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INDIE Live Expo 2021 Winterレポート後編。目黒将司氏らが制作するゲームやアワード大賞発表など【電撃インディー#125】

まさん
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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。前編に引き続いて、2021年11月6日に行われたインディーゲーム情報配信番組“INDIE Live Expo Winter 2021”の模様をお届けします。

 6時間にわたる生放送の枠を使って、総数500以上のインディ―ゲームを紹介するという国内初の超大型インディ―ゲーム配信番組“INDIE Live Expo 2021 Winter”。

 前編では8つのWaveにわたって公開された最新ゲームの情報紹介コーナー“INDIE Waves”で取り上げられたタイトルをピックアップしました。

 後編では番組の冒頭からラストまで、初出となる情報を含めた各コーナーをピックアップして紹介。そこで取り上げられていた、注目のタイトルについて触れていきたいと思います。

 なお、本当に長い番組なので今回の記事でも一部の抜粋となっています。実際に見ていただくとより詳しい情報や、番組自体の楽しさが伝わると思いますので、公式サイトにある動画もご覧ください!

INDIE Live Expo Winter 2021(Japanese)

 また、Steamでは11月13日3:00まで“INDIE Live Expo Winter 2021 SALE”も開催中です。番組で取り上げられた作品がセール中なので、こちらも要チェックですよ。発売前のタイトルのDemo版などもあります。

 なお、電撃オンラインでは尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

サプライズ満載のINDIE Live Premiere!

 司会にゲームを愛するフリーアナウンサー・松澤千晶さんと、インディ―ゲームに詳しい古嶋誉幸さん。そして、ゲーム実況者のわいわいさんという新たな構成で始まった“INDIE Live Expo Winter 2021”。

 この番組では常連となっていたニッポン放送のアナウンサー・吉田尚記さんの生出演は残念ながら叶いませんでしたが、“INDIE Waves”のナレーションを別録りするという形で参加してくれました。

『Guns Undarkness(ガンズ アンダークネス)』

 今回も、番組で初公開となるインディ―ゲームの情報を集めた“INDIE Live Premiere”からコーナーがスタート。1本目は、コマンドRPGとステルスゲームが融合した『Guns Undarkness(ガンズ アンダークネス)』。

 開発者は、なんとあの目黒将司さんです。そうですよ! 『ペルソナ』シリーズの楽曲や、あの名作『デジタルデビルサーガ アバタールチューナー』。『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』などの楽曲を手掛けるアトラスミュージックの大黒柱。目黒将司さんがインディゲームクリエイターとして開発中のゲームなのです! 前回のLive Expoで、正体不明のクリエイターの作品が混ざっているという話がありましたが、その答え合わせですね。

  • ▲インディークリエイターとしてデビューを果たした目黒将司さん。Liveでも楽曲を初披露してくれました。

 もちろん、本作は目黒さんがゲームデザイン・作曲・開発を1人で担当。作詞を行っているのは、同じく『ペルソナ』シリーズの楽曲で知られるロータス・ジュースさん。『攻殻機動隊 SAC_2045』で有名な新進気鋭のロシア人イラストレーター、イリヤ・クブシノブさんがキャラクターデザインを担当。すごく豪華なメンツです。

 目黒さんが、5年ほど前からプライベートの時間を使って制作を続けていたという本作。2020年に“講談社ゲームクリエイターズラボ”の募集に応募して担当編集者がついたということで、完成が楽しみです。

 ちなみに、まだ支援金をもらったわけではないのですが清水の舞台から飛び降りる決心をして、会社を辞めて作成しているとのこと。会社を辞めたとはいえ、アトラスでの音楽の仕事は続けていくそうなのでファンも安心。

『LIBLADE』

 続いて公開されたのが『LIBLADE』。プレイヤーはスティックを弾いて斬撃を繰り出し、狙った方向にうまく弾くことで敵の攻撃を跳ね返すこともできる新感覚のツインスティックスラッシュアクションです。

 爽快さを重視しているのが見ていてもわかるくらいの豪快なエフェクト! すでにSteamで遊んだ人の反応も良く、気持ち良くなれるだけではなく考えて戦う楽しさも味わえます。スキルツリーの育成も良さそう。

