次元の狭間をさまようアレ。『グリム・ガーディアンズ』はやっぱり『ぎゃる☆がん』だった…！
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インティ・クリエイツが贈る、2人の女子高生が戦う2D横スクロールアクション『Grim Guardians：Demon Purge（グリム・ガーディアンズ デーモンパージ）』は、悪魔ハンターを担う姉妹を使い分けながらステージを進んでいくゴシックホラーアクションです。
※本記事には、本作後半部分からクリア後の内容を含みます。
今回の記事では、『グリム・ガーディアンズ デーモンパージ』はやっぱり『ぎゃる☆がん』の最新作なのではないか!? という部分に迫ります。引き続き、インティ・クリエイツ作品大好きライター、sexy隊長がお届けします。
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しれっとクリア後特典「パンツ集め」が追加されている!?
DL版発売から2ヶ月、パッケージ版からも1ヶ月が経過しました。楽しいストーリーや、ほどよい難易度のアクション性で一気にプレイしたくなるのが本作の魅力なので、もう本編をクリアしている人は多いのではないでしょうか？
本作はクリアすると、『ボスラッシュモード』と『レジェンドハンタースタイル』が開放されます。ボスラッシュモードはその名の通り、本編に登場したボスと連戦を楽しむモードになっています。ここで選べる難度“HARD”は、本編では登場しなかった強さのボスと戦えるので新たなやりこみ要素になっていますよ！
レジェンドハンタースタイルは、カジュアル・ベテランに次ぐ第3のスタイルになっており、画面の切り替えで敵が復活・姉妹どちらかが倒れた時点でゲームオーバー、といった超高難易度になっています。本作を極めすぎてしまい、愛しすぎてしまったプレイヤーのためのスタイルと言っても過言ではないはず。
クリア時に表示される特典はこの2つなので、本編をプレイせずにボスラッシュモードばかりRTAプレイしている人がいるかもしれませんが……同志ならばお気付きの方も多いはず。このほかにも、本編マップにとある要素が追加されています。
クリア後に本編をプレイしていると、謎の次元の歪みが出現することがあります。この歪みへ近づいて手を伸ばしてみると……なんと、パンツが手に入ります!! えっ？ と思うかもしれませんが、普通にパンツが手に入ります。本当です。
本作には、道中で『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』の女の子たちを助けてあげるという要素があるのですが、この助けた彼女たちはまさかのノーパンということが判明。なんてこった。
曰く、この世界の次元融合の影響でパンツだけ消えてしまい、融合しきれなかったパンツたちは次元の狭間をさ迷っているという……。そんな彼女たちにパンツを見つけて返してあげる、という新要素が、クリア後にしれっと追加されているのです。
※真面目に書いています。そろそろパンツがゲシュタルト崩壊してきました。
このパンツの件は、本編をプレイして次元の歪みを見つけないと発生しません。まさに隠し要素です。なお、本人にパンツを返してあげると専用の会話が聞けるので、好きなキャラクターがいる方は頑張って探してみてくださいね。
しかも何がすごいって、40キャラクター分のパンツが存在しますが、どれも全部違うデザインであることでしょうか。ものすごいこだわりを感じますし、インティ・クリエイツさんのこういうところが好きです。
全種類違うからこそ、探索作業が単調にならずに「次はどんなデザインなのかなぁ？」という楽しみが得られましたし、返した時の会話もそれぞれ全部違うので、良い意味でパンツに対する熱量と狂気を感じました(笑)。
そこで思い出したのが、『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』には400種類以上の下着が収録されていたということ……。「熱量は昔から凄かったんだ！」ということを実感しました。
ここまでプレイして感じたのは、本作は『ぎゃる☆がん』×『悪魔城ドラキュラシリーズ』でもありますが、やっぱりこれはもはや『ぎゃる☆がん』の新作と言ってもいいのではないか……むしろどちらも兼ねている素晴らしい作品なのではないか、ということでした。
上記で紹介したパンツ要素だけではなく、ストーリー後半にも『ぎゃる☆がん』要素が大量摂取できるので、せっかくの機会ですし下記で少しだけ紹介させていただきます。
プレイすればするほど濃くなる『ぎゃる☆がん』要素！
『ぎゃる☆がん』のヒロインや世界観といった要素がふんだんに盛り込まれていて、これは『ぎゃる☆がん×悪魔城ドラキュラシリーズ』といいますか、ゴシックホラーアクションと上手く融合した作品になっている……と、最初は思っていました。
ストーリー後半、悪魔城攻略に“ブルマ”や“スク水”といったフェチズム満載のアイテムが必要となるあたりから、あれ？ と思い始めます。ゴシックホラーの雰囲気から、一気にぎゃる☆がんの雰囲気に傾いてきたような……？
前半は悪魔城ドラキュラシリーズ、後半は『ぎゃる☆がん』と言いたくなる本作の流れですが、この流れを決定的にしたのが“フェロモンZ”の存在でしょうか。
攻略に必要なアイテムとして“フェロモンZ”が登場しますが、『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』をプレイしたことがない方は「ブルマやスク水に比べたらフェチズム感が少ないな？」とか「栄養ドリンクなのかな？」と思うかもしれません。しかし、このアイテムこそ、『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』を語る上で欠かせない、販売価格1万円を超える超高級DLCアイテムなのです！
※ほぼチートと言われる性能など、詳しくは過去記事で確認してみてください。かなり面白いネタDLCになっています。
このように登場人物、世界観だけではなく登場するアイテムやストーリーまでも『ぎゃる☆がん』が濃くなっていきます。ストーリー前半は基本的に“神園しのぶ”と“神園真夜”という姉妹のやりとりがメインでしたが、後半は助けたヒロインたちとのやりとりも増えてきます。
マルチエンディングの魅せ方が良い作品
本作はマルチエンディング形式になっているのですが、エンディングそのものが変わるのはもちろん、ラスボスの戦闘形式が変わっていくのがプレイしていて楽しい部分でしたので、まだエンディングを1つしか見ていない！という方は、上記のパンツ集めを楽しみながらマルチエンディングのコンプリートを目指してください！ 『ぎゃる☆がん』好きなら衝撃の戦闘が待っていると思いますよ。
ただ、要素が濃いと言っても、『ぎゃる☆がん』を知らないと置いてきぼりになるということはありません。知らなくても存分に楽しめるストーリーですし、知っている人ならより一層楽しくなるストーリー、といったところでしょうか。また、ストーリーには関係ないちょっとした隠し要素も色々と用意されているので、それらを探すのもとても楽しい作品になっています。
ゴシックでカッコよくてカワイイ、（パンツ集めも楽しめる）良いアクションゲーム！ ゴールデンウィークのあいだにいかがでしょうか？
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