『信長の野望 出陣』完成発表会レポート:8/31サービス開始でいざ出陣! 市川團十郎 白猿やシブサワ・コウの信長トークも大盛り上がり!

あんまさ
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 コーエーテクモゲームスより8月31日にサービス開始が予定されているiOS/Android用、戦国ウォークゲーム『信長の野望 出陣』。その完成発表会が8月24日に神田明神ホールで行われました。

 本作の概要とリリース日の発表に加え、歌舞伎俳優の十三代目 市川團十郎 白猿さんも登壇し、織田信長の魅力についても語られました。その発表会のレポートをお届けします。

最新PV公開! スマホを片手にいざ出陣!

 完成発表会では、最初のプログラムとして初公開となる『信長の野望 出陣』のPVが放映されました。プレイヤーがスマートフォンを取り出すと、全身に甲冑を装着。本作と同様に、現代の日本を自分の足で歩み、領地を広げていくことを表現した映像に仕上がっていました。

 PVの放映後は、コーテーテクモゲームス代表取締役社長の鯉沼久史が登壇。鯉沼氏は、1983年に『信長の野望』が発売されて以来、シリーズ40周年目の節目を迎えられた喜び、工夫や苦労を重ねて開発してきた位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』の完成発表を迎えられた感想について語りました。

 その後は開発プロデューサーの菊池啓介氏による本作のプレゼンテーションが行われました。菊池氏によると「本作は、この現代の世界を歩くことで戦国の世を体験できる位置情報ゲームで、プレイヤー自身が自らの歩みで天下統一を目指していきます」とのこと。

 一例として実際のゲーム画面が紹介。スマホのなかには戦国の世界が広がっており、フィールドには城、拠点、武将、農民などが点在して、あたかも戦国の世を歩いて行けるような体験ができるようです。

領地拡大

 現実の一丁目や二丁目といった単位でゲーム内の区画が設定。1つ1つの区画に拠点があり、その拠点を攻略すると自分の領地にすることができます。また、普段は行けない遠方の領地にも、自分の代わりに配下の武将を遠征させて拠点に挑戦するといったことも可能です。

 菊池氏によると「日本全国で区画は十数万に分かれていて、歩みと遠征を駆使したトッププレイヤーでも全国を制覇するには何年もかかるでしょう」とのこと。「天下統一は大目標として、普段は千代田区を制覇したとか、東京都の60%を自分の領地にしたといったステータスが見れるので、そういった天下統一に向けた進捗感を楽しんでほしい」と、本作のプレイ指標についても解説されました。

武将

 『信長の野望』ならではの武将の登用については、いわゆるガチャによる獲得だけでなく、フィールドにいる武将に話しかけて友好度を上げていき、一定の友好度を集めることで、その武将を配下にすることができます。フィールドに登場する武将には地域性があり、関東地方なら里見義堯、九州地方なら大友宗麟に出会えるなど、地方によって出てくる武将が異なります。

 また、現実にあるカフェや喫茶店がゲーム内で茶室として表示されることがあり、そこに行くと全国の武将たちとも出会えることが可能。近場に茶室がない地域にいたとしても、ゲーム内で“茶会案内状”というアイテムを使うことで、自ら茶会を開ける仕組みも用意しているようです。

内政

 国を強化するための内政では、水田や蔵など、領内の施設を強化して金銭や兵糧を継続的に入手したり、足軽や騎馬などの兵種を強化したりすることが可能。それぞれの施設には武将が配置でき、配置された武将の能力によって得られる効果が異なります。

 画面右上に表示されているのは、民の忠誠度こと民忠(たみちゅう)。民忠が上昇すると内政施設の効果がアップします。民忠は、自分の領地を歩いて回ったり、施設に配置した武将から具申というミッションのようなものをクリアすることで上げることができます。

イベント関連

 歴史や武将が好きなプレイヤーに向けたイベントも多数用意。期間限定で特定の合戦にフォーカスした“列伝イベント”では、条件をクリアしてストーリーを進めたり、育てた軍で登場する強敵と戦ったりすることができます。

 リリース時には、ドラマや映画でおなじみの“桶狭間の戦い”が列伝イベントとして開催。「たくさん歩いて部隊を強化し、今川義元に挑戦してみてください」とのことで、ゲーム初心者でも列伝イベントのストーリーを最後まで進める程度であれば、誰でもクリアできるように調整しているようです。

