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バルダーズ・ゲート3攻略:初心者ガイド。フィールド探索に関係する要素と、知っておくと便利なテクニックとは?

hororo
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 話題作『バルダーズ・ゲート3』の初心者ガイド第2弾は、探索の基本について。フィールドを探索する際のコツや、覚えておきたいことをまとめて解説していきます。

 第1回ではキャラクター作成の際に知っておきたいことについて解説していますので、これから始めるという方はそちらもあわせてご覧ください。

『バルダーズ・ゲート3』攻略バックナンバー

フィールド探索の基本と知っておきたい便利なテクニックを解説【バルダーズ・ゲート3攻略】

2種類の探知手段を使って、アクセスできるオブジェクトを探そう

 フィールドには、プレイヤーがアクセスできるオブジェクトが無数に存在します。ですが、とくにアイコンが表示されるわけではないため、はじめのうちはどれが触れることができて、どれが触ることができないのかを見分けるのは難しいでしょう。

 まずはプレイヤーが操作できるオブジェクトの見分け方を身に付けるところから。一番単純な方法は、キャラクターで近づくこと。目の前に来た際に“開く”とか“使う”というメッセージが表示されたら、アクセスできるオブジェクトだということ。ターゲットしているものは白く縁どられるので、そこにも注目してみてください。

 ただしこの方法では、いちいち近づかないとわかりません。そこで活用したいのが、R3ボタン(右スティック押し込み)。R3ボタンを押すと、画面内にあるアクセスできるオブジェクトのうち、重要度の高いものをハイライト表示させれられます。

 アイテムや錬金素材、倒した敵の死体などはこれで一目で見つけることができますし、死体などの中身を探れるものについては、まだ確認していないものには「*」が付くなど、視認性がかなり向上する機能です。

 もう1つの方法は、×ボタン長押しで起動できるアクティブサーチという機能。これは操作キャラクターの周囲に円状の探知範囲を展開し、その中にあるオブジェクトをリスト表示するというもの。ハイライト表示と異なり、周囲の物をすべて表示してくれるため、見つけにくい小さなアイテムにも対応できます。

 ちなみに、赤くハイライトされているオブジェクトは他人の所有物で、勝手に触れると犯罪となります。犯罪行為を見られると罰金や監房送り、悪ければ戦闘にまで発展するので注意しましょう。

 周囲に他人の持ち物があるときや、オブジェクトが密集していて目的のアイテムに触れにくいときなどにもアクティブサーチは役立ちます。

 本作では木箱や樽などはすべて開けられるため、そういったオブジェクトが集まる場所では積極的にアクティブサーチを使用するのがおすすめです。

 オブジェクトの探知とは別になりますが、L3ボタン(左スティック押し込み)でカーソルモードを起動できます。カーソルを自由に動かして周囲の状況をチェックできますが、画面外の偵察にも使用できるほど動かせる範囲が広くなっています。前方にいる敵を発見するためにも使えるので、安全を確保したいときなどに使ってみましょう。

隠されたものを探し出すために必要なものは、知覚や生存、捜査の技能

 フィールドを歩いていると、急に判定が始まることがあると思います。これは隠されたものを発見する判定を、キャラクターの技能を使って自動的に判定しているときに発生。つまり、周囲には隠された何かがあるということ。しかし本作では、基本的に判定に成功しなければ隠された何かにはアクセスすることはできません。

 こういったときに使用されるのが、多くの場合“知覚”や“生存”、“捜査”などの技能です。パーティのなかに1人だけでも、これらの技能に習熟しているメンバーを用意しておくと、隠されたものを見つけられる可能性がぐっと高まります。

 ちなみに、もし発見に成功しても、見つけたものが盛り上がった土や小さな穴だった場合は、そこからさらにひと手間必要。盛り上がった土の場合は、それを掘り返すためのシャベルが必要です。シャベルはさまざまな場所で見つかるので、発見したら1つは確保しておきましょう。

 見つけたのが小さな穴だった場合、そのままの状態では調べることができません。体のサイズを変更できる呪文や、気体になれる呪文などがあれば、調べられるかも……?

 また、設置された罠に気づくかどうかも知覚の判定しだい。罠は発見しただけでは解除はできず、“罠解除ツール”というアイテムを消費して、“罠解除”を行うことではじめて無効化できます。もちろん罠を解除する際は判定が必要。失敗すれば罠は発動するため注意してください。

 罠解除や鍵の解錠には敏捷力や“手先の早業”の技能が関わってくるため、これらが得意なメンバーも1人用意しておきたいですね。鍵の解錠には“盗賊道具”を使用するため、罠解除ツールといっしょに見つけたら集めておきましょう。なお、解錠は失敗しても損失は盗賊道具が消費されるだけ。盗賊道具がある限り何度も挑戦できる、稀有な判定となっています。

ジャンプで谷間を越えたり、隠れ身で見つからずに移動したりすれば、探索範囲が広がる

 探索中は、ミニマップにも注目してみてください。例えば下の写真。

 ミニマップ上では、移動できる場所は黒いアウトラインで囲まれているのがわかると思います。そして、少し離れた場所に、別のアウトラインが見えますよね? このような場所はジャンプで飛び越えることができます。なお、ジャンプはR1、L1ボタンのラジアルメニューから選択してもいいですが、方向キーの上ボタンにショートカットが設定されているため、そちらが便利です。

