バンダイナムコエンターテインメントより、永遠と絆のRPG『テイルズ オブ エターニア リマスター』が、Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Steam向けに10月15日に発売予定です。

『テイルズ オブ』シリーズ30周年を皮切りに、過去作を現行機でリマスター化していく“『テイルズ オブ』シリーズ リマスタープロジェクト”。本作は2000年にPlayStation向けに発売され、多くのRPGゲーマーを熱中させた名作JRPG『テイルズ オブ エターニア』のリマスター版になります。
今回は、『エターニア』完全初見の筆者が、本作の先行プレイを体験してきたレポートをお届けします。
「後の『テイルズ オブ』シリーズの基礎を築き上げた名作」……『テイルズ オブ』は『テイルズ オブ ジ アビス』だけ遊んだことのある筆者ですが、『エターニア』のそんな噂はよく耳にしていました。
ビジュアルやシステムでは後のシリーズ作で定番となる要素が登場しているし、なによりストーリーやキャラクターが『テイルズ オブ』らしい魅力に満ちている、と。

物語の舞台は、「インフェリア」と「セレスティア」からなる2つの世界が空を挟んで向かい合う対面世界「エターニア」。
インフェリアに住むリッド、ファラ、キールの3人の少年少女は、セレスティアからやってきた少女・メルディと出会い、2つの世界が衝突する危機“グランドフォール”を阻止するために旅立っていきます。
開発スタッフによると、ストーリーやキャラクターはオリジナル版を尊重して一切手を加えていないとのこと。往年の『エターニア』をそのまま遊びたい人には朗報ですね。


今回の先行プレイでは、水の大昌霊“ウンディーネ”と戦うダンジョン“水晶霊の河”を遊ばせていただいたのですが、『エターニア』初見かつストーリーの途中からでも、メインの4人がとても親しみやすいキャラクターだと感じられました。
主人公のリッドは、見た目から「平成のゲームの熱血漢主人公!」という第一印象でしたが、世界の危機を自分たちで解決しようとしない現実的な考えの持ち主です。
一方、ヒロインのファラは“グランドフォール”を4人で食い止めようと主張していて、かなり積極的な女の子という印象です。彼女の態度をリッドが「身の程をわきまえろよ!」と一喝する場面には驚かされました。
見た目から勝手に「無茶をしがちな男の子のリッド」と「幼馴染の無茶をたしなめる女の子のファラ」と思い込んでいたので……!

そんな正反対な2人に、豊富な知識でメンバーをまとめるキールや、マイペースに行動するメルディが加わった4人。25年前に生まれたキャラなのに古臭さは一切なく、心にスッと入ってきたのが印象的でした。
高速オート戦闘が気持ちいい! 追加された新機能がとにかく便利だった
本作では、バトルを含めたシステム面にさまざまな新機能が追加されています。

根幹のバトルシステムはオリジナル版の「アグレッシブ・リニアモーションバトルシステム(A-LMBS)」を採用し、メンバーが横一列に並んでリアルタイムに敵を倒していくアクションバトルの爽快感を楽しめます。
その上で、プレイヤーのスタイルに合わせて難易度やテンポを細かく調整できる便利機能が数多く実装されていました。
「獲得経験値や獲得ガルドを0倍~4倍に調整可能」、「エンカウントをOFF/LOW/ONの3段階で切り替え」などはストーリーに集中したいプレイヤーにはうってつけですし、「オート戦闘の高速化」を使えばRPGに不慣れだったり時間がなかったりするライトプレイヤーも気楽に遊べます。

実際に「オート戦闘の高速化」を使ってみましたが、これがとてつもなく速いです!(画像では伝わらないですが、目が追いつかないぐらい速いんですよ!)
見ているだけであっという間に戦闘が終わるのが気持ちよく、エンカウントがまったくストレスになりません。「敵味方ダメージ最大5倍」のブースト機能と組み合わせたら、レベリング作業もサクサク進められそうです。
ダンジョン探索はオート戦闘ですませて大事なボス戦は手動で挑む、といった使い分けもいいかもしれません。
ほかにも、次の行き先に困らなくなる目的地アイコンや、グラフィックをオリジナル版の雰囲気に近づける切り替えシステムもあり、痒い所に手が届く便利機能が盛りだくさんです。
ここで紹介した機能はすべてON/OFFを自由に切り替えられますので、自分の好みに合わせてアレンジできるのが良いですね。
あえて新機能をオフにしてあの頃の『エターニア』に浸るのもよし、新機能を使いまくって快適な『エターニア』に没頭するもよし。自分が望む冒険を選んでみましょう。
初めて『エターニア』に触れる人にもおすすめ!

今回はウンディーネを倒すところまで遊ばせていただきましたが、未プレイ勢としてはこの後のストーリーがとても気になるヒキでした。
2つの世界を巻き込むグランドフォールを食い止めるために、リッドはインフェリアの国王に事態の解決を委ねるべきだと主張。反発するファラも最終的には了承し、一行は王都インフェリアへ向かうことになります。
「このまま王様がすべて解決したらゲームにならないのでは……?」とも邪推しつつ、もっとリッドたちの冒険を見てみたいですね。
先のシーンでファラをたしなめる言葉を言い放ったリッドが、身の程をはるかに超えるだろう“世界を救う旅”を通して、どう変わっていくのか? ほかの3人はどうなるのか?
30分の先行プレイで、彼らの行く末を見届けたい気持ちにさせてもらいました。
システム面では多くの新機能を追加して遊びやすさを向上させながらも、ストーリーやキャラクターは25年前のオリジナル版をそのまま活かした本作。
それなのに古臭さは一切なく、むしろ令和の今こそ『エターニア』の世界で冒険したいワクワクで胸が躍る理想のリマスターに仕上がっていました。
往年の『エターニア』ファンはもちろん、本作から『テイルズ オブ』シリーズに入門したい人にもおすすめできるゲームです。興味がわいた方は、ぜひ手に取ってみてください!

