彼もまた“心”を手に入れたということか……(ヨルグ)【軌跡シリーズ名言集】
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- Zenon
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日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。
本記事で紹介するのは、『零の軌跡』『碧の軌跡』に登場するキャラクターである、ヨルグ・ローゼンベルク(以下、ヨルグ)のセリフ。中立を保ちつつ主人公たちに助言などをしてくれた彼の名言を紹介します。
※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
彼もまた“心”を手に入れたということか……(ヨルグ)
●終章 それでも僕らは。(英雄伝説 碧の軌跡:改)
ヨルグは、クロスベル地域北部のマインツ山道に構える《ローゼンベルク工房》の主です。超一流の《人形師》であり、まるで生きているかのように精緻な人形“ローゼンベルク人形”を製作することで知られています。美術品としての価値もあり、非常に高値で取引されているとのこと。
そんな人形を作る職人のヨルグですが、その正体は大陸中で暗躍し、主人公たちとも敵対している結社《身喰らう蛇》の技術部門《十三工房》に所属するマイスターでした。また、結社の幹部である《博士》こと《蛇の使徒》第六柱F・ノバルティスの師でもあるのですが、ノバルティスがヨルグの研究成果である“ゴルディアス級”の人形兵器を横取りしたため、師弟仲は険悪のようです。
そのレンというのは、結社のなかでも高い戦闘力を持つ《執行者》と呼ばれる1人で、ヨルグが開発しノバルティスが接続させた“ゴルディアス級”の機体《パテル=マテル》と一緒に登場する少女です。
『空の軌跡』および『零の軌跡』におけるレンの物語と詳細は、下記の名言集の記事でまとまっているので、よければこちらを参照してください。
・今宵のお茶会は楽しんでいただけたかしら?(レン)【軌跡シリーズ名言集】
・本当は助けるつもりなんて……ゼンゼンなかったのに……!(レン)【軌跡シリーズ名言集】
・もう……逃がしてあげないんだから(エステル)【軌跡シリーズ名言集】
そして時は七耀暦1204年、クロスベルで1人の少女を核とした《零の至宝》が誕生し、その強力無比な力を宿した人形兵器《神機アイオーン》が登場します。その守りを突破するため、一度はこの地を離れたレンが戻ってきて協力してくれるシーンがありました。
『空の軌跡』の主人公・エステル&ヨシュア、そして《パテル=マテル》とともに現れたレン。青色の《神機》を相手に、勝負を挑みます。
しかし無限のエネルギーを供給されている《神機》に劣勢を強いられる4人。あわやレンがビームの直撃を受けるかというそのとき、《パテル=マテル》が身をていしてレンを救いました。そのまま《神機》を抱えて浮上し……上空で自爆します。
自爆したことでバラバラになり、修復不能のダメージを負った《パテル=マテル》。長年連れ添ったレンに、「サヨウナラ」と別れを告げ、この世を去ります。
レンにとって《パテル=マテル》は、絶対に自分を裏切らない両親代わりの存在でした。さらに意識を接続していたこともあり、それこそ半身を失うような喪失感があったのだと思います。
その後、鉱山町マインツで身を休める一行のもとを訪れる主人公たち。そこで《パテル=マテル》の犠牲とてん末を聞き届けた際、《パテル=マテル》の製作者でもあるヨルグが発したセリフが、今回の名言です。
「彼もまた“心”を手に入れたということか……」
以前にも《パテル=マテル》がレンの意志に反して自律行動を取ったことがありましたが、それは製作者であるヨルグが与えたものではなく、レンと過ごすなかで《パテル=マテル》自身が獲得した“心”によるものだったといいます。
本来ならありえない現象。しかし確かにそこには《パテル=マテル》の“心”と表現できる行動があり、その意気をヨルグも悼みつつ認めています。愛情を込めた人形には、心が宿る。そんなスピリチュアルな話にもなってきそうですが、それもまたひとつの奇蹟なのではないでしょうか。
なお、ヨルグはこのあとの作品で名前だけは出るものの、姿を一向に現さなくなります。『創の軌跡』ではラピスの依頼により、彼女のボディを製作してスウィンとナーディアに《C》のもとへ運ばせた張本人とされていますが、工房はもぬけの空となっていました。
また、シリーズ最新作『黎の軌跡』でも微妙にその動向が明かされましたが、それが今後どうつながっていくのかはわからないところです。未知の情報も出てきましたし。
“心”が宿りうる人形をいくつも製作してきたマイスター・ヨルグ。次に登場するときは、“心”を持った人形を製作するようになっているかもしれませんね。そうなるともはや“神”の領域に近づいている気もしてきたり……? 今後の彼の動向にも注目していきたいところです。
シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらをピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!
※画面はPS4『英雄伝説 零の軌跡:改』『英雄伝説 碧の軌跡:改』のものです。
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英雄伝説 零の軌跡:改
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