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レビュー&攻略:巨乳を揺らしてゴブリンを倒しまくる横スクロールアクション『店長は大変です!』。これぞ愛すべきバカゲー!【電撃インディー#477】

セスタス原川
公開日時

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、Eroge JapanがSteamで配信中の『店長は大変です! ~さらわれた従業員~』をご紹介します。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

部下を助けるためにゴブリン退治へ出発!

 本作は、店長(巨乳)を操作してゴブリンやオークを倒しながら進むスクロール型アクションゲームです。

 普通に人々が生活している中でゴブリンやオークが存在している世界を舞台に、本作の主人公は店長として飲食店を営んでいます。

 ゴブリンたちのなかには悪いことを企む輩も多いようで、店長の店も襲撃にあいます。その際、従業員の1人が誘拐されてしまいました。店長は部下を救うべく、ゴブリンたちの後追いかけて戦いを挑みます。

 店長の特徴はとにかく巨乳。その巨乳は歩くだけでブルンブルンと揺れまくり。銀髪蒼眼と属性で可愛らしく、ウエイター服で属性も豊富なのですが、それらの属性をすべてかき消す巨乳のインパクトです。

 ゲームを進めていくと衣装変更が可能になりますが、どんな服にしても巨乳のインパクトは薄れるどころか、さらに主張が強くなるものが多数。本作が、いかにこの店長の巨乳に全力投球しているのかわかりますね。

 店長は特殊な訓練を受けているのか、剣や銃を扱えます。しかも、剣をブーメランのように飛ばす技術や、必殺技で地面から刃を生やすこともできます。

 装備は3種類まで装備することができ、一度に全てを使用可能。店長は超能力的な何かで武器を操作しているので、剣を特殊能力で振りながら、同時に特殊能力で銃を敵に向かって放ちます。

 さらに、店長は武術の心得えもあるようなので、敵に接近して投げ技を決めることも可能。投げられた敵は一定時間行動不能になります。

 投げられるのは人型の的だけでなく、蜘蛛などの虫型の敵も投げ飛ばせます。

 ここまでの説明を見て「いや、店長って何者だよ」と思ったそこのあなた。安心してください。筆者も何もわかりません。考えたら負けだと思ってプレイしましょう。

無双する巨乳を見て楽しむ最高のゲーム

 ここまでゲームの説明をして、感の良い方ならもうお分かりかと思いますが、本作は「作り込みがすごい!」とか「メッセージ性がすごい!」などを感じて楽しむゲームではありません。

 巨乳の店長が剣や銃を謎の力で操り、ゴブリンや虫を投げ飛ばしながら先に進んで行く。いわゆる“バカゲー”と呼ばれる、訳の分からないゲーム性や世界観を楽しむ作品です。

 まず、店員がさらわれた理由ですが、店内にやってきたゴブリン(片手にナイフ)を接客しているところを背後から誘拐されています。

 ……いやいや、ナイフ片手に入店した人、いやゴブリンを接客するなよ。とツッコミを入れたいところですが、こんなのは序の口です。

 店長の後ろを装備した武器がフワフワと付いてくるのですが、そのシチュエーションに対する説明はもちろんゼロ。

 ゴブリンやオークなどが登場するので、衣装以外は割と古風な世界観なのかと思いきや、いきなり登場する銃。極めつけには敵のゴブリンも銃を使う始末。異世界にしても世界観設定がめちゃくちゃ過ぎて笑うしかありません。

 ゲームクリア後にはアリーナモードという対戦モードで、対戦相手と衣装を設定して1対1の対戦や4対4の乱闘などもできるとのこと。

 巨乳で奇抜な恰好をした店長たちが剣や銃で攻撃し合っている絵面は、もはや脳で理解することは不可能です。

 「何だこれは……」真顔で悟りを開いてプレイするのも良いでしょう。「意味が分からねえ!」とケラケラ笑いながらプレイするのも良いでしょう。このゲームをどう楽しむのかは、プレイヤー自身のあなたが決めて良いのです。

攻略ポイント:オススメの戦法は近距離の連続攻撃

 もしかすると「本作をしっかりとプレイしたい!」という方に向けて、ちょっとした攻略寄りのテクニックを解説します。今回はキーボード操作でプレイしたので、その操作方法が前提の内容です。

 まずは攻撃についてですが、基本的にXの攻撃連打が簡単かつ強力です。Zで遠距離攻撃も行えるのですが、リーチの代わりに攻撃の密度が薄いので、敵の群れを一掃できるXがオススメの攻撃です。

 Xは近距離で投げ攻撃にもなりますが、逆に投げをすることで相手に囲まれてしまう場合もあるので、何も考えずに投げを使うのはやめましょう。倒しづらい敵が来た場合に投げで隙を作る戦法が有効です。

 筆者の場合、逆に投げが暴発して厄介になる場合もあったので、Xの攻撃が届く距離かつ、投げが発動しないという絶妙な距離感を探して戦い続けていました。

  • ▲ゲームを進めるとボスとして恐竜のような敵も登場。「どういう世界やねん」と思わず声が出ました。

 とにかくいろいろな意味でプレイヤーに笑いを届けてくれる本作。落ち込んだ時、悩み事があるとき、何もかも忘れたいときに本作をプレイしてみてはどうでしょう。真面目に悩んでいるのがアホらしくなるような気分にさせてくれるはず?


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