 開発者のゑっさんは本業を別に持っていますが、土日祝日などの空いた時間を利用してコツコツと作り続け、4年かかって完成させました。

 ド派手な斬撃が画面の端から端まで届くビジュアルが強烈ですが、なんと必殺技じゃなくて通常の斬撃です。レバーを倒すたびにド派手な攻撃が走っていくのを見ているだけでも楽しく、ガチャプレイから始まってもアクションの楽しさをしっかり味わえそうなゲームでした。

  • ▲ブレてないスクリーンショットを撮影するのが難しいくらいズビズバッとエフェクトが発生! ぜひ、動画でその気持ち良さをご確認ください。

 なんと、発売日は放送と同時! 公開したゲームを即チェックできるサプライズもこの番組の見どころの1つですね。番組の終了後から実際に遊んだ方々の評判も良く、自分も遊んでみたいと思わせてくれる1本でした。

『OU』

 そして、個人的に続報が楽しみだった“幸田御魚×room6×G-MODE”の一大プロジェクト『OU』の続報も公開!

 幸田御魚さんはG-MODEアーカイブスで配信中の『セパスチャンネル』を作られた方で、その詩的な作風に心奪われたファンも多い注目のタイトルです。

 今回はゲーム画面も公開されたのですが、童話やアニメの世界を歩くような横スクロール画面のアニメーションに驚愕! 企画とシナリオとイラストの3つを担当している幸田御魚さんによる美麗なグラフィックからも、ただものではないゲームだということがヒシヒシと伝わってきます。

 美しさのなかにも寂しさを感じさせる絵柄に、どことなく不気味な存在の姿も確認できて、公開されたシーンからでも“何か”を予感させるような意味深なアニメ―ションがあまりにも印象的。2022年にNintendo Switch/Steamで配信予定ですが、待ちきれない1本です。

『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』

 インドネシアのToge Productionsが開発している人気のアドベンチャー『コーヒートーク』の続編『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』の情報も到着。コンシューマー版のリリースが2022年に決定しました! もちろん、前作同様にコーラス・ワールドワイドからの発売で、しっかり日本語化されています。


  • ▲紹介の冒頭では、AJさんとDioさんからのビデオメッセージも届きました。

 コーヒーの聖地ということで舞台をシアトルに選んでおり、前作もしっかり考えて作られていたというエピソードを解説してくれた古嶋さんと、前作を遊んだ松澤さんらしい目線での感想も飛び交いました。確かに、前作からいったいどう繋げていくのかファンなら気になる続編ですね。

  • ▲背景の画像は、開発中の『エピソード2』のプレイ映像です。おなじみのキャラクターも!

『NEEDY GIRL OVERDOSE』

 WHY SO SERIOUS?(ワイソーシリアス)のインディゲームブランドWSS playgroundから配信されるぶっ飛んだコンセプトのアドベンチャー。好きなものはピ(彼ピ)と向精神薬で、承認欲求が超絶強めという危ない女の子と生活しながら、彼女を最強のインターネットエンジェル(配信者)に育て上げるというだけで、もう興味津々!

  • ▲シナリオのにゃるら氏自らが声を当てて超絶最かわてんしちゃんになりきり、ゲームのシステムを解説するPVも強烈でした! インターネットサイコー!!

 オタクに媚びてストレスがたまったら向精神薬を飲んでストレス発散。配信のネタを探したり、時々病んだり……ゲームの中身も聞いてるだけで病みそう。おもしろそうなのですが、おもしろそうと言っていいのかも悩みそうな尖ったコンセプトです。

 前回の番組の時点では、もっと尖った物を作りたい(さらに!?)ということで延期が発表されていたのですが、ついに発売日が2022年1月21日に決定! こいつは来年の楽しみが1つ増えましたよ!!

  • ▲今の“インターネット”が反映されたようなシステムも大変好み。きっとこういう作品が好きな人も多いと思います。個人的にも超期待!

