i☆Risの新曲『泡沫の光』が初披露! “角川ゲームス大感謝祭2019”で新作『ルートフィルム』発表

たく坊
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 10月19日に東京で、角川ゲームスの新情報を発表するファンイベント“角川ゲームス大感謝祭2019”が開催されました。

 本イベントでは、新作ミステリーアドベンチャー『Root Film(ルートフィルム)』をはじめ、生誕28周年を迎えた『メタルマックス』シリーズの最新作、『LoveR(ラヴアール)』に追加要素を加えた『LoveR Kiss (ラヴアールキス)』などが発表されました。

 また、ライブステージや景品付きジャンケン大会など、豪華声優陣や開発陣と触れ合えるさまざまな催しが行われました。

出演者(敬称略)
安田善巳
河野順太郎
宮岡寛
すずきゆうこ
i☆Ris(山北早紀、芹澤優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢、澁谷梓希)
能登有沙
石飛恵里花
箕星太朗
河野一二三
友野祐介
しまねっこ(島根県観光キャラクター)

イベントはi☆Risのライブでスタート!

 イベントが開始されると、安田善巳さんと能登有沙さんがステージに登壇し、最初のあいさつを行います。後述する新作ADV『Root Film』のTシャツを着用していました。

 また、来場者のお土産として配布された色紙は、実は能登有沙さんの直筆メッセージ&サイン入りであることが明かされました。

 最初に行われたプログラムは、スペシャルゲストである声優アイドルユニット“i☆Ris”によるライブです。煌びやかな衣装で登場し、「皆さん楽しんでいってください!」と会場を盛り上げます。

 アニメ『手品先輩』オープニングテーマ『FANTASTIC ILLUSION』、アニメ『グリムノーツ The Animation』エンディングテーマ『Endless Notes』、アニメ『プリパラ』第2シーズンで使用されたオープニングテーマの1つ『Goin’on』と、アニメタイアップ曲である3曲を披露します。

 i☆Risは、角川ゲームスの作品に出演するのは初ではなく、『メタルマックス4 月光のディーヴァ』で、各メンバーが声優として出演し、かつ主題歌『EDGE OF HEAVEN』は“澁谷梓希 from i☆Ris”として澁谷さんが歌唱していることが語られました。

 本イベントの終盤で再度登場するi☆Risは、一度あいさつし、ステージを後にしました。

新作アプリやハリウッド版『ルートレター』の新情報が発表!

 最初に発表された新作の情報は、中国の会社と連携して作成されるスマートフォン向けファンタジーアプリ『万霊啓源(ばんれいけいげん)』。安田さんは原作を担当しており、本作について「モチーフにしたのは平安時代の百鬼夜行です。十二支や神の使いなどが登場します」と語ります。

 また、「中国からの配信となりますが、いずれ日本でのサービスも目指したい」とコメントしました。



 続いて、2018年の大感謝祭での発表から期待が高まるハリウッド版『ルートレター』の続報を、プロデューサーの鈴木萌子さんが公開します。

 ハリウッド版『ルートレター』は2018年段階では1枚絵が公開されただけでしたが、本イベント時にはすでに撮影は終了しているとのこと。進捗として、出演者が本作についてコメントする映像がスクリーンに映し出され、北米で2020年の春公開予定、日本での公開は未定であることが明かされました。


 本作では、原作のキャラクター“マックス”が英語名で“カルロス”となり、手紙も当然英語で書かれています。しかし、書かれている内容は変わらず「私は人を殺してしまいました」から始まるとのことでした。ちなみに、ヒロインの名前は“サラ”になっています。

 映像は、数々の映画でロケ地として使われている土地・ルイジアナで収録されており、ハリケーンの後に落ち込んでいる映画産業を盛り上げようということでルイジアナを選出したことが明かされました。

 教室のシーンでは、島根城の写真がチラリと映ります。これは授業の中で島根県について教えているシーンで、島根県に連絡して許可をもらっていることも判明しました。

 プロデューサー3人が女性、監督も女性という、ハリウッドでは珍しい構成である本作。なお、安田さんは、原作者としてシナリオのチェックを担当しています。

 最後に鈴木さんは、「原作が素晴らしいのでその魅力を損なわずに、かつ新しい作品にしていきたいと思って作っています。皆さんが応援してくださるとそれを力にして頑張れますので、よろしくお願いします」とコメントしました。

『ラブアール』に追加要素を加えた新作PS4/Switchで発売!

 『LoveR(ラブアール)』のプログラムでは、Vtuber“マジカルユミナ”が映像で新作『LoveR Kiss(ラブアール キス)』の情報を発表しました。

 『ラブアール キス』は、3月に発売されたPS4用『LoveR』のアッパーバージョンで、前作で導入されなかった冴稀陽茉利(さいきひまり)先生のシナリオや、フォトセッションの新機能が追加されているとのことです。

 詳細は別の記事で紹介しているので、こちらをチェックしてみてください。


『プロジェクトステラ』の開発状況に能登さんが苦言!?

