電撃PlayStation

大手やインディ以外にも見どころが盛りだくさん! 陰に隠れたブースを回る"裏"TGSレポート!【電撃PS】

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 2019年9月12日~15日の4日間にわたり、千葉県の幕張メッセで開催されていた日本最大のゲームイベント・東京ゲームショウ2019。

 今年も大手タイトルのブースや豪華なステージ、ファミリー向けのコーナーやインディゲームの試遊に至るまで、最新のゲームに触れられるブースが大量に用意されていました。

 これまでインディゲームコーナーに関するレポートをお届け(第1回第2回第3回)してきましたが、ラストとなるこの記事では、担当ライター・まさんが会場全体を回って目にした気になるブースのレポートをお届けします。

 インディゲームとはちょっとズレるかもしれませんが、TGSらしい物がたくさんあるのでぜひ最後までご覧ください。そして、来年は自分の目で会場を見て回ることをオススメします。

巨大市場の中国をはじめとする海外ブースが目立ったTGS

 今年、インディゲームコーナー以外に目を向けて感じたのは海外メーカーの躍進。中国やマレーシアといった海外のブースが大きく取り扱われており、個人的にも海外メーカーの強さを感じました。


 SIEブースに展示されていた『原神』など、海外製の豪華なタイトルを日本のパブリッシャーのブースで紹介しているパターンも多く目立ったのが印象的でしたね。

 個人的には、ハピネットブースの『Dusk Diver 酉閃町 -ダスクダイバー ユウセンチョウ-』が激推しタイトル。ぜんための展示ではインディゲームとして紹介したのですが、今回はその時よりもブースが大きい! ステージイベントまでやってるんですよ。

 試遊版では時間制限付きで町を探索するパートと、多彩な技を使い分けて戦う無双系のアクションパートを体験できたのですが、どちらのパートも気に入りました。操作していて気持ち良く遊べるので、発売されたら絶対買おうと思っています。


 台湾の渋谷と呼ばれる実在の町がモデルなのですが、看板や雰囲気の作り込みに感動。日本に似ているようで、どこか違うアジアの異国情緒が味わえます。だけども、やっぱり日本に近い親近感があるんですよね。


 変身して必殺技を決めたり、仲間を召喚してコンボを決めたり、カッコよく戦える戦闘パートもボク好み! こういうゲームがバンバン海外から来る今の時代、すごく最高! 2回言いますが、すごく最高です!!

外周にあるメーカーのブースをめぐるのも楽しい!

 どうしても大きなブースばかり注目されがちですが、壁際に配置されているブースやエリアの端にある小さなブースにも見どころがたくさんあります。

 そうしたブースを求めて歩いていると、自分が2016年に電撃PSのインディコーナーで、ちょっとだけ取り上げたアドベンチャー『Quantum Suicide-量子自殺-』のブースを発見。

 インディゲームコーナーにはなくて、単独出展されているインディゲーム。じつは、毎年かなり見落としていてあとから気づくんですよ。悔しい~!

  • ▲超物騒なものしかないルーレットが気になったQuantum Suicideブース。

 これは、宇宙船を管理するAIが狂ったせいで起きるデスゲームを描いたSFアドベンチャー。日本語化もされていて、当時から発売を楽しみにしていました。

 ところが、当初の予定よりも延期したあと、しばらく音沙汰が……。結局、2019年12月に発売する予定のようですが、TGSにも出展されていたことで本当に安心しました。PCで出るので発売したら遊んでみてください。

 ほかにも、昔はいろいろと話題が尽きなかったSakura GameがTGSに初出展していて驚いたり、頭に木をはやすVR『ブレインツリー』がCEDECのブースに展示されていたりと、壁際のブースはいろいろと個性的ですね。

 個人的に好きな将棋ゲームを出すシルバースタージャパンブースでは、将棋のAIを売るというパンフレットが置いてありました。

 このパンフレットはビジネスデーで手に入れたものですが、「AIはこんな値段なのか!」という新しい発見がありましたね。まあ、自分が将棋AIを買う日が来るのかは未知数ですが……。

 Nintendo Switchで発売している『みんなのどうぶつしょうぎ』の手作り感あふれる模型が置いてあったり、勝ち抜くと商品がもらえる『リアルタイムバトル将棋』の試遊があったりと、とても楽しいブースでした。ちなみに、ぜんための時は高級肉がもらえる大会も開かれていたんですよ。にく……。


 HALL1の端っこにあるドイツパビリオンには、さりげなく発売直前のPS4版『トロピコ6』(共産圏の独裁国家を運営する超おもしろシミュレーションの最新作)が展示してあるといったサプライズも。

 海外ブースや壁際の小さなブースを探すことで、意外な発見があるのもTGSの良さですね。ただ、本当に地味で見落としてしまうようなところもあるのがネック。小さいブースを見るためにも、2日間フルで遊びに行ったほうがいいかもしれませんよ?

脳診断や社会的に意義があるブースまで何でもアリなのがTGS!

 じつは、新作ゲームを展示しているブースばかりじゃないんです。なかには、ちょっと変わったブースもあるんですよ。株式会社プレイケアさんのブースも、その1つ。ここでは、日本アクティビティ協会が行っている活動についてのパンフレットがもらえました。


 ゲームを通じて高齢者の”健康”と”交流”を応援する”健康ゲーム指導士”という資格、みなさんご存知でしたか? このブースでは、その講座を行う日や活動内容がわかる展示がいろいろとありました。社会的な意義があるブースじゃないですか! 

 さらに会場を歩き、NOK株式会社のブースにたどり着くと"脳タイプを診断できる"という文字が……。かなり気になるブースですが、どうやら頭にいろいろな機械を付けて『フォートナイト』を遊んだあと、その人の脳タイプを教えてくれるという内容みたいです。

 みたい、というのは実際に遊べなかったから。やってみたかったんですけど、自分が行ったときには受付終了だったんです。ああ、残念……。

 今年は時間と体力の関係でVRも試遊できなかったのですが、VRもすごいものばかりですね。ダンスと狂言を合体させたプロディジブースの『やまびこ狂言アフロ』は、見ている外国人が大盛り上がり。これも、遊んでみたかったです。

 “けん玉はeスポーツへ!”というキャッチコピーが目立つ『電玉』のブースもありました。アプリと連動してオンライン対戦ができる未来のけん玉。いや、すでに出てるから現代なんですけど、こういう玩具とゲームの連動っていいですよね。

 まだまだ、気になるブースはたくさんありますが、今回はここまで。TGSの魅力であるインディゲームやちょっと変わったブース。この記事で、その一端をお届けできたかとは思いますが、これでも全然物足りないくらい。毎日見に行っても回りきれないほどのブースがありますので、やっぱり自分で見学してこそのTGSです。

 今年は行けなかった人も、ぜひ来年は参加してみてください。そして、インディゲームや壁際のブースにも注目してみると、より楽しいTGSライフをおくれるかもしれません。では、また来年!

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