『RPGタイム!~ライトの伝説~』

 構想15年、制作9年の開発期間を経て、今冬に発売予定の手描きRPG。制作はデスクワークス。パブリッシングはアニプレックスです。

 ノートに描かれた手描きのアニメーションが動きまくり、プレイヤーを飽きさせないアイデアが満載のゲームです。紙芝居のゲームではなくて、ちゃんとノートの中にいるキャラクターを自分で動かせます。

 今回、公開されたのは『TANK TIME』というゲーム内のイベント。これまで公開されていたものとも、まったく違うギミックが詰まったステージになっています。

 実は、今年の東京ゲームショウで特別に遊ばせていただいたのですが映像部分だけでも驚きがたっぷり。なのですが、まだまだ実際に体験して欲しい要素がたっぷりとあって、作り込みとこだわりが尋常じゃありません。早く、ほかのページも含めて実際に遊んでみたい!

  • ▲場面ごとに、手作り感あふれる専用のUIやボタンが出現。ページをめくるごとに、サプライズが待っていると考えるだけでワクワクしてきます!

『浮世/Ukiyo』

 和風サイバーパンク仮想世界「UKIYO」に人々が取り込まれてしまった謎を追って、サムライネコのカイが仲間とともに仮想空間を旅をする。

 日本のデベロッパー・Seaknot Studios(シーノットスタジオ)が創る浮世絵とサイバーパンクが融合した魅力的な作品です。一度見たら忘れられないビジュアルと、オリジナリティあふれる世界観も見どころ。

 さらに、番組では“集英社ゲームクリエイターズCAMP”の支援タイトルにも加わったことが明らかとなりました。

 こちらもまた、2022年の配信が待ち遠しい期待作です。公式サイトによれば、対応プラットフォームはPC、Xbox One、その他を予定中。Steamではデモ版も配信されています。

その他のPremiere注目タイトル

 Xbox Game Passにも対応しているHumble Gamesの『Unpacking』。すでに発売中のタイトルで、引っ越しの荷解きを繰り返しながら持ち主の人生を追っていくエモいゲームです。遊んだ人の評判もすごく良いので気になっています。

 『ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator』の最新ダウンロードコンテンツ“シカ最終進化パック”が、11月25日配信。ご覧の通り、ごく普通……ご、ごく普通!? はい。“ごく普通”のシカのゲームがさらにスゴイことに!

 『テラクレスタ』から36年の時を経た新作となる縦スクロールシューティング『ソルクレスタ』。プラチナゲームズの神谷英樹さんが、株式会社ハムスターさんに直談判をして作り始めたという熱いエピソードも。

 ラストはG-MODEの『空気読み。オンライン』。完全な初出し作品はないのかな……と思ったところに空気を読んだG-MODEの最新作です。いかに空気を読むかを試す一風変わったゲームですが、今度はオンラインでみんなと一緒に空気を読めます!

講談社ゲームクリエイターズラボ第一期メンバー作品紹介!

 協賛各社によるコーナーもインディー情報尽くし! 注目は、将来有望なインディーゲームクリエイターに、年間最大で1,000万円を支給することで話題を呼んだ“講談社ゲームクリエイターズラボ”。その第1期メンバーの作品が紹介されました。

●作品リスト
・『FAMILY BATTLE タッグアリーナ』:ナカミチヨシアキ
・『ハルカノカナタ』:そらまめゲームス
・『地罰上らば竜の降る』:Hytacka
・『メーアステイル ~小さな国のアイテム屋さん~』:らむらむ
・『Laugsh!(ラッシュ!)』:ときたまご
・『十三月のふたり姫』:コバヤシマル

 私の注目作は『ハルカノカナタ』。以前『謎と記憶のラビリンス』のタイトルで発表されていましたが、クリエイターズラボの一期生に決まり、開発が進んだことでタイトルが変更になりました。確かに、こちらのほうが良いタイトルかも。

  • ▲必ずバッドエンドを迎えるという漫画の中に飛び込み、結末を変えるために謎を解く。とても自分好みの設定で、2022年のリリースにも期待しています。

 何より驚いたのが、“『FAIRY TAIL』オリジナルゲーム開発コンテスト”の開催決定。なんと、このコンテストは漫画家の真島ヒロ先生ご自身が自腹で1000万円を出資して行われるとのこと。もちろん、審査員としても参加してくれるそうです。良い企画ですね。

集英社ゲームクリエイターズCAMPの支援タイトル発表!

