『ゼノブレイド3』先行レビュー冒険編。融合された世界、そこで繰り広げられるドラマとは?

えまぬえる
公開日時
最終更新

 7月29日に任天堂から発売されるNintendo Switch用ソフト『ゼノブレイド3』のプレイレポートをお届けします。

 本作は広大な世界を冒険する『ゼノブレイド』シリーズのナンバリング3作目。機械技術が発展した“ケヴェス”、魔法のような技術“エーテル”に長けた“アグヌス”という敵対する2つの国を舞台に、未来に向けた命の物語が描かれます。

 今回の先行プレイレビューでは、融合された世界、そこで繰り広げられる冒険を紹介。物語序盤で訪れるフィールドと、そこで楽しめる冒険・探索要素を紹介していきます。

 なお、以下では『ゼノブレイド3』については『3』、『ゼノブレイド』については『1』、『ゼノブレイド2』については『2』と記していきます。

随所にみられる融合された世界

 フィールドや冒険・探索要素を紹介する前に触れておかねばならないのは、パッケージイラストにもなっているキービジュアル。主人公たちの遥か奥に横たわるのは、『2』に登場した巨神獣(アルス)のひとつ“インヴィディア”のように見えます。

 さらに、その奥には『1』のフィールドにもなっていた“機神”の大剣も。剣先には“シティー”と呼ばれる大地があるとのこと。主人公たちは世界の真相を確かめるべく、シティーに向かう旅をすることとなるのです。

 物語序盤の舞台となるアエティア地方。2つの軍がぶつかり合った荒涼とした風景と、そんな争いなどが些末なことに見えるほどの雄大な自然が共に在る土地です。

 本作の2大勢力のひとつで、機械技術が発展した“ケヴェス”。序盤はノア、ランツ、ユーニたちが所属するケヴェス勢力下の“コロニー9”が冒険の拠点となります。

 そびえ立っているのは建造物ではなく“鉄巨神”と呼ばれる巨大兵器。コロニーはこれを中心に仮設建物やテント、コンテナなどが設置されています。

 コロニー内の輜重科ではアクセサリーを購入できる他、不要なアイテムを売却できます。

 星印がついた吹き出しアイコンが出ている相手に話しかけるとコロニーとのキズナが深まります。見かけたらどんどん話しかけるようにしましょう。

アイオニオンの広大な世界でできること

 アエティア地方の南側には広大な自然が広がっています。おおよそ現実ではありえないダイナミックな勾配がある立体的なフィールドデザイン。これぞ『ゼノブレイド』シリーズといった感じですね!

 ここからは、序盤の冒険でできることを紹介していきます。

探索

 複雑なマップだと、どうしても迷ってしまいがち。そんなちょっと方向音痴な人はナビゲーションに頼るとよいでしょう。クエストなどの目的地までの道のりを光の筋で指示してくれます。

 フィールドを駆け抜けていると、その土地の要所となる“ランドマーク”を見つけることがあります。発見すればEXPが得られる他、他のランドマークへ瞬時に移動できる“スキップトラベル”も可能となります。冒険の足掛かりになるので、未開の地を訪れた際はまずランドマーク探しをするとよいでしょう。

 ランドマーク探しと切っても切れないのが絶景探し! おおよそ現実世界ではお目にかかれないダイナミックな地形は見る人の心を魅了します。L+Rボタンでミニマップや情報を消した状態で即画面を撮影できるフォトモードがありますので、絶景を見かけたらバシバシ写真におさめていきましょう。

原生生物(エネミー)

 アイオニオンに生息する原生生物。群れをなすもの、空を飛ぶもの、水辺に棲むもの、擬態するもの、その生態は多種多様です。

 “!”が付いたエネミーには要注意。彼らをじっと観察しているとその場からアイテムを落としたり、別の珍しいエネミーが現れたりするかも。

 表示アイコンがキラキラと輝いているのはラッキーモンスター。強さは通常のもとの同じですが倒せばいい報酬を得られるので、見かけたら狙ってみるのもいいでしょう。

 通常のものより強力なエリートモンスターは、同レベルの同種モンスターよりも手ごわいエネミー。倒せばEXPや報酬のゴールドにボーナスが加算されるので戦闘に慣れたら挑んでみては?

 そして本作でも多数います、ユニークモンスター! 山のように大きなものもいれば、普段は姿を隠しているもの、群れを形成しているものと生態も様々。倒せば特別な装備品などの報酬を入手できます。

 フィールドでは原生生物同士の縄張り争いに遭遇することも。この戦闘に介入することもでき、場合によってはどちら側の勢力につくかを選ぶことが可能です。

 過去作のプレイでは厄介だった水際での戦闘。これまでは足の着く浅瀬までエネミーを引き寄せてからでないと戦えなかったですが、本作では水中でエネミーに遭遇しても泳ぎながら戦えるようになりました! 地味にうれしい変更点ですね。

収集

 フィールドの随所にみられるキラキラ光る箇所。これらに近づくことでコレクションアイテムを得ることができます。ショップで売却できるだけでなく、コロニーの住民が必要としているアイテムを集めることでキズナを深めて、特別なアイテムなどの報酬がもらえることがあります。

 多くのアイテムが必要になるので、道中で見かけたら積極的に拾っていきたいですね。

 画面に黄色い光柱が見えたらそこにコンテナがあるサイン。コンテナの中には入手しづらいアイテムが入っていることも! 一見するとたどり着けないような場所にあったりしますが、だからこそ辿り着いて開けた時の達成感はひとしおというものでしょう。

 エーテルが噴出するエーテルチャネル。冒険がある程度進むと、この場所からエーテルを回収してエーテルシリンダーを得ることができます。

 エーテルシリンダーは壊れた施設の復旧をはじめ、さまざまな用途で使用されます。数も多く必要になるためこちらも見かけたら最優先で回収したいですね。

魂の安らぎ、そして憩い

 フィールドでは戦いで命を落とした兵士を発見することも。そんな彼らを見かけたら骸をおくってあげましょう。笛の調べによって骸の魂は粒子となり旅立っていき、その兵士が所属していたコロニーとのキズナが深まります。

 冒険で歩き回ったり、戦闘を繰り返したりすることで主人公らの衣服はどんどん汚れていきます。そんな時にはフィールドの焚火にある休憩ポイントへ! 衣服の汚れを落とすことができることに加えて、冒険中には見られない主人公たちの人となりを垣間見ることができますよ。

 休憩ポイントでは特殊な手段で入手できるボーナスEXPを振り分けて任意のキャラクターのレベルをあげることが可能。さらに、物語を進めることで休憩ポイントでできることが増えていきます。

 冒険が進めばさらにやれること、行ける場所が増えて、遊びつくせぬほどのボリュームがまっていることでしょう。

 この記事の他にキャラクターと戦闘を中心にした先行レビュー記事がありますので、気になった方はぜひご覧ください。

関連記事

© Nintendo / MONOLITHSOFT

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら