KONAMIから10月15日に、PS5/Nintendo Switch/XBOX Series X|S/XBOX on PC/Steamで発売される、探索型2Dアクション『Castlevania: Belmont's Curse(キャッスルヴァニア ベルモンドカース)』のネタバレなしクリア後レビューを、シリーズファンのりえぽんがお届けします。

『悪魔城ドラキュラ(キャッスルヴァニア)』シリーズとしては、約12年ぶりの新作となる本作。やはり気になるのは、シリーズらしいゲームプレイの手触りでしょう。結論から言うと、探索型のシリーズ作品として、かなり手堅くまとまっていると感じました。

探索型『悪魔城ドラキュラ』シリーズの醍醐味と言えば、広大なエリアを進んで敵を倒したり、ジャンプアクションに挑戦したり、隠されたアイテムを探したりして楽しむこと。その楽しさは損なわれることなく、本作でもたっぷりと体感できます。
そして、ボスを倒して入手した新たなアクションで、探索できる場所がどんどん広がっていくのも、シリーズでは定番の要素。
今作でも“アルカナウィップ”によるウィップアクションや、空中から落下し破壊可能なブロックを崩せる“ストンプ”、探索型では欠かせない“ダブルジャンプ”など、新たなアクションが解放されるにつれ、進める場所が増えていきます。

個人的におもしろかったのが“ホーリーライト”。主人公のローズが近寄ると固まって行く手を阻む“カオスシャード”を通れるようにしてくれます。これとウィップアクションを組み合わせてのジャンプアクションが必要なところもあり、なかなかやり応えがありました。


敵との戦闘、ジャンプアクションで進む罠の部屋、謎解き要素がバランスよく用意されていて、探索型の『悪魔城ドラキュラ』シリーズらしさをしっかりと味わうことができます。
広大なパリの市街や地下墓地、そして悪魔城へ。隠し部屋探しももちろん健在【『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』クリア後レビュー】
探索は燃えるパリ市街から始まり、サン・イノサン墓地、パリのカタコンベのほか、悪魔城の中に至るまで広大なエリアを進んでいくことになります。
探索型なのでかなりエリアの行き来をすることになるんですが、ウィップアクションもあるとはいえ、後半の探索は移動が多くて少し大変でした。それも探索型のおもしろさではありますが、移動が面倒と感じる方もいるかもしれません。エリア移動ができる“渡し守の船着き場”も解放すれば利用できます。

各エリアにはシリーズお馴染みの隠し部屋も盛りだくさん! この、マップを見てちょっと怪しいな……というところを探して、そこに隠し部屋があった時のうれしさはたまりません。壁に割れ目があってネズミが入っていくなど、よく見ればわかりやすい隠し部屋も多いです。

ちなみにクリアしてからようやく気が付いたのですが、探索が完了しているエリアはマップ上で色が黄色になります。色が暗いままの場所はまだ調べられる箇所が残っている、ということなので、後から探索する際も気にしておくと便利です。また、マップにマーカーもつけられるので、気になった場所や後から調べたい場所につけておくのもおすすめ。

要所に用意されているショートカットもしっかりあり、特にボス前にはセーブできる“生命の鏡”までのショートカットが必ずあるので、「ボスに負けてセーブからやり直すのがめんどくさい!」なんてこともないので安心です。
7種類の武器とスペル・魔導器を組み合わせて戦う、自分好みのカスタマイズ要素【『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』クリア後レビュー】
本作の戦闘については、7種類の武器やボスを倒して得る“アルカナ”によるスペル、さらにはさまざまな効果が得られる“魔導器”を自分好みに組み合わせて戦えます。

武器の種類は、片手剣、剣と盾、ランス、セスタス、大剣、二刀流の剣、鞭の7種。片手剣はスライディング後にダメージが増加するなど、それぞれ特殊な効果も用意されています。
どの武器も使いにくい部分はないので、好みで選んで問題ないです。攻撃のヒットの感触もGOODです。特に、敵にウィップを引っかけて繰り出す“ウィップアタック”がどの武器でも使いやすく、めちゃくちゃ使っていました。敵を打ち上げて繋ぐ空中コンボは気持ちいいですね!

ただ、やっぱりシリーズファンとしては鞭を使いたくなっちゃう……! 鞭は先端を敵に当てるとダメージが増加するので少し玄人向きではありますが、ベルモンドなら使いこなしたいですよね!