 講談社がゲームを支援しているなら集英社だって負けていません!集英社がクリエイターの発掘・支援を目的とした“集英社ゲームクリエイターズCAMP”の支援タイトルも公開されました。

●支援タイトル
・『にゃんばーカードWARS』
・『ONI(仮称)
・『ハテナの塔 -The Tower of children-』
・『スイートスクランブル』
・『Captain Velvet Meteor:The Jump+ Dimensions』

 詳細が謎に包まれているものもありますが、こちらもまた個性的。とくにジャンプ+のヒーローとともに冒険できるという『Captain Velvet Meteor:The Jump+ Dimensions』は注目。すでに発表済みの『怪獣8号』『HEART GEAR』『スライムライフ』に加え、新たに『地獄楽』の参戦も判明しました。これまた気になる!

 KONAMIタイトルのIPを使えるゲームコンテスト“KONAMI アクション&シューティング GAME CONTEST”の告知もありました。リメイク、続編、キャラクターのみなんでもアリ。選択した作品へのパッションが感じられる熱いゲーム企画が求められています。

 あのIPを再び復活させるチャンス! もう、まさにがんばれ未来のゲームクリエイターきらきら道中、僕が集英社のコンテストに応募した理由って感じで、熱いファンのクリエイターによる新作を予感しちゃいます!

オーストラリアのゲーム事情がわかる“世界のインディスタジオ”コーナー

 ライターの徳岡正肇さんが、世界各国のインディ―ゲーム事情を語る“世界のインディスタジオ”。毎回、様々な国の意外なお国柄やゲームが語られ、ライターである自分も感心しきり。本当に、ためになるコーナーです。このコーナーが楽しみで仕方ない人も多いでしょう。私もその1人です。

 オーストラリアのゲームと言われて、すぐに思い浮かぶような人は少ないと思いますが、タイトルを並べられるとあらビックリ。有名過ぎる作品が並んでいます。

 『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!』や、メトロイドヴァニアの傑作『Hollow Knight(ホロウナイト)』もオーストラリア!『Florence』も『Necrobalista』も素晴らしいアドベンチャーですね。侮れない国です。さらに、2014年に大ヒットしたスマートフォン向けアプリ『クロッシーロード』もオーストラリアのゲーム!

 ゲーム関連のイベント“PAX(Penny Arcade Expo)”の開催国にもなっているオーストラリア。アナログからデジタルまでゲームなら何でもアリのゲーム好きにはたまらないイベントだそうです。うう、いつか行ってみたい……!

 そして、今回徳岡さんが取り上げた注目のインディ―ゲーム開発集団・Fellow Travellerの話題に。ゲームの開発もパブリッシュもしていて、ほかの開発者さんのゲームを共同開発するような仕事もされているスタジオだそうです。

 メンバーの写真を送って欲しいと徳岡さんが頼んだところ、上のようなイラストを送ってきたというエピソードも素敵。物語性を大事にするスタジオらしく、メンバーそれぞれの背景を想起させるセンスの良いビジュアルです。

 そんなFellow Travellerの代表作として徳岡さんが挙げられていた『Genesis Noir』も、芸術的なアートと物語性が特徴の素晴らしいゲームです。

 オーストラリアは規制が強いという話に対しても、ゲーム産業を政府が支援しており、一方的な規制というわけではないという新たな視点を提供してくれたり、最後まで見どころのあるコーナーでした。このコーナーに関しては徳岡さんの説明がとても素晴らしく、実際にお話を聞いていただくほうが良いと思うので、ぜひ動画を見てください! 徳岡さんのファンみたいになってしまった……。

“INDIE Live Expo Awards”の大賞に輝いたのは……?

 2020年10月1日~2021年9月30日の間で、アーリーアクセス開始、フルリリース、大型アップデート(多言語対応含む)されたものなどが対象となる“INDIE Live Expo Awards”。このアワードは、ユーザー投票とAwards審査団によって選ばれた優れたインディ―ゲームを表彰するものです。

 多くの素晴らしいインディーゲームのなかから、見事大賞に選ばれたのは自動生成技術を使ったアドベンチャー『Road96』。なんと、「テーマ・オブ・ザ・イヤー賞」とのダブル受賞です!

