『ゼノブレイド3』発売日になぜか『バテン・カイトス2』を遊ぶ男がいたそうな

そみん
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 本日7月29日、いよいよNintendo Switch用ソフト『Xenoblade3(ゼノブレイド3)』が発売されました!

 うっしゃ。ダウンロード版を購入済だし、さっそく遊び始めるぜ! ……と思っていたのですが、スケジュール管理ミスでまだゲームキューブ版『バテン・カイトス2』をプレイ途中というおまぬけな男がここにいます。

 なぜ、こんなことに……。ちょっと言い訳させてください。

『ゼノブレイド3』レビュー記事

『ゼノブレイド3』発売日に僕が『バテン・カイトス2』を遊んでいる理由

 時は1か月半ほど前にさかのぼります。『ゼノブレイド3』の限定版を買うか死ぬほど悩みつつ、Nintendo Switch Online加入者商品の“2本でお得 ニンテンドーカタログチケット”を使って実質5000円で買うことに決めたその夜、ふと『ゼノブレイド2』を遊び直したくなりました。

 ……いろいろ忙しいし大ボリュームのゲームだけど、1か月半あれば、なんとかなるでしょう。

 楽観的な気持ちで遊び始めたところ、やっぱり『ゼノブレイド2』は長かった! そして、楽しかった!

 残念ながら『ゼノブレイド2 黄金の国イーラ』までは遊びなおせなかったものの、7月上旬くらいになんとかクリア。

 久々にレックスのまっすぐでまぶしい物語を堪能し、そのまま『ゼノブレイド3』の発売日を待てばよかったのですが……『ゼノブレイド2』のサルベージャーとして雲海に潜るうちに、とある思い出がよみがえってきました。

 雲海……空に浮かぶ大陸……魔法と機械……そんなゲームが任天堂ハードであったような……!

 そう、ゲームキューブの傑作RPG『バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子』(2006年2月23日発売)ですね!

 そして、その開発元は……『ゼノブレイド』シリーズでおなじみのモノリスソフト。く……遊び直したい!

 果たして2週間でクリアできるのか? サブクエストをある程度あきらめればなんとかなるか?

 などなど、ちょっと不安な部分もありながら、ミリィ同様、守るのは趣味じゃありません。2週間でクリアしてやらあ! ……と見切り発車した結果が、この始末です。『ゼノブレイド3』発売日までにクリアできませんでした……。

 ちょっと闘技場で寄り道をしすぎたり、途中のボスでドはまりしたりと、まだDISC1(あ、あとちょいでDISC2)というそこそこ絶望的な状況ではありますが、まあ、『ゼノブレイド3』は逃げません。

  • ▲ディスク2枚組!

 発売日にプレイできない(自業自得)のは残念ですが、まずは目の前の『バテン・カイトス2』をしっかりと堪能しようと思います。

 10年以上ぶりのプレイとなりますが、カードを使ったリアルタイムチックなバトルシステムは本当に頭を使う&楽しいですし、デッキ構築に一喜一憂する感覚は今なお新鮮です。

 『バテン・カイトス1』も良作でしたが、『2』はより遊びやすく、より深くなった神ゲーなので、人生のどこかでぜひ体験してほしいゲームの1つとプッシュしておきます。

 物語的にも、精霊やこころの力に関するマグナスと機械に関連するマキナという2つの文化の争いが両面から描かれており、とても味わい深いものとなっています。

 どうでもいいことですが、主人公の名前が帝国の暗黒部隊に所属するサギという名前で、最初に見た時はかなりインパクトがあったことを覚えています。前作主人公がカラスなので、鳥の名前からのネーミングなのかもしれませんが、初見はサギ=詐欺とか連想しちゃいますよね(苦笑)。ちなみにサギは、めちゃくちゃ善人で、そのギャップにもやられました。

 パーティキャラの1人である機械人形のギロのインパクトもすごいです。何がすごいって、声が2人1役といいますが、男性の老人と若い女性が同時にしゃべるような演出となっておりまして……いい意味で違和感があって、耳に残ります。

 年齢も性別も不詳という設定のキャラはたまに見かけますが、こういう手法で年齢と性別の不詳感を絶妙な形で見せる例は少ないです。演出がバッチリはまった好例なので、もし機会があれば実際にギロの声を聞いてほしいです。

 ちなみに、戦闘中のモーションとかも微妙になまめかしく見えることがあるんですが……自分が女性の声の部分に引きずられている結果かもしれません(苦笑)。

 ……おや、どこからともなく「モノリスソフト+ゼノなら、別のゲームもあるでしょうが!」と聞こえたような。

 そうですね……。『バテン・カイトス2』クリア後に余裕があれば、こちらも遊ぼうともくろんでいました!

