『シティーズ:スカイライン』はそんな都市開発をシミュレートできるゲームとして、2015年にPCで発売されて以来10年以上のロングセラーを記録。ワールドワイドで人気のタイトルです。

2018年にはPS4版が発売され、コントローラでのプレイを考えたカスタマイズにより、さらに多くの新規プレイヤーを獲得。やがてさまざまなハードへ移植され、街づくりゲームとして不動の地位を築いたタイトルへと成長しました。
その後は海外でPS5版が発売されていましたが、9月3日に満を持して日本でのプレイが解禁されます。本作の内容はPS4版と同じですが、タイトルに『リマスター』とあるように、PS5のハード機能に合わせた拡張要素やグラフィック表現の強化などがウリとなっています。
そこで本記事ではPC版の総プレイ1,600時間超えの『シティーズ:スカイライン』マニア(PS4版も100時間ほどプレイ済み)が、PS5版『シティーズ:スカイライン リマスター ジャパン・スペシャル・エディション』をプレイしてみての手触りをレビュー。
さらに、本作からプレイを始める初心者の方には必見となる、街の成長で迷いがちなポイントの解消法について伝授します。
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閉じるPS5版『シティーズ:スカイライン』は環境コントロール実装で街作りの快適性が向上。意のままに景色を堪能できる
もともと『シムシティ』や『A列車で行こう』シリーズ好きでもあるので、最初からドハマりすることはわかっていました。
そんな中、本作についてより心を奪われた点を挙げるとすれば、やはり街のなかで人々が生活して、通勤や通学などの日々の暮らしを箱庭的な視点で眺められるところですね。ここが先に挙げた「都市機能を優先するべきか、美観を優先するべきか、すべては市長である自分次第」という部分をより強く意識させてくれるのです。
住人たちには住居があり職場があり、学生ならば学校に通い、公園や公共施設を利用します。ほかのゲームでは数字でしか実感できなかった生活を、実際に人がワラワラと動く姿で確認できる。これはめちゃくちゃ衝撃でしたし、気づけばずっと眺めていて時間が溶けていく要因に(笑)。
ですが、PS4版ではハードの性能上、都市が成長するほど処理能力的に厳しいものがあり、なかなか思ったように街づくりが進められなかったんですよね(10万人くらいで、別の街を作って遊んでいました)。
それがPS5版では人が密集しても処理落ちしにくいし、開発可能なタイル(エリア)も最大25タイルまで可能と、1つの街をとことん成長させられるようになりました。
さらに、環境コントロールの追加がとてもありがたい。開発中は昼にして雨や霧をオフにして見やすくし、街を鑑賞したいときは好きな時間に変更と、PC版のプレイ環境に近づいたのは魅力ですね。
また、自分はセンスがなく自作マップでプレイすることはないのですが、そちらに対応しているのもPS5版の大きなウリだと感じました。なので、PS4版を遊んでいた人ほどその進化に感動するはずですよ。
目指せ100万人都市! 街づくりで迷いがちなポイントの解消法はコレだ!!
ここからは街作りを進めていく際に、たぶん初めて本作を遊ぶ人がつまずくであろうポイントをTIPS形式で解説。
Q:マップ選択で注視すべきポイントは?
マップを選ぶ際に注意したいのは外部との接続状況。基本的に道路、鉄道、航路はどのマップも接続されていますが、海路だけは海に面していないと接続ができません。
そうなると、客船や貨物船が利用できず、街の発展にブレーキがかかってしまいます。よほどのことがない限り、外部接続はすべて可能なマップを選ぶと後悔しないですよ。
Q:序盤の資金難を乗り越えるコツは?
まず何より大事なのは、予算のバーをこまめに変えること。序盤は人口も少なく、公共施設などは100%の稼働力でなくともサービスは提供できるので、少しでも減らして資金をプラスにもっていきましょう。
また、融資を利用するのも序盤を乗り切る手段としては最適。融資を受けると定期的な返済が発生しますが、必要な公共サービスを提供できずにいると街が後退していくので、状況改善のために手を出すのも悪い選択肢ではありません。
Q:区画はどう配置していくのが理想?
居住区を建てるときは、情報ビューの騒音公害の項目の確認が必須です。なぜなら、うるさい場所に住居があると住人が病気になり、病院への搬送が遅い場合は最悪死亡してしまうからです。
なので、居住区の間には公共施設などを挟み、商業区や産業区が直接隣接しないように配置していくのがベストです。
Q:地区設定のコツと街を成長させるには?
ある程度街が大きくなり始めたら地区の設定と条例を活用して、さらに街の発展を促しましょう。手順は区画をペイントツールで指定したあとにアドバイザーツールを選択し、△ボタンを押して区画を選択。
その後、メニューの特区条例で条例を選びましょう。利用価値が高いのはサービスのタグにある省エネ、水道使用量制限、リサイクル、教育重視と、都市計画のタグにあるハイテク住宅導入です。
サービス系は関連施設のキャパオーバーを防ぐ手段として有効で、ハイテク住宅導入は地価(後述)を上げる手段として有効ですよ。
街の成長に欠かせないのが建物のレベルアップ。これには地価の上昇が必須で、基本的に公園、警察、消防、教育施設を充実させると地価は上がります。
Q:税率はどれくらいにするのがオススメ?
都市開発に必要な資金は税金による税収で稼ぐ形になりますが、悩みがちなのが税率。本作では12%までは住民からの不満は出ないので、すべて一律で12%にしておくのをオススメします。
Q:乗客が多すぎて運びきれない場合は?
人が集まるエリアなどのバス停では、よく乗車人数MAXで乗り切れない乗客が溜まっている……なんて現象が起こりがちです。
その場合はバスの予算を増やすのではなく、輸送ルートから路線を選択して、車両カウント変更の%を増やしましょう。
バスの予算を増やすと、設定路線全部で走るバスの台数が増えて無駄な出費が増えてしまいますので、こちらの方法を取りましょう。
Q:パッケージ版に同梱される3種のDLCを使いこなすには?
本作のパッケージ版は“日本風DLC3種が付属した限定スタイル”で、どれも日本人プレイヤーならば使いたくなる魅力あふれるものとなっています。
ただし、最初から使用可能ではなく、鉄道が利用可能になったり、街がある程度成長していないと資金面も含めて使いこなすのが難しいです。
Q:配信中のDLCはどれを購入すべきか迷うんだけど?
結論から言うと「全部買うのがベスト」なのですが、交通機関を増やしたい人は“Snowfall”(路面電車)、“Mass Transit”(フェリー、飛行船、ケーブルカー、モノレール)、“Sunset Harbor”(都市間バス)を押さえておくと、街作りの幅がより広がりますよ。
なお、すでにPS4版で各DLCを購入している人は、PS5版へ110円でアップグレードすれば使用できます。