鞭 扱いに習熟が必要な武器。 先端部分が当たるとより大きなダメージが発生。 #Castlevania #キャッスルヴァニアBC #CastlevaniaBC https://t.co/l4puKDA36K
— Castlevania(キャッスルヴァニア)公式 (@Castlevania_JP) August 26, 2026
アルカナのスペルについては、火球やクロスを放つもの、敵を石化させるもの、ガーゴイルを召喚するものなどさまざま。それぞれに“救済の道”というパワーアップの要素も用意されており、特定の条件をクリアすることでスペルが強化されます。強化を目標にどんどんスペルを使っていきましょう。


“魔導器”はエリアにある宝箱から手に入ります。どれも便利な能力が用意されていますが、装備できるのは3つまで。プレイスタイルや敵にあわせて組み合わせを変えてみてください。

デスやカーミラなどお馴染みの敵も登場! 諦めずに挑みたくなる絶妙なボス戦【『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』クリア後レビュー】
『悪魔城ドラキュラ』シリーズと言えば、手強いボス戦も魅力の1つ。今作ではシリーズお馴染みのデスやカーミラはもちろん、正体不明の怪物やジャンヌ・ダルクらがローズの前に立ちはだかります。


ボス戦はかなり手応えがあり、何度もやり直しすることになりますが、だんだんとコツを掴めば倒せるようになる秀逸なバランス。諦めずに挑戦し勝てると最高に興奮できます!
どうしても勝てない……という時は、与えるダメージやポーションの数などを変更し、難易度やゲームバランスの調整ができる“カスタムモード”も用意されているので活用してしまうのも手。
ですが、目標としてはぜひ、カスタムモードは使わずに挑戦してみてほしいです!


『悪魔城伝説』から23年後。トレバーとサイファの娘“ローズ・ベルモンド”の戦い【『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』クリア後レビュー】
本作の舞台となる年代は、『悪魔城伝説』の23年後となる1499年。主人公のローズ・ベルモンドはトレバー・ベルモンドとサイファ・ヴェルナンデスの娘です。ちなみにトレバー・ベルモンドとはラルフ・C・ベルモンドの海外名なので同じ人物です。

ストーリーとしてはこれまでの『悪魔城ドラキュラ』シリーズとのつながりもしっかり感じられます。あの人やあの人の部屋が悪魔城にあって訪れることもできるので、ファンなら「おっ!」と思えること請け合いです。
トレバーを操作することはなく、ローズの一人旅となりますが、おもしろかったのがアルカナに封印した倒したボスたちが会話してくること。メデューサなどは明らかに敵なのですが、「罠が待ち受けている」など助言っぽいことも言ってくるので少しクスリとしてしまいました。
怪物の正体についても、シリーズファンならもしかして……と予想できるかもしれませんが、どうしてこうなってしまったかなどぜひプレイして確かめてみてください!


エンディングも条件によってバッド、ノーマル、トゥルーの3つが用意されていますので、全部のエンディングを見届けてほしいです。ちなみに、ノーマルエンディングまでで少し道に迷ったりもしましたが、22時間ほどかかりました。トゥルーエンディングを目指すとなるとさらなる探索が必要になるため、探索型アクションとして大満足のボリュームになっていますよ!

【おすすめ度:9点】往年のファンも、探索型アクション好きの新規プレイヤーも納得の1本【『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』クリア後レビュー】
『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』は、久しぶりのシリーズ新作となり往年のシリーズファンはもちろん、今作から遊んでみたいという方もいるでしょう。
みんなが気になる“悪魔城”らしさについては、ストーリーやステージの雰囲気はもちろんアクション面や探索面もしっかりとらしさが凝縮されており、難しさも絶妙。ファンも新しい『悪魔城ドラキュラ』シリーズとしてプレイできます。

ただ、個人的にもう一声欲しかったのがBGMです。『悪魔城ドラキュラ』シリーズといえばBGMもかなりダークな雰囲気にあわせて印象的なものが多く、バトルでは激しい戦闘曲が用意されていたりしました。
今作はBGMはやや控えめな印象。“蔵書庫”のBGMは怪しい雰囲気が満載でよかったです。それと、“悪魔城中央部”では『Bloody Tears』のアレンジが流れるものの……。過去曲のアレンジばかりというのも新作としてさみしいので、この形でも問題はないのですが、もう少しBGMがいろいろとあれば間違いなくおすすめ度は10点にしていました。

ということで、『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』のおすすめ度は、10点満点中9点です! 本作はこんな方におすすめです。
- 『悪魔城ドラキュラ』シリーズのファンで過去作もプレイしている
- 新たなベルモンドの物語を見届けたい
- 爽快なアクションを思う存分楽しみたい
- 手応えあるボス戦に挑みたい
- 探索や謎解きもあるアクションを遊びたい
シリーズファンはもちろん、本作から『悪魔城ドラキュラ』シリーズを遊ぶというアクションゲーム好きな方もしっかり楽しめるようになっていますのでご安心を! 久しぶりのシリーズ新作として、新たなベルモンドの戦いを楽しんでください!