●テーマオブ・ザ・イヤー賞
・『涨粉二维码』
・『Road 96』(受賞作)
・『Say No! More』
・『Golf Club Wasteland』

 ネット対戦やゲーム実況を通じて人々を楽しませた“インターネットを通じたゲーム体験賞”は、誰もが納得の人狼ゲーム『Amoung Us』。個人的には『NKODICE』も良かったのですが、これは納得の受賞なので仕方なし。

●インターネットを通じたゲーム体験賞
・『Valheim』
・『It Take Two』
・『Among Us』(受賞作)
・『NKODICE』

 “キャラクター賞”は『Chicory:A Colorful Tale』。これも評判が良いゲームなんですよね。日本語版は発売未定ですがPSの公式サイトにあるので、翻訳されて遊べる日を持っています!

●キャラクター賞
・『月姫 -A piece of blue glass moon-』
・『Death’s Door』
・『Chicory: A Colorful Tale』(受賞作)
・『Haven』

 職人的なこだわりによって作られた、さわりごこちがいいゲームに与えられる“さわりごこち賞”は『Death’s Door』。この賞のノミネートタイトルは自分も遊んだことがないゲームばかりなので、あとで触ってみたいですね。こればかりは、実際に触ってみないとわからないと思います……!

●さわりごこち賞
・『The Artful Escape』
・『Death’s Door』(受賞作)
・『Jupiter Hell』
・『Teardown』

 今までにない画期的なルールの作品に贈られる“ルールズ・オブ・プレイ賞”は『Before Your Eyes』。ウェブカメラでプレイヤーの目の動きを認識し、“まばたき”をすることで場面が切り替わっていくアドベンチャーとのことで、プレイヤーの読み進め方をルールに組み込んだ斬新な作品です。

●ルールズ・オブ・プレイ賞
・『SNKRX』
・『Mini Motorways』
・『Cookie Clicker』
・『Before Your Eyes』(受賞作)

 その地域の魅力や歴史が表現されたゲームが受賞する“ローカル文化賞”。受賞した『文字遊戯』は、中国語を使ったパズルRPGでゲームの性質上ほかの言語には翻訳不可! まさにローカルなゲームです。

●ローカル文化賞
・『Last Stop』
・『文字遊戯』(受賞作)
・『天穂のサクナヒメ』
・『Hot Pot For One』

 ほかにも、協賛各社による最新のインディ―ゲーム事情を反映したコーナーや、視聴者の楽しみにもなっている“Live Pefrormance”など、最後までノンストップで駆け抜けた6時間。

 何度も書いてしまいますが、私が紹介するよりも実際にアーカイブで見たほうがおもしろいので、空いた時間に動画を確認してみてください。

 とくに、ライブでは目黒さん自信の演奏で初披露となった『Guns Undarkness』のオープニングテーマ『Light in the dark』が流れたり、『グノーシア』の楽曲を和風アレンジしたものが演奏されるといったサプライズもありました。

 番組のラストには、大きなコップを片手にあのZUN氏が登場! いったい何を呑んでいるんでしょう……と視聴者も含めて誰もが知っていて知らないふりをする楽し気な空気もこの番組ならでは。

 目黒氏のファンということで、最後にZUN氏と目黒氏が握手する姿も見られました。自分でも知らなかったような作品から、もっと知られて欲しい作品まで怒涛のように情報が飛び出したINDIE LIVE EXPO。今回参加できなかった人は、次回の開催も決定しています。

 サイマル放送などもあるので、お祭りに飛び込むくらいの軽い気持ちで参加してみましょう。とても楽しいですよ!


 回を重ねるたびに作品数も増え、運営の負担も恐ろしいほどに倍増していると思われるINDIE Live Expo。前回に引き続きスタッフも募集中なので、興味がある方は応募してください!


※画像はすべて配信をキャプチャーしたものです。
©INDIE Live Expo Project

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