【ウマ娘が1.8倍楽しくなるお話 15】大胆予想! 11月下旬に登場する新ウマ娘はこれ!! …かもしれないお話

柿ヶ瀬
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 柿ヶ瀬です。アメリカ競馬の祭典、ブリーダーズカップが先日行われ、フィリーアンドメアターフでラヴズオンリーユーが、そしてディスタフにおいてマルシュロレーヌが優勝、ラヴズオンリーユーは日本初のBC制覇、そしてマルシュロレーヌは日本初のアメリカダートGI制覇。矢作厩舎の仲良し牝馬コンビが日本競馬に新たな歴史を刻みました。

 ここ数年、日本競馬界はとてつもなくおもしろいです。『ウマ娘』から競馬を見るようになった、なんて方も多いかと思いますが、そういう方も楽しめるくらいに強い馬あり、波乱もあり、快挙もあり。元々の競馬好きの我々もまた、『ウマ娘』からさらに競馬を楽しめるようにもなった気がします。

 さて、普段このコラムは筆者が好き勝手書かせてもらっていますが、今回は珍しく担当編集よりリクエストをいただきました。

 「11月下旬に見たことのないウマ娘が登場すると予告があったんですが、そのウマ娘を予想してみませんか?」

 そうです。11月11日に配信された“そこそこぱかライブTV vol.6”において突然の告知があったのです。これまで“そこそこぱかライブTV”においては重要な告知はほとんどなかったのでざわめいたと思います。

 もちろんいわゆる新たな史実馬が出てくる保証はありません。ハッピーミークやリトルココンのような、いわゆるオリジナルウマ娘の可能性も全然あります。しかしそうなったらしゃーない! ということで、史実に実在して今回初めてウマ娘化されるウマ娘が登場する前提で書いていきます。

 『ウマ娘』のゲームは、育成とレースがメインであり、そもそも競馬の馬券、そして予想にあたるものはありません。過去に“ウマ娘キャラクター名前予想クイズ”なる企画が2017年にありましたが、そのくらいしかないのです。なので今回は派手に予想するぞ~! というお話です。

まずは書いてあることをよく読もう

 “そこそこぱかライブTV”にて書かれた文面はこうです。

 「11月下旬 新しく追加されるストーリーに 見たことのないウマ娘が登場するかも!? そこそこお楽しみに!」

 ここから読み取っていきましょう。まずわかりやすく表記されているのは“新しく追加されるストーリー”であること。ここから考えられるのは3つ。育成モードのストーリー。メインストーリー、そしてウマ娘のストーリーです。

 育成モードのストーリー、というのはつまり、“URAファイナルズ”や“アオハル杯”に登場するライバルキャラ……つまりこれまでで言うところのハッピーミークやリトルココン、ビターグラッセなどのオリジナルウマ娘が担っていたところ。

 しかしここに史実ウマ娘を配置するのは構成上難しいところでしょう。そもそも今月下旬に新しい育成シナリオが追加されるのであれば、さすがにもっと早く告知されるとも思いますし、オリジナルウマ娘ならこのコラムで考える意味はありませんのでこの線は消します。

 残るはメインストーリーとウマ娘のストーリーです。これはどちらにも可能性がありますし、候補も多いです。

ウマ娘のストーリーならば、こう予想できるかも?

 もう一度読んでみると「見たことのないウマ娘が登場するかも!?」とあります。この書き方ってなんでしょうね? 出ます! と断言するわけでなし、“そこそこぱかライブTV”だからゆるく書いたってのもまあわかるんですが、邪推していくとこれって「登場する人のところには登場します」とも言えるわけで、それってつまり「ガチャで引けたら」って意味なのでは?

 次に考えるのは「11月下旬」。11月下旬の大レースと言えば? ジャパンカップ! ですが、次のガチャ更新日は11月19日……うーん、下旬じゃない! となると月末の別衣装ガチャ……多分クリスマス衣装な気がしますねえ。

 クリスマスで頭に浮かぶものは、やっぱり有馬記念ですよね。有馬記念に勝っててサンタやりそうで別衣装がないウマ娘……いや、これはゴールドシップでしょ。今年の春にたくさんプレゼントくれましたもんね。というわけでゴールドシップと言えば……やっぱり同い年の同厩舎であのゴルシと仲が良かったと言われるジャスタウェイを外すわけにはいきません。同じレースにはダービーと有馬記念くらいしか出ていませんが、能力実績も文句なし、しかも馬にまつわるエピソードも文句なし。ウマ娘になってほしい馬で言えばトップクラスの馬でしょう。

 この説の唯一の欠点は、ゴルシの通常勝負服がすでにサンタっぽい色合いをしているってことです。トナカイかなんかでどうにかなりませんかね。

 それ以外で“別衣装がなく育成実装済みで有馬記念を勝っているウマ娘”となればダイワスカーレットとマンハッタンカフェですが、マンハッタンカフェは実装が近すぎるかなあと言うところでダイワスカーレット。となれば、やはり以前も紹介した兄・ダイワメジャーに期待したいところです。

メインストーリーで考えればかなり絞れるのでは?

