PlayStation 5用ソフト『SAROS(サロス)』で、無料アップデート『SAROS: Zenith』が配信されました。この記事では、『サロス』の魅力を改めて振り返るとともに、無料アップデートで本作がどう変わったのかレビューしていきます。

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閉じるPS5『SAROS(サロス)』の魅力とは? ハイスピードアクション&ローグライトの中毒性がヤバい!

本作は、多彩な回避アクションを駆使して敵の激しい弾幕を掻い潜る、操作感バツグンのローグライクTPS。
同ジャンルで話題を呼んだ『Returnal』と同じチームが制作しており、ゲーム性も共通している部分はありますが、より幅広いカスタマイズ性や初心者向けの救済要素の充実など、多くの点でパワーアップ! その魅力を改めて振り返っていきましょう。
魅力①:弾幕をすり抜けて“あえて当たりに行く”ハイスピードバトル

『SAROS(サロス)』最大のポイントは弾幕の色に応じた立ち回り。“赤”の弾幕は回避必須(場合によってはパンチで跳ね返せる)、“黄”の弾幕はダッシュですり抜け可能、“青”の弾幕はシールドで当たるとパワーを回復できる、といった相手の弾幕の色に応じた立ち回りが重要。
“青”の弾幕にはあえて当たりにいく、“赤”の弾幕はパンチで跳ね返すなど、ただ避けるだけでないアクティブで爽快感のある戦闘が楽しめます。

基本的なゲームスピードはかなりスピーディで、うまく弾幕をかいくぐって敵を倒せたときの爽快感はバツグン!
スピーディゆえに少々操作に慣れが必要で、従来はやや上級者向けではありましたが……無料アップデートによってゲームスピードを変更可能になったので初心者でも安心して大丈夫です。なお、初心者向けの改善要素については後述します。
魅力②:自分好みの戦術が組めるローグライト要素
武器やアーティファクトの取得による強化要素も本作の魅力。周回ごとに取得状況がリセットされる(武器は基本性能で次回の周回にも引き継ぎ可能)、いわゆるローグライト要素となっています。
周回ごとにランダムで強化できる要素が異なってくるので、状況に応じた判断が大事。挑むたびに変化に富んだ攻略を楽しむことができます。

基本となるメインウェポンには様々な種類があり、スキルも付属します。
近接重視のショットガン、バランスに優れたライフル、高火力のクロスボウなど、自分のプレイスタイルに合わせた戦術を構築可能でプレイヤーごとの個性を出せます。
同系統の武器であっても、誘導性能や火力、連射速度などに差があるので、自分好みの武器を探すのも楽しいです。

メインウェポンよりも火力の高い“パワーウェポン”という武器も存在。
使用にはパワーが必要となるので多用はできませんが、そのぶん強力です。強敵やボス戦では、メインウェポンで立ち回りながら“青”の弾幕をバリアで吸収し、パワーをためて“パワーウェポン”を使う、といった立ち回りが重要に!

“アーティファクト”を取得すると、アーマーやその機能を劇的に強化・改変可能。
ただしメリット以外に有害な副作用をもたらすことも。種類や自分の目指すビルドの方向性によって、取得するアーティファクトを選ぶことが重要です。
魅力③:“カルコサ・モディファイア”による難易度調整も可能で初心者にもやさしい!
難易度調整機能である“カルコサ・モディファイア”システムも特徴的。

“プロテクション・モディファイア”の各項目をオンにすれば、ゲームの難易度を下げることが可能。敵に与えるダメージを増加させる“ダメージ増強”や、パワーを消費しなくなる“シールドパワー増強”などをオンにすると一気に敵を倒しやすくなります。
逆にチャレンジ要素である“トライアル・モディファイア”をオンにすると、ゲームの難易度を実質的に上げることもできます。敵の火力向上や自身の回復阻害など、その効果はさまざま。

基本的には“プロテクション・モディファイア”と“トライアル・モディファイア”は、一定のバランス内で設定する必要があります。一定のメリットを獲得するためには、ある程度のデメリットも許容する必要があるわけですね。
とはいえ、デメリットはプレイヤーによってはそれほど気にならないものも。周回ごとに“カルコサ・モディファイア”を調整しながら、自分にとってちょうどいいバランスを模索するのも楽しいです。
なお、設定で“プロテクション・モディファイア制限解除”をオンにすることで、“プロテクション・モディファイア”をポイント無制限で設定可能に。大幅に難易度を緩和できるので、初心者でもラクラク攻略できるようになります。

永続的に火力や耐久性を向上させることができる“アーマーマトリクス”という要素も存在。周回を重ねることで着実に戦力を増強できるので、こちらも初心者救済要素になっていますね。
魅力④:終盤に向けて一気に引き込まれる重厚な人間ドラマ
重厚なSF的な世界観で描かれるストーリー。正直、序盤こそ海外ドラマの途中から観ているような難解さや怒涛の展開に驚かされますが……終盤に進むにつれて普遍的な人間ドラマとしての盛り上がりを見せるので物語を理解できるようになっていきます。

「あのシーンはそういうことだったのか!」という発見や、ステージ内のファイル収集・読解といったクリア後のやり込み要素も用意されていますね。すみずみまで探索することで考察が捗る!
無料アップデート『SAROS: Zenith』では2周目要素やボスラッシュが追加!
10月19日に配信された無料アップデート『SAROS: Zenith』では、2周目要素やボスラッシュが追加されました。各要素とその魅力について、主な注目ポイントを紹介していきます。
ゲーム速度低下&オート射撃で実質的な難易度を緩和できる!
新たにゲーム速度低下&オート射撃のオプションが追加。従来のものを含めてゲームスピードを3段階から選択可能になっています。

ゲーム速度を低下させるとテンポが悪くなるのではないかと懸念もありましたが、実際に触ってみると意外なまでに快適。元のゲームスピードがかなり速いので、遅くしてもテンポを損なうことなく、弾幕を見極めることができます。
ゲーム速度を低下させるのは“ゲーム全体”または“戦闘中”か選ぶこともできるので、移動を快適に行いつつ弾幕を避けやすくしたい場合は“戦闘中”を選ぶといいでしょう。道中のギミックや落下死に苦戦する場合は、“ゲーム全体”のスピードを下げると快適!
ちなみにゲーム速度が低下するだけで、弾幕の数や攻撃パターンは減りません。まずゲーム速度を低下させて、敵の動きを観察してみるのもアリかも?