  • ▲ヒルベルトエフェクトを発動してグノーシスを固着させたくなりますね。

 はい。こちらも名作。PS2『ゼノサーガ エピソード3 ツァラトゥストラはかく語りき』(2006年7月6日発売)ですねー。

 『1(力への意志)』も『2(善悪の彼岸)』も好きですが、個人的には断然『3』が白眉ですね。よりリアルに近くなったキャラクターのグラフィックもよいのですが、E.S.バトル(ロボット戦)がとにかくかっこいい&爽快でして!

 複数機体による連携や強襲とかも熱くて……ああ、遊びなおしたくなってくる!

 3部作完結編として、物語展開もハードで心に刺さります。『ゼノギアス』のシタン先生が心の師匠である自分にとって、当然ながら『ゼノサーガ』のジン・ウヅキもまたフェイバリットキャラですが(生身で刀でロボットを斬れる人って、ステキですよね!)……ほんと、『エピソード3』のジン・ウヅキがせつなくってかっこよくって最高です。ジンさんについて語り始めると長くなるので、また今後。

  • ▲こちらもディスク2枚組でした。

 そういえば、『ゼノブレイド2』で“KOS-MOS Re:”を仲間にするために、いったい何個のコアクリスタルを使ったことやら……。そういう意味では、『バテン・カイトス2』ではなく、『ゼノサーガ3』を遊んでいて、『ゼノブレイド3』を発売日に遊べない未来も存在しえたかもしれません。

 そんなこんなで、あらためて『ゼノブレイド3』が発売されて、プレイするのが楽しみです。早く『バテン・カイトス2』をクリアして、『ゼノブレイド3』を遊んで……『ゼノサーガ3』も遊びなおそう。エピソード1&2を遊び直すか悩むけど。

 そして、コスモスに刺激されて『ナムコ クロス カプコン』→『無限のフロンティア』→『プロジェクト クロスゾーン』の各シリーズをハシゴする未来も見えるぞ。めちゃくちゃ時間がかかって、穏やかじゃなくなっちゃいますね。
(これもまた、モノリスソフトつながりですな)

 最後の最後まで余談続きですが、自分は『ゼノブレイド3』をダウンロード版で買いましたが、やっぱりパッケージ版も追加で買うか、お財布と相談中。『ゼノブレイド2』もダウンロード版で買ったんですけど、10年先、20年先、シリーズ3作品のパッケージを並べてニヤニヤしたい気持ちもあるんですよね。

  • ▲モノリスソフトの名作のツーショット。『ゼノブレイド3』も並べたかった……。

 『バテン・カイトス2』と『ゼノサーガ3』の間に『ゼノブレイド3』のパッケージを置いて、写真を撮りたかった……。まあ、そのうちパッケージ版も買っているんだろうなあという未来視(ビジョン)が浮かびつつ!

マイニンテンドーストア限定でコレクターズエディションも発売!

 マイニンテンドーストア限定で、アートブックとスチールブック、外箱がセットになった『Xenoblade3 Collector's Edition』が発売中。

 ソフトは7月29日のお届け、特典は2022年秋以降のお届けとなります。

 また、『Collector's Edition』に付属する特典だけを購入することもできます。ソフトは別のお店で買えばOKなので、あわせてチェックしましょう!


『ゼノブレイド3』レビュー記事


そみん:どんなゲームでも美味しくいただく雑食ゲーマー。ゲームキューブも名作が多いので、Nintendo Switch Onlineへの追加を切望。カード+RPGというだけでも『RUNE2』とか『PSO EP3 C.A.R.D. Revolution』とか良作が多いので!


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