまう姿は、なかなか心にくるものがありますね。

さらに、マップの美術や構造も素晴らしい作りで、深夜にプレイしていた筆者がちょっと後悔してしまったくらい恐怖を味わえました。ゲームプレイも過去の幻影を追うだけではなく、主人公を追い詰めて死に至らしめる謎の霧から逃げたり、敵対する謎の傭兵部隊との交戦など、バリエーション豊かでプレイしていて飽きませんでした。
フリーダムとデューティの間で主人公が決断を下すストーリーも秀逸
ゾーンに存在する2つの軍事派閥、フリーダムとデューティの間に抗争の危機が迫るストーリーも『Cost of Hope』の見逃せないポイントです。超常現象アノマリーとその産物であるアーティファクトが存在するゾーンに対し、2つの派閥は正反対の目的を持っています。

過去作での彼らは、フィールドで出くわせばどちらかが全滅するまで交戦を繰り広げる犬猿の仲でした。しかし『S.T.A.L.K.E.R. 2』の世界での彼らはD4と呼ばれる不可侵条約を締結。互いの主張は異なるもののゾーン内での共存を続けていました。
しかし、『Cost of Hope』で発生するある事件を発端に、デューティ側がD4の破棄を宣言。大規模な抗争には至らないものの、両者は一触即発の状況、というのが序盤のおおまかな流れです。

主人公は発端のなった事件の原因を追うため、フリーダムとデューティ双方の兵士に協力しつつミッションを進めていきますが、最終的にどちらか片方の側に立つことを余儀なくされます。
ゾーンの力を世の中に役立てようとするフリーダム、ゾーンを危険なものとして破壊することを目指すデューティ。どちらの側にも正当な大義があるなかでプレイヤーが自分の判断を下さなければならないジレンマがたまりませんね。
グラフィックの向上や新装備の追加などVer.2.0のポイントを紹介
『Cost of Hope』配信と同時に実施される無料アップデートVer.2.0では、プレイヤーのこれまでのプレイ統計がPDAで閲覧可能になったほか、グラフィックの向上や新装備の追加が行われます。

草原と湖沼が連なるウクライナの大地をリアルに表現したグラフィックは本作の魅力の1つでしたが、Ver.2.0では濃霧の天候が追加。雨が降った時の湿気で煙る雰囲気が強く感じられるようになりました。霧は敵味方の視界にも影響してくるので、交戦を避けたかったり、不意打ちを狙いたい場合に活用したいですね。

そんなときに役立つのが新装備の双眼鏡です。筆者のプレイした範囲では、ロストクの武器商人が2種類の双眼鏡を取り扱っていました。お高い方のアイテムを使ったのが下の写真なのですが、視界内の相手がはっきりわかるだけではなく、所属する派閥や主人公と敵対しているか否かまで一目でわかりますね。

視界が悪い時でも、双眼鏡で前方を警戒しつつ進めば敵と鉢合わせることも少なくなるでしょう。
発売から1年以上あとのDLCだけあって難易度は高め。だけどおもしろい!
ここまで紹介してきた新DLCとアップデートVer.2.0。導入部は序盤のレッサーゾーンを抜ければ挑戦可能とのことですが、最初のほうからかなり強力なミュータントと戦うことになるので、難易度的にはゾーンでの戦い方に習熟して装備も整っている人向けだと感じました。

ただし、しっかりプレイしている人にとっては、新エリアの探索やストーリーの歯ごたえなど、かなり楽しめるのではと感じました。ちょっとのミスが即死につながることもあり、こまめなセーブは欠かせないですが、それでも挑戦しがいのある内容だというのが筆者の感想です。
製品概要
商品名
S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl(ストーカー2:ハート・オブ・チョルノービリ)
対応機種
PC(Steam/Epic Games Store/Windows)/Xbox Series X|S/PlayStation 5
発売日
PC/Xbox Series X|S版:配信中(2024年11月21日配信)
PS5版:発売中(2025年11月20日発売)
希望小売価格
<PC/Xbox Series X|S版>
通常版:7,227円(税込)
Deluxe Edition:10,499円(税込)
Ultimate Edition:14,499円(税込)
※デジタル版のみ販売
<PS5版>
Standard Edition:8,778円(税込)
Deluxe Edition:11,528円(税込)
Ultimate Edition:15,928円(税込)
ジャンル
サバイバルホラーFPS
プレイ人数
1人
メーカー
GSC Game World
CERO表記
Z区分(18歳以上対象)