東城咲耶子の『信長の野望 出陣』初心者レビュー：お散歩しつつ歴史を学べて戦国初心者でもハマる要素がたまらん！

者ども、出陣じゃあーーー！！！

　今回はいつものコラムを飛び出して、お外に出てゲームをします！　運動がやや好きで、歴史が大好きな私、東城咲耶子にピッタリすぎるゲームをおすすめしていただきました。

『信長の野望 出陣』

　です！

　位置情報を使ったお散歩ゲームに、往年の大ヒットシミュレーションゲーム『信長の野望』を掛け算して、リアルな合戦と育成を楽しめちゃう画期的なスマホアプリゲームです。

　というわけで、早速てくてくしていきましょう！

代々木駅から出陣！　領地を広げて目指すは天下統一

　今回は、うちの事務所がある代々木駅をスタートにして、周辺を歩き回りながらゲームをプレイしたいと思います。

　マップ上にいる農民や商人に近づいてタップすることで、ゲーム内で使えるアイテムが手に入ったり、野良の武士と戦闘が発生したりイベントが起こります。

　時には豪農と呼ばれる、アイテムをたくさんくれる民がいたり、武将そのものが立っていたり。

　武将は、タップすることで“友好度”というポイントがもらえ、1000貯まるとその武将を仲間にすることができます。ガチャで引かなくても、地道にやり続けたらいつかはお迎えできちゃいます！　優しいシステムだなー。

　これは馬のマークだったので、騎馬練兵所でした。それぞれの地域の中に兵種のちがう拠点が数個あって、戦って獲得したところは青色に代わり、踏破したエリアがどんどん広がっていきます。

　ゲットした領地は、“敵襲イベント”が開催中は攻撃こそされていますが、奪われてなくなることはないので、「いつかレベルアップしてお前に勝つぞ」と、まだ弱いうちは闘志を溜めておきます。

※敵襲イベントは11月9日(木)12:59までの開催

カフェが茶室でスーパーが商店？　民からはお願いごとが発生

　歩くこと数分、道に突然、見たことない茶室が現れました。

　茶室は現実のカフェや喫茶店のある場所に表示され、今まで貯めた交流ポイントで武将の友好度と交換することが出来ます。茶会案内状というアイテムさえあれば、自分で茶室を開催することも可能です。

　ほかにも、現実のスーパーなどがある場所には商店が現れて、武将のレベルアップに必要なアイテムなどを購入することができます。

　まだまだ序盤なので、切実に必要な物が並んでいてとっても助かりました！

　しかも気が利くのが、あとから「やっぱり交換しておけばよかったかな」と思ったときには、登録先ボタンから、その日タップした茶室や商店にまたアクセスできるんです！　便利！

　もちろん『信長の野望』なので、武将を強化するだけでなく、内政もあります！

　内政では各施設の強化以外に、武将からの具申、いろいろなお願いごともされます。みんなのお願いごとに応えながら、民の信頼も獲得していきましょう。

　運動してるだけなのに民がありがたがってくれるから、なんだかいい気分になります。褒められながら歩くの、やる気が出て地味に良い機能だなぁ。

離れたところは派遣や遠征でらくらく。歩いているときは委任でおまかせ

　しばらく歩いていると「あ！　離れたところにSSR武将がいる！　豪商がいる！　でもちょっと遠いなー」なんてことがあります。

　そんなときのために、ちゃんと派遣部隊もいます！

　レベルが上がると派遣部隊を最大3部隊持てるようになるので、自分は歩きつつ、ちょっと遠いとこに部隊を派遣しながら進めると効率よくアイテムが回収できます。

　さらに遠征に行ってもらって、隣接する領地を私の代わりに登録してきてくれたりもします。えらい。

　とはいえ歩きスマホは危ない！　でも『信長の野望 出陣』には自動で民をタップしたり派遣したり、周辺の拠点などを登録してくれる“委任”という省電力モードもしっかり用意されています！

　私は委任モードでしばらく歩いて、立ち止まって確認して戦って、派遣部隊に指示して、また委任モードで歩いて……とプレイしていました。便利だなー。

　代々木駅からここまで、拠点を獲って領地にしてきたところが青くなりました。

　少し歩いただけでフィールド上にいろいろなものがあったり、育成や合戦があったり、歩くだけじゃないやりがいが盛りだくさんです。

　もちろん『信長の野望』なので、メインミッションを進めていくことで、あなたが天下布歩（てんかふぶ）を目指す壮大なメインストーリーも進行していきます。

　これからどんな武将と絡めるのか、今からわくわくしますねー。

ゲーム内のイベントも歴史好きに刺さる！　現在は伊達政宗にスポットが当たりまくり

　そして、今は“人取橋の戦い”という、伊達政宗がメインの列伝イベントが開催中です。

　二本松城攻めをする伊達と、そんな伊達を殴りたい佐竹・蘆名が激突。

　伊達政宗や、伊達の双璧と呼ばれた片倉小十郎・伊達成実らの決死の戦いを追うことができます。

　歴史が好きな人はもちろん、あまり詳しくない人も面白くてお勉強になっていいかも。

　伊達政宗は大人気武将だと思うけど、もちろん私も大好きです！！！

　お散歩ゲームとしても十分楽しいのに、こんなにしっかり歴史好きを燃えさせてくれるなんて最高かよ……。ちゃんと『信長の野望』だぁ。

　ちなみに、イベント中はマップ上に強者という特別な敵（今回だと伊達の敵、佐竹義宣）が現れるようになり、倒すとポイントが貯まり、ストーリーが進行したりアイテムが貰えたりします。

　佐竹さんごめんなさいと思いながら、ひたすらボコボコにします。ありがとう、佐竹さん。

　ざっくりゲームの雰囲気も掴めてきたので、今日はそろそろ帰ろうかなと思いつつ、この日は気付いたらなんと1万5千歩も歩いていました！

　あと少し先にも拠点が……あ、あっちには武将が……もうちょっと歩こうかな……を繰り返していくうちに、止めどきを見失い、延々と散策してしまいました。楽しすぎる。

　とくに現実で目的がない中で、こんなに長時間楽しく歩けちゃうのすごいですね。

歩いているだけで歴史が学べる素敵な機能

　最後にひとつ、個人的にすごく好きな機能をご紹介させてください！

　歴史紀行です！

　実際に歩いた歩数と当時の宿場町の距離を照らし合わせて、どれくらいの宿場を巡れているか、あなたが辿り着いたその宿場にはどんな逸話があるのかを解説してくれます。

　ほかにも図鑑という機能もあって、獲った領地の近くに歴史的な名所があった場合、解説が追加されていきます。

　あとから読み物として楽しめる上に、図鑑を集めたくて、日ごろ行かないところへ足を延ばすきっかけにもなります！

　そして、知らない道を歩いていると、新しい発見もいっぱいあります。

　ゲームをしながら、歴史名所を探したり、おしゃれカフェや初めて見つけたお店にフラッと入ってみたり、いつもやらないお散歩をのんびり楽しめます。いい休日だなー。

　『信長の野望』とお散歩ゲームってどういうこと？　と思っていたのですが、想像以上にお散歩と歴史の親和性が高くて、歴史好き的にはたまらんハマるやつでした。

　あんまり歴史わからないなーという人も、戦国時代の沼へ足を踏み入れる一歩にはすごくライトで良いと思います！

　お散歩を楽しんでいたはずが、気付けば歴史に詳しくなっていく……。良いな。

　昔に想いを馳せながらのお散歩、いかがでしょうか！

　みんなで健康になろうぜ！

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