 『プロジェクトステラ』の新情報として、迫力あるメカが登場する映像が映し出され、“制作進行中”と書かれたイラストが公開されました。




 期待溢れる映像でしたが、能登さんから「確か去年、「2019年に発売するよ」と言っていましたよね?」とツッコまれてしまう安田さん。

 これに対して安田さんは、シミュレーションRPGとしてのシステムやゲームデザインは問題ないが、メカの3Dモデルが作りたいものにならないことを告白。「誰も味わったことがないようなゲームを作りたい。努力しているんですが力及ばず、すみません!」と謝罪する場面ががありました。

 「がんばれ!」と会場から応援の声を受けると安田さんは「必ずや、来年発売できるように頑張ります!」と気持ちをあらわにしました。

 『プロジェクトステラ』のプログラムの次は、第1開発部で安田さんをサポートしている、アシスタントプロデューサーのすずきゆうこさんが登壇。『ゴッドウォーズ』などの角川ゲームスのセール情報や、新たな公式番組“第1開発NEWS”の情報が発表されました。





 すずきさんはTwitterを開設して、『ゴッドウォーズ 数量限定版 豪華玉手箱』が抽選で1名に当たるキャンペーンを実施しています。詳細は公式Twitterを確認のこと。

『メタルマックス』シリーズ最新情報を開発陣が解説

 『メタルマックス』シリーズの最新情報として、プロデューサーの河野順太郎さん、声優の石飛恵里花さん、エグゼクティブディレクターの岡寛さん、NEWディレクターの友野祐介さんから3つのプロジェクトが発表されました。

 『メタルマックス』シリーズは、1991年で初代ファミコン版(FC)から続くタイトルで、龍退治はもう飽きた。ガソリンと硝煙の世紀末世界というコンセプトで制作されています。

 “周年ならぬ執念”として2021年に30年を迎えるのですが、それに迫る今年、今まで開発していない時期のほうが多かったと語られる本シリーズから、3つのプロジェクト『メタルマックスゼノ リボーン』、『メタルマックスゼノ リボーン2』、『コードゼロ』が進行しています。



 『メタルマックスゼノ リボーン』では、戦闘犬“ポチ”の復活や、人と戦車でゲーム的に進行できなかった部分が視覚的にも納得の表現になる“リアルメタルマックス”、“ヒロインを見捨ててもいい自由度”について紹介されました。


 また、生まれ変わった『メタルマックス』として、“モンスターたちが跳梁跋扈する世界”、“油断大敵ハンターライフ”、“砂漠の闇夜は危険度MAX”の情報が紹介されました。

 “モンスターたちが跳梁跋扈する世界”について、「干上がった隅田川をモンスターがはびこっています。目で見えるモンスターの中でどいつが強いかな、と感じてやっつけに行く感覚は、今までランダムエンカウントだった『メタルマックス』とは違う部分かなと思います」と語られました。

 “油断大敵ハンターライフ”の要素では、“戦車と生身の差”を体験できるとのことで、「モンスターに見つかり、囲まれてしまう状況でどうするのか。一番小さい“巨大アリ”というモンスターでも、人間状態で囲まれると危険だったりするわけですね。でも本作では戦車に乗り込むことで、これくらいの巨大アリだったら問題にもならないという落差を体験できる。人間と戦車の危機感の在り方を、今回はより倍増してお届けできたらなと」とコメントしました。

 3つ目の“砂漠の闇夜は危険度MAX”に関する情報として、夜が暗いため、ヘッドライトがあるとのこと。夜だとゲーム的にわかりにくいが、モンスターの目が光るようです。「モンスターの習性を熟知して、活発じゃない時に畳みかけることでハンターとしてボロ儲けできるかと」と解説されました。

 「長い歴史の中で薄まってしまった『メタルマックス』の特徴を、今回は取り戻していきたい」と開発陣が語った本作。なお、最新情報については別の記事で紹介しています。

新作ADV『Root Film』のポイントを開発陣を紹介

 最後の発表は、新作ミステリーアドベンチャーゲーム『Root Film(ルートフィルム)』です。

 最初に流された映像で、美形の男性キャラクター・金手杏一(声優:澁谷梓希)のシーンで笑いが起きます。後に澁谷さんはこれについて、「26歳女性の声帯しているので、このキャスト間違ってないか? と思いました(笑)」と語っていました。







 映像が終わると、シナリオ兼ディレクター・河野一二三さん、キャラクターデザイン・箕星太朗さん、島根県観光キャラクター・しまねっこさんが登壇し、本作を紹介します。

 安田さんは河野さんの起用について、もともと知っていたが仕事を一緒にしたことがなかったとコメント。本作を企画した時に、これまで河野さんから提案があったこともあり、お願いしたことを明かしました。

 河野さんが語った本作の魅力は、実在の舞台を使って、生きているようなキャラクターを目指していること。生き生きした世界になっていると感じているということで、「本作のために、安田さんと2人で島根を4泊5日の弾丸ツアーをしたんですよ。本格推理ミステリーなので、7本のシナリオが入っています。今までの作品の中で最大級で、内容も含めて最高傑作ができたと思っています」と笑顔でコメントしていました。