敵に照準を合わせるだけで自動攻撃する“オート射撃”が実装。ボタン長押しが難しい人や、移動・回避操作に集中したい場合に有効な設定です。
この機能、回避操作に集中できるのも利点ですが、何よりどんな武器でもそれなりに使えるようになるのが便利! 敵に照準を合わせるだけでいい感じに攻撃してくれるので、今まで食わず嫌いしてきた武器でも活躍させられます。
筆者はつい誘導性能の高いスマートライフルを選びがちでしたが、“オート射撃”でクロスボウの強さに改めて気づけましたね(笑)。
2周目はさらなる高難度のチャレンジに挑めるように!
本編クリア後には、2周目に挑める“エクリプス・レイヤー(いわゆるニューゲーム+)”が解放されます。

“エクリプス・レイヤー”は、一定以上の“トライアル・モディファイア”を設定して挑む前提となっており、基本的には高難度で2周目を遊べるモードだと思っていいです。
より多彩な“トライアル・モディファイア”を設定可能で、歯応えのある“縛りプレイ”を楽しむことができます。



やや開始方法が分かりにくいので、簡単に“エクリプス・レイヤー”を始めるまでの流れを下記で解説。
■“エクリプス・レイヤー”の開始方法
- 本編をクリアする
- “アーマーマトリクス”の最上部にあるノードを解放する
- イエローショア(ラストダンジョン)の最奥に進む
- ラスボス前の大きな木を調べる

単にストーリーをクリアするだけではなく、“アーマーマトリクス”で特定のノードを解放したうえでイエローショアの最奥に進む必要があります。
最奥で、ラスボス前の大きな木を調べると“エクリプス・レイヤー”を開始できます。ここで木をスルーしてラスボスに進むと当然ラスボス戦が始まってもう1周することになるので要注意。筆者はもう1周しました(笑)。



2周目では、“カルコサ・モディファイア”の値を大きくプラスにする=より多くの縛りを入れることで、主人公・アルジュンの頭にクラウンが装備されます。
より値を大きくするほどクラウンの形も大きくなり、高レベルのクラウンで探索するとカルコサ各地にある12か所のビジョンを読み解くことも可能に!

“トライアル・モディファイア”は敵をシンプルに強化するものが多いですが、大型の敵へのトドメを近接攻撃で刺すのが必須になる“敵再生”など、戦いの設計を根本から変えるものも。
クラウンを装着するのが前提ではあるので、基本的にはかなり難易度の高いチャレンジにはなりますが、ユニークな体験が楽しめます。
1周目と違って“プロテクション・モディファイア制限解除”をオンにできないものの、初期の値を調整することは可能。マイナスの値を大きくすることで、2周目であっても“プロテクション・モディファイア”を多めに設定することはできます。「縛りプレイは苦手だけど追加ストーリーは見たい!」という人にも安心の設計ですね。

“アーマーマトリクス”は最初から振り直しになります。設定で難易度を緩和できるので、気楽に始めても大丈夫ではありますが、いわゆる“強くてニューゲーム”というものではないので、そこだけは要注意ですね。
一部トロフィーなどは1周目終盤のほうが取得しやすいものもありそうなので、それらを取得してから2周目を始めるのもよさそうです。
“オーバーロード・ラッシュ”で全世界のプレイヤーと腕試し!
“オーバーロード・ラッシュ”は、ボスと連戦できるゲームモード。

全3種類から挑むセットを選択可能。トータリティセットは長丁場ですが、ほかの2種類のセットは10分前後でプレイできるので、ボスの動きの復習にもピッタリです。
挑んで何かリソースを得られるわけではないですが、失敗しても何も失うものがないので気楽にチャレンジできます。筆者は無料アップデート適用後に真っ先にこのモードに挑みましたが、やっぱり序盤のボスのギミックは忘れていて最初の数回はあえなくやられましたね(笑)。

本編と同様にローグライト要素もあるものの、武器は比較的プレイヤーの好きなものを選びやすくなっています。サクッと1周が終わるので、いろいろな武器を試すにも最適です。
筆者は本編では安定性重視でスマートライフルを優先していましたが、“オーバーロード・ラッシュ”ではクリア時間も重要なので、火力重視の武器の優先度が高くなりそうですね。

スコアはランキングに記載され、全世界のプレイヤーと競い合うことが可能。腕前に自信があるプレイヤーは、ぜひチャレンジしてみてください!
ちなみに“オーバーロード・ラッシュ”は2周目開始直後でも解放されているので、本編クリア後にすぐに2周目を始めても問題なくプレイできます。
初心者にはより間口が広く! 上級者にはやり応えを提供する無料アップデート
無料アップデートとは思えない、さまざまな面での改良&新要素が追加された『SAROS: Zenith』。

初心者にはゲーム速度低化&オート射撃でハードルを下げつつ、上級者にはよりやり応えのあるコンテンツを追加しています。本編クリア後のプレイヤーはもちろん、途中でやめてしまっていたり新規で始めたりしている人にもオススメできるアップデートとなっています。