 ジャンプで移動できる距離はキャラクターの筋力に依存。レベルが上がれば飛行呪文や瞬間移動呪文などで強引に飛び越えることもできるように。

 あからさまな谷間ではなく、丘のような垂直方向に移動したい場合もジャンプが役立ちます。ただ、地形にひっかかって仲間が付いてきてくれないという事態がまれに起こるため、その場合は対象のキャラに操作を移して手動で移動させてあげてください。

 もう1つ覚えておきたいのが“隠れ身”というアクション。隠れ身を行うとキャラクターが身をかがめ、NPCから隠れる隠密状態になります。隠れ身はラジアルメニューから選択できますが、これだと操作中のキャラクターしか隠れ身を行いません。全員に隠れ身をさせたい場合は、方向キーの下ボタンを長押ししてください。

 隠密中はNPCの視界が赤く表示されるため、視覚的に危険な場所が判断できるように。視界に入っても即座に発見されるというわけではなく、視界に入った際に隠密判定が行われ、失敗するとそこで初めて発見状態となります。

 隠密判定に成功すれば視界内でも気づかれずに行動は可能ですが、数秒ごとに隠密判定が発生するため、いずれはバレてしまうでしょう。素早く視界外に逃れるのが吉。

 隠密状態でNPCに忍び寄るとスリを働くことも可能です。スリにも判定があり、難易度は盗もうとするアイテムの価値に比例して上がっていきます。もちろん盗みに気づかれてしまうと、罰金や監房送りになるため注意しましょう。

 なお、隠密判定に使用されるのは“隠密”の技能(対応能力値は敏捷力)。ここに周囲の明るさの度合いや、着ている鎧などが影響し、判定の値に修正が加えられるという仕組みです。重装鎧などは防御力に優れる反面、隠密行動には不向きなので、重装鎧を着用している仲間がいるなら、グループを分けてしまうのも手。

 このように、状況によってパーティを分割したい場合はたびたび出てくるので、グループ分割についても覚えておきましょう。

 L2ボタンを押して操作キャラクターの切り替え状態にした際、△ボタンを押すと選択中のキャラクターだけ別グループに切り分けることができます。そして□ボタンを押せば、2つのグループを再び統合できます。この機能を使うことで、パーティを複数のグループに分割し、別行動をさせることが可能です。

 もちろん一度に操作できるキャラクターは1人なので、一方を操作しているあいだは、一方はその場で停止することになりますが、隠密行動においては「停止している」ということが重要。

 パーティ全員で動いていると、どうしても隠密行動が苦手なキャラクターが見つかってしまうため、隠密行動が得意なキャラクターを単独で潜入させるのがセオリーとなっています。

 ただしパーティの分割中に戦闘に突入してしまうと、少ない人数で戦闘が始まってしまうので注意。もしそうなってしまっても慌てないでください。L2ボタンを押して、“戦闘入ってないキャラクター”を選択します。戦闘に入っていないグループは自由に動けるので、戦闘地点まで移動させれば自動的に戦闘に参戦します。

 どのキャラクターが戦闘に参加しているかは、ポートレートに表示される交差する剣のアイコンで判別可能です。

NPCとの会話をうまく成功させるには……?

 NPCとの会話によって、クエスト進行の大きな情報を得られるのも本作の特徴です。ですが、重要な情報ほどタダでは得られにくく、説得や威圧といった技能判定が必要になることも。

 会話の選択肢で技能判定が必要なものには[説得]などと技能名が表示されているので、これを目印にしましょう。会話の選択肢だけでは、自分のキャラクターが対象の技能にどれだけ精通しているかがわかりませんが、じつはR3ボタンでヒントを表示させれば、その技能判定で得られるボーナスがすべて表示されます。

 これを見れば、事前にどれだけのボーナスを得られた状態で判定に挑めるのかが判断できます。とはいえ成功に必要な目標値は判定に臨んでみなければわからないため、あくまでも目安であることを忘れずに。

 また本作の会話イベントは、選択肢をすべて選べることはまれ。個人的には、あえて判定のない選択肢を選ぶのもロールプレイとしてはアリだと思っています。

 判定の際には、自分や仲間が判定に修正を加えられる特技や呪文を習得している場合、ボーナスの追加を行えます。序盤ではシャドウハートが覚えている“導き”がかなり役立つでしょう。ほかの呪文としては“友情”や“人物魅了”の呪文で有利(ダイスを2つ振って、大きい目の方を使える)を付与するのも有効です。

 “精神感知”を使うのも効果的ですが、精神感知は使われた側の感情が即座に悪化するため、最悪の場合戦闘に発展することも。相手を選んで使うことをおすすめします。

 そして重要なこと。判定で失敗した場合、インスピレーションというものを使って振り直しすることができます。インスピレーションは、キャラクターカスタマイズで設定した背景(オリジンキャラクターであれば設定されている背景)に準じた行動を取ることで得ることができ、最大で4つまでストックしておけます。

 具体的にどのような行動でインスピレーションを得られるかはゲーム内で明かされないのですが、大抵はクエストの達成方法が背景に見合うようなものであれば、獲得できるようになっています。基本は重要な判定のために温存しておき、4つになったら溢れるのを防ぐために気軽に使う、くらいの感覚でいいでしょう。

 ざっくりとですが、以上が探索で役立つ要素の紹介となります。次回は戦闘の基本情報を解説していくので、戦闘が難しいと感じる方はぜひそちらもご覧ください。

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