 また、歴史の豆知識が学べる要素を用意。“桶狭間の戦い”では、信長の刀に関する逸話や、松平元康の旗印の由来などを見ることができます。これで「もっと歴史を好きになったり、知的好奇心を満たしてほしい」とのことです。

 サービス後のアップデートでは、駅や公園に城を配置して、そこをプレイヤー間で取り合う“攻城戦”も開催していく予定。また、これ以外にも、強敵を倒してランキングを競うなどのやりこみ要素も用意されており、プレイスタイルに応じたニーズを満たせるような施策が考えられているようです。

 ゲームを遊ぶだけでなく、歴史や地理を楽しめるお出かけ要素も充実。日本百名城を訪れると“名城コレクション”として図鑑を集めていくことができます。一部のお城には、名城武将として、そのお城にゆかりのある武将が登場。例えば、上田城では真田幸村、熊本城では加藤清正が手に入るようになっています。お城を巡りながら、部隊を強化していく、遊びと学びを兼ね合わせた要素にも注目です。

 日々の歩みの積み重ねを確認できる“歴史紀行”という要素も用意。実際にプレイヤーが歩いた歩数がカウントされ、その歩数だけ日本橋から三条大橋まで東海道を進み、宿場町に着くことによって、その場所の情報を得ることができます。

 最後に、菊池氏は「本作は、歴史や日本の各所にちなんだコンテンツで、皆さまとともに育てていければと思います。どうぞよろしくお願いします」というメッセージとともに、本プレゼンテーションを締めくくりました。

『信長の野望 出陣』のリリース日は8月31日!

 続いて、ゼネラルプロデューサーのジブサワ・コウさんが登壇。本作は位置情報ゲームならではの要素と、歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』らしい要素がうまく融合した作品として、シブサワさんは「ぜひこのゲームを通じて、ご自身の野望を重ねて、このゲームの魅力を思う存分堪能していただきたいと思います」とコメント。

 そして『信長の野望 出陣』が8月31日(木)よりリリースが開始されることが発表されました。事前登録キャンペーンも開始しているので、ぜひともリリース日を楽しみに事前登録をしておきましょう!

十三代目 市川團十郎 白猿によるトークショー

 完成発表会では、歌舞伎やドラマで200回近くも織田信長を演じた十三代目 市川團十郎 白猿さんと、シブサワさんのトークショーも行われました。

 「『信長の野望』を遊んだことは?」という質問に対しては、ファミコンが世に登場した1983年、團十郎さんの父がファミコンを購入したエピソードが語られました。

 父が大好きだった『信長の野望』をプレイしてみたようでしたが、当時幼稚園に通う5歳だった團十郎さんにとっては、登用などのシステムが難しかったようで心が折れてしまったようです……。

 「普段ゲームをプレイされていますか?」という質問に対しては、「ここ20年はゲームをやっていなかったのですが、せがれの新之助がやるもんですから、自分も一緒にゲームをします」と答えてくれました。

 ちなみに「父親を巻き込むことで大義名分を持ってゲームがやれると、息子の知的な戦略に巻き込まれましたね」というように、新之助くんがかなりの策士であることが伺えました。

 「息子さんとゲームで対戦をなされたりするのですか?」という質問に対しては、「対戦というか、オンライン上に戦いへ出て、一緒に組んで遊んでますね。」と回答。新之助くんと一緒にオンラインゲームでチームを組んで対戦するほど、ゲームを嗜んでいるようです。

 「『信長の野望 出陣』も、息子さんと一緒に遊ばれるのもよさそうですね」という提案には、「僕はできるかもしれませんが、せがれはどうだろうか。昔の自分みたいに、年齢的に専門用語が理解できないところがあるかもしれません」と気になっていたようですが、「ただ、明後日から息子たちと旅に出るので、こういった端末を使った位置情報ゲームがあると喜びますし、自分も今では登用いった用語もわかるので、あらためて息子と一緒にやってみたいですね。」と、前向きな返答をされるシーンも見られました。

 トークショーの最後、團十郎さんとシブサワさんが「お二人にとっての野望をお聞かせください」について回答。團十郎さんは「次の作品には、初代團十郎を『信長の野望』に出していただくことを野望として語っておきたい」とシブサワさんを見ながらアピールしていました。シブサワさんも「積極的に検討しておきます」と返していたのが印象的でした。

 一方のシブサワさんは「いつでも今までにない面白いゲームをもっともっと作っていきたいということを引き続き実現していきたい」というのが野望とのこと。本作も今までにない作品に仕上がっているので、サービス開始が待ち遠しいですね!

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