 ではメインストーリーならば? を見てみましょう。

 この場合は「メインストーリーを進めている人ならば登場するかも!?」と解釈できますか。現在メインストーリーは第4章、ナリタブライアンが主人公のストーリーです。ここまでの傾向からいけば、ナリタブライアンの1つ下、あるいは2つ下世代のウマ娘が主人公になるでしょう。

 1つ下世代のウマ娘はフジキセキ、ヒシアケボノ、マーベラスサンデー、マヤノトップガン。本命は第4章でも登場したマヤノトップガンでしょうか。そうなると真っ先に出てくる馬が1頭います。阪神大賞典後の天皇賞春を制し、その後マヤノトップガン、マーベラスサンデーとともに三強を形成する遅れてきたナリタブライアン世代、サクラローレル。これが1頭目の候補でしょう。

 その世代ならばフジキセキ主人公のストーリーはどうでしょう。大種牡馬サンデーサイレンスの初年度であったフジキセキですが、弥生賞後に故障で引退してしまい幻の三冠馬と呼ばれたのはご存知の通り。しかしその年皐月賞ジェニュイン、ダービータヤスツヨシと同期のサンデーサイレンス産駒が活躍し、フジキセキから始まるサンデーサイレンス時代が始まったのです。彼ら(彼女ら?)とフジキセキのライバル関係をするもよし、史実と同じようにフジキセキが未来を託すもよし。どちらにせよこの2頭はあってもおかしくないのでは、と思います。

 2つ下の世代であれば、エアグルーヴが天皇賞秋で破ったバブルガムフェローはどうでしょう。バブルガムフェローはその前の年の天皇賞秋、クラシック世代ながらマヤノトップガン、マーベラスサンデー、サクラローレルの三強を破り大きく名を挙げるなど、ウマ娘たちとの絡みも多いです。ただそれならサクラローレルの後にしたいかな……というところもありますね。

柿ヶ瀬の予想印はこちら!

 というわけで、あくまで“告知文章を読んだ上で想像できる予想”としてはこんな感じです。

サクラローレル
ジャスタウェイ
ダイワメジャー
ジェニュイン、タヤスツヨシ

 本命対抗はかなり固い予想になりました。もちろん今回の予想は方向性を絞った結果です。他の方向性もたくさんあるとは思うのですが、そうなるとさすがに選択肢が多すぎて絞れませんので……。

 大人の事情で出ない馬とか予想してません? みたいな疑問もあるでしょう。しかしこの告知が出る直前に二次創作ガイドラインの更新がありました。いろいろな憶測がありましたが、冬コミ直前に釘を刺したのかも? というのもあり得るのではないかと思います。

 しかし筆者は「新しいウマ娘が出せるようになったからガイドラインを改めて更新したのでは?」とも思っていました。直後の告知です、なんとなくあの馬主さんの所有馬はダメなのかも、と思っていた競走馬がウマ娘になる可能性を見るのも邪推とは言い切れないのではないでしょうか。

 ともあれ、あくまでここで挙げたのはあくまでも予想。競馬の馬券と同じように、どんなに根拠がしっかりしているように見えてもハズレる時はハズレます。いや、ハズレることのほうが多いものです。みんなも予想するようなあの馬なのか、まったく考えてなかった馬なのか。それともオリジナルウマ娘なのか。その日を楽しみにしたいと思います。そして本当に新しいウマ娘が登場したなら、その馬のキャラクターデザインの話なんかも出来ればいいなあって思っています。

 最初にも言いましたが、『ウマ娘』で“予想”をすることってなかなかありません。なのでこの機会に「あの馬が来るんじゃないか?」「この馬が来て欲しいなあ!」などと、『ウマ娘』仲間と盛り上がることができればとても楽しいと筆者は思っています。

 また次回もこういった“楽しみ方”を提示していければと思いますのでお時間ありましたらぜひご一読いただきたければ幸いです!

 それではまた!



【コラム】ウマ娘が1.8倍楽しくなるお話

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