本日9月24日に発売されたPS5/Switch/Steam用アクションADV『Kalanoro(カラノロ)』。マダガスカルの開発スタジオで生まれた本作のレビューをお届けします。

マダガスカルと言えば、みなさんは何を思い浮かべますか? 豊かな自然、さまざまな種類の動物たち、陽気な音楽……。そんなマダガスカルにある開発スタジオ“Red Raketa Studio”で作られたゲームが本作『カラノロ』です。
自然豊かなマダガスカルの民話に刺激を受けて作られた本作には、どのような魅力があるのでしょうか。本稿でご紹介していきます。

マダガスカルモチーフの世界観がクセになる【カラノロ】
本作の舞台となるのは、大自然がひろがる島“レムリア”。そこでは、人と動物たちが平和に暮らしていました。しかし、この平和な島を自分のものにしようと、“ラネニー”と呼ばれる魔女が侵略をはじめるのです。
ラネニーはすでに島を手に入れたつもりのようで、勝利を祝うためのコンサートを開こうとしている様子。コンサートは彼女を討つ絶好の機会なものの、そのコンサートにはスターしか参加できません。
主人公“カラケリ”は伝説のミュージシャンのキツネザルたちを仲間にし、スターになるために旅立つことになります。
ラネニーを討つためにコンサートに参加するといった展開や、キツネザルが伝説のミュージシャンである点など、独特なテンポとワードでもはやプレイ開始から心はわしづかみ。ストーリーもそうなのですが、キャラクターのビジュアルも独特で不思議とクセになるんですよね。

ステージはやり応えあり。テクニックを駆使してゴールを目指そう【カラノロ】
本作はひとつひとつステージを選んで進んでいくタイプのアクションアドベンチャーです。ステージ内にはさまざまな仕掛けがあり、それらを突破しながらゴールを目指します。
単純にゴールを目指すだけでなく、ステージによっては主人公たちのバンドのファンを増やすためのポスター貼りや巨大なボスとのバトルなどもあります。
趣向を凝らした作りになっていて、ずっとプレイしていても飽きないんですよね。むしろ次はどんな遊びが待っているんだろうとワクワクしちゃっていました。
プレイヤーが操作するカラケリは、ジャンプやダッシュ、攻撃が可能。これらを駆使してステージを突破していくわけです。操作に関してはしっかりと説明が表示されるため、問題なくプレイできました。
道中ではところどころで敵が出現し行く手を阻んでくるので、撃破していきましょう。ただ、通常攻撃だけでやっていけるほど甘くはありません。
そこで使っていきたいのがステージに落ちている武器の数々。拾うことで、普段の攻撃が強くなるだけでなく武器を投げて遠距離攻撃をするなどの特殊な攻撃ができるようになります。
ハンマーのような武器らしいものだけでなく、フライパンやサンダルといったものも用意されているのがユニークです。
ちなみにカラケリはストーリーを進めて“シャンプー”を手に入れるとパワーアップし、さらなる攻撃が可能となります。こうした成長要素も本作の魅力のひとつ。次はどんな攻撃ができるようになるんだろうと、その先に進むのが楽しみになるんですよね。
実際にプレイしていて感じたのですが、ギミックが盛りだくさんだからなのか場所によっては手こずる場面が多い印象でした。
ですが、それをカバーしてくれるのがステージに設置された中間セーブ地点。こまめに設置されているため、たとえやられてしまったとしても再プレイしやすいんです。
アクションゲームが苦手な方に対しての配慮もしっかりされているので、安心してプレイできますよ。
移動中も仲間と大盛り上がりできるブッシュタクシー【カラノロ】
カラケリが島内を移動するために使用するのが“ブッシュタクシー”です。ブッシュタクシーは拠点となり、最初は運転手とカラケリの2人だけ。ですが、ステージでキツネザルを仲間にすることでどんどん賑やかになっていきます。

賑やかになるだけではありません。ブッシュタクシー内ではラジオをつけて音楽を流したり、料理をしたりなどちょっとしたシミュレーション要素を楽しむことができます。
……というのも、ゲーム中の説明を聞いているとキツネザルたちはお世話をおろそかにするとブッシュタクシーから降りてしまうようなのです。キツネザルが降りてしまうと、ステージに挑戦してふたたび仲間にする必要があるのだとか。
筆者のプレイ中は離脱が怖くて必死にお世話をしていたので降りてしまうなんてことはありませんでしたが、そうならないようにしっかりとお世話をしていきましょう。
個人的に好きだったのは車内でかけられるラジオです。ラジオを付けると音楽が流れ、それに合わせて乗客全員がノリはじめます。
本作ではステージとステージの移動は時間がかかるのですが、筆者はそのあいだにラジオをつけ、踊る彼らに癒やされてから次のステージに挑む、というルーティンができていました。
マダガスカルの民話がベースと言われている本作。動物や音楽、自然要素がぎっしり詰めこまれていて、終始“明るさ”を感じられる一本でした。アクションアドベンチャーとしても作り込まれているので、気になる方はぜひプレイしてみてくださいね!