 箕星さんからは、「どうせだったら2人で1から作りたい。新しいビジュアルを作りたい、ということになりまして、今回ペンネームを観の箕星太郎2号に変更しました」と衝撃の事実が明かされました。ちなみに、箕星さんが着用していたTシャツは、ゲーム中のスタジオのTシャツを自作したとのことでした。

 本作のテーマについて河野さんは、“キャラクターの生きざま”と説明。ミステリーであるため、死を描くことを避けられないという中で、どう生きていくかにこだわっているようだ。「シナリオ上、ギミックがいくつも仕掛けられているので、発売後に皆さんで確認していただけたらと思います」と続けました。

 また安田さんからは、『ルートレター』の舞台が松江だったことに対して本作では、島根県全域が舞台になることが明かされました。

 最初に見たi☆Risのパフォーマンスについて聞かれた箕星さんは、「アイドルさんってあんまり見ないんですけど、口パクかなと思っていたら生で歌っていて、めっちゃうまいと(笑)。新曲も彼女たちの歌唱力がいかされたいい楽曲に仕上がっています」と思いの内を明かしました。

 最後に、「2020年に発売するテキストADVであればこうあるべきだろうという、そのあたりを注目していただきたい」、「イラストは漫画っぽいけど、リアルテイストなキャラクターになっています。一緒に皆さんとプレイするのを楽しみにしています」とユーザーに向けたメッセージが贈られました。

 河野さんと箕星さんが降壇した後は、愉快なBGMとともにしまねっこが登場。『ルートレター』でも登場したしまねっこさんですが、本作でも続投となることです。

 なお、ゲームの情報については別の記事で紹介しています。

i☆Risのメンバーとキャラクターの類似点に注目!

 キャラクター紹介として、i☆Risのメンバーがそれぞれ演じるキャラクターを解説しました。

 琴城絢音を演じる山北さんは、「ちょっとギャルっぽい、語尾に伸ばし棒が入る感じの女の子です。普段はあまりやらない演技なので、新鮮でした」とコメント。琴城絢音は人懐っこいが気が強くてわがままということで、芹澤さんは「気が強くはないけど、わがままは(自分と)あってるかな」と一言。

 青戸美絵を演じる若井さんは、「眼鏡をかけていておとなしい子で、リホの友だちです。すごく頭のいい子。島根の観光地の名前や説明とかが多く、漢字を読めないセリフもあって大変でした」と、自身とのギャップに苦戦したことを明かしました。

 芹澤さんは曲愛音について、主役の八雲さんのアシスタントで、パソコンをいじると紹介。しかし安田さんから、「口が悪い、でも仕事はきっちりこなすタイプ。某声優事務所の人から「この役はセリコ(芹澤さんのあだ名)しかできない」と言われました(笑)」とエピソードを暴露すると、納得からか、会場から笑いと拍手が起こりました。

 茜屋さんが演じるリホは、もう1人の主人公ということがあり、紹介が難しいとのこと。悩んでいた茜屋さんをフォローするように安田さんから「リホだけ名前が“リホ”しかないんですよね。ここがミステリーアドベンチャーの謎なんです。キャラクターは、ちょっとしたセリフにダジャレをはさむようなおとぼけキャラです」と解説が加わりました。

 弱小事務所のアイドルで、一生懸命に頑張って仕事を取ってくる天方一葉。久保田さんは、自分の演じたキャラについて「キュートなイメージがありますけど意外と活発で、個性が強いという、自然な娘だなと思いました」と紹介します。

 役の公開だけで会場を沸かしたのは、澁谷さんの演じる金手杏一。納得していない様子でしたが、キャラクターについては言えることが多いキャラのようで「途中までビジュアルが出てこなくて、セリフだけ登場します」と説明しました。

 印象的なセリフがあったようで、安田さんから「お料理にいつも入れるのは?」と質問に対し、「……酢」と回答。いろいろなバリエーションの“ス”が入ったセリフが多いことが明かされ、「いじられキャラで、なにかにつけて“ス”って答えるキャラなんですけど、普通にしゃべると驚かれるキャラクターです」と解説が加えられました。

 安田さんは見どころとして、殺人犯や心に闇を持つ女性、殺される役など、i☆Risが大人のエンターテインメントに挑戦しているところがあるとコメント。「普段見せない大人のi☆Risをファンの方に楽しんでいただければと思います」と語っていました。

 キャラクター紹介の最後には、主題歌かつi☆Risの新曲である『泡沫(うたかた)の光』が披露されました。

 続けて、じゃんけん大会が実施。6名の来場者にi☆Risのサイン入りキャラクター写真立てが賞品として贈られました。

 その後に『ルートフィルム』の情報として、公式サイトの公開やイベント開催、キャンペーン実施について紹介され、イベントは終了となりました。




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