レビュー&攻略:バックを使うのは素人! 『駐められるもんなら駐めてみな』は華麗な駐車技術が求められる高難易度やり込みアクション!【電撃インディー#475】
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、ドライブではなく、駐車することを目的とした前代未聞の“駐車”ゲーム、『駐められるもんなら駐めてみな』を紹介します。
本作は7月27日にSwitch/PS5/PS4で発売された作品で、今回はPS5版でプレイしたレビューをお届けします。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
走るのではなく、駐めることが目的!
最初に言っておきますと、本作はレースゲームではありません。ひとことで言うなら、ラジコン操作で行うアクションゲームといったところでしょうか。
もちろん駐めるからには走らないとならないのですが、速さを求めるのではなく、いかにうまく停車できるかが求められます。
多彩に用意された箱庭のようなコースには、複数の停車ポイントが存在。ここのどこかにうまく停車すれば、いわゆる“ゴール”となります。
もちろん、制限時間もありますので、モタモタしているわけにはいきません。いかに素早く走り、正確に停車する。そんな異色のアクションゲームとなっています。
操作はシンプル! でもかなり癖がすごい!!
本作の操作はとにかくシンプルで、基本はアクセル、ブレーキ、そしてハンドルの3つだけです。ただし、バックはできません!
基本的にアクセルとハンドル捌きだけでコースを走らなければなりません。また、画面は斜め見下ろし型で、視点変更もできません。
操作もいわゆる“ラジコン操作”で、スティックを右に入れると(進行方向に向かって)右に、左に入れると左に曲がります。
例えば画面的にコースが“画面上側”に曲がっているとき、ついつい上にスティックを入れてしまいがちで、最初はかなり苦労しました。自分はラジコンはやってないのですが、ラジコン操作に慣れていれば、もしかしたら楽なのかもしれません。
難易度は高め! でも操作を覚えると快適に!
難易度的にも、かなり難しい部類に入ると感じました。慣れるまでは手こずるかもしれませんが、何度も繰り返し、自分でコツを掴んでいくタイプのゲームとなっています。
アクションが苦手な自分は、なかなかうまくいかなくて「ムキーッ!」ってなることもありましたが、操作はシンプルなので、何度もやっているうちになんとなくうまくできるようになります。
ボタン1発でやり直しができ、とにかくテンポがいいので、繰り返しの試行錯誤が苦にならないのです。
そうこうしているうちに偶然にも“ビタ駐め”できることがありました。このときは脳汁が出そうになるほど快感!
多彩なステージをクリアしていこう
ひたすら停車スキルを磨いていく1人用のキャンペーンモードでは、全体マップ的なフィールドを走り、コースのある施設に入って、その中にあるさまざまなステージをクリアしていきます。
各ステージには2~4の停車ポイントがあり、好きな順番で駐車していけばOK。駐車ポイントをクリアすると、ステージにハートマーク(または王冠マーク/パーフェクトで成功したとき)が付くので、この数を増やしていくとさらなるフィールドが解禁されていきます。
ボリュームもかなりあるので、やりごたえはバッチリ。また、今回は試せませんでしたが、同時に8人のプレイヤーが参加できるマルチプレイモードもあり、世界中のプレイヤーと対戦することも可能。遊びの幅も広くなっています。
ちなみにオンラインプレイモードは、2023年9月19日より利用可能となるそうです。
トリッキーなコースとギミックが楽しい!
コースは、普通のドライブコースとは異なり、回転していたり、立体交差していたりとかなりトリッキー。
ジャンプ、加速するプレート、引き寄せる磁石、吹き飛ばす風車などなど、コース上のギミックも多く、これらをどう使って駐車ポイントにたどり着くか、パズル的に思考する面白さもあります。
また、全体的にポップでカラフルなグラフィックで、まるでおもちゃの箱庭を走っているかのような雰囲気も個人的に大好きです。
カスタマイズ要素もあり!
ステージだけでも大量に用意されていますが、やり込み要素として、マイカーのカスタマイズも可能になっています。
性能には関係ないのですが、カラーや車種の種類も多いので、かなり自由なカスタマイズが楽しめます!
攻略ポイント:やりやすいステージからクリアしていく
ラジコン的な独特の操作は慣れるしかないですが、各コース最初に全体を俯瞰できるので、まずは観察して、どういうルートを通るかをしっかりチェックすることが重要です。
ジャンプしてショートカットしたり、風車で飛んだりと、駐車ポイントまでの最短コースを探りましょう。
あとは、微妙なアクセルの加減を覚えることです。時間制限はあるものの、ある程度余裕はあるので、アクセルをちょんちょんと押しながら、まずはゆっくり駐車を目指しましょう。
駐車できたポイントの数で次のフィールドが解禁されるので、とにかく色々なコースを巡って、できそうな所からクリアしていくことが重要。
序盤のステージでも難易度の高い駐車ポイントはあるので、できないと思ったらそこで詰まるより、別の駐車ポイントのクリアを目指しましょう。
ちなみに駐車している車にも判定があり、追突して押し出すとミスになります。駐車した車が邪魔になる場合もあるので、駐車する順番にも注意です。
アクションに自信があるならぜひ!
かなり独特な操作が必要な本作。そのラジコン的な操作は慣れるしかないですが、思い通りに動かせるようになれば、どんどん深みにハマっていきます。
ステージの数もかなり多く、カスタマイズといったやり込み要素もあるので、長くしっかり遊ぶことが可能です。アクションに自信があり、ちょっと変わったアクションをやりたいという